高齢の障がい者

高齢になってから障がいを負っても、健康で活き活きとした生活を送ってほしい!

市川 菜々香

  • 支援総額

    ¥181,000

    目標金額 ¥280,000

    64.64%
  • 支援者数

    51

  • 残り

    0

はじめに

※PJとはプロジェクトの略称です。  

※本PJのチームメンバーを絶賛募集中です!もし興味がある方は、どんな形でもいいので、コメントやTwitter等でお声かけてください!!

Twitter:https://twitter.com/1kawa7ka

mail:nana000717@gmail.com

           

1.きっかけ

◯身近な祖父の存在

高齢になってから身体障がいを負った祖父は、スポーツという選択肢をもっていなかった  

 祖父は仕事の定年退職を迎えた数カ月後に、脳梗塞の発作を起こし、後、左半身に麻痺が残り身体障害者になりました。    

 リハビリテーションまでは順調に進み病院を卒業することができたものの、卒業後は運動をする機会が日常的に無いことはさることながら、障害をもっていて運動をするという選択肢も知らないままに、家の中で籠った生活となりました。 当時介助者であった祖母は「歳も歳(当時60歳)だし、活発に活動をすることなんてない。 障害を負ったらなおさら、運動をしようとは思わないよ」と言っていた。これはまさに、中途障害の中でも、高齢になってから障害を負った人の特徴であり、課題であるといえます。    

 せっかくリハビリで機能回復したにも関わらず、その後運動する機会・場所がなく、回復した状態を維持できない。 しかし、その衰退していく状態に対して、「高齢だから、障がいをもっているから仕方ない」という一言で片付けられてしまう。これは大きな問題だと思っています。実際、私の祖父もそうでした。

65歳で障害を負ったとしても、人生100年時代と言われる今日、

その先30年程の人生があるのです。

残りの30年を「高齢だから、障害をもっているから仕方ない。」で済ませて、

衰退の一途を辿っていいのでしょうか?

良くない!!

 障害をもっていても、高齢になっても、それは心身が弱っていく正当な理由には全くならない。と私は思います。

 

◯京都での出会い

祖父と同じ障害をもった祖父にそっくりな人が、スポーツを楽しんでいた。

  実際私が、この祖父の状況を課題と捉え、どうにかしたいという想いが芽生えたのは、京都でのある出会いをしてからでした。

 私が物心がついたときには、祖父は既に70歳を過ぎていて、障害をもっていました。その祖父をみて、運動をしない祖父を当たり前と思っていたし、祖父がほとんど家にいるのも当たり前と思っていました。

 しかし、それからしばらく、大学生になって、ご縁あって京都の障害者スポーツセンターで活動をしている時、見た目も雰囲気もそっくりで、祖父と同じ障害を抱えている方に出会いました。それはまるで祖父を見ているかのような感覚でした。それでもその方は、運動をしていて、できないことは、周りにサポートしてもらいながらなんとかやろうと頑張っている、そんな光景がありました。  

 そこで、わたしははっとしました。私がみていた祖父の生活は当たり前ではなかったし、当たり前で済まされてはいけなかったのかもしれない、と。  

 今は亡き祖父にも、障害を負ってからも、スポーツをする機会があって、スポーツを享受できる機会があったら…そんな悔しさと未練と使命と様々な想いが湧きました。

 そこで私は、 高齢になって障害を負った方でも、心身の健康が維持され、活き活きとした生活を送れるようになって欲しい。そしてそのために、障害者スポーツを通じて、何かをつくりたいと思いました。

その想いの実現、課題の解決策として、考えたのが本PJです。

 

2.PJ内容

医療・福祉に関わる学生とのスポーツ交流を通して、リハビリと日常生活の架け橋をつくる。

   病院でのリハビリ終了から日常生活に移るまでの架け橋として、学生がつくる運動の場を置き、リハビリ終了後も継続的に運動ができる場をつくります。

競技はボッチャを検討しています。

◯なぜ学生  

 高齢者にとっては、若い・学生ということは、何にも代えがたい特権であり、その存在こそが、価値なんだ。これは、私自身の活動の中で気づいたことです。そしてその、若い学生との交流は意図せずとも、高齢者を活気づけ、元気にする素晴らしいパワーです。

 一方で医学・福祉を学ぶ学生は、大学で現場を知らないままに座学をしていて、現場経験をしたいと望んでいます。

 そこで、高齢者・学生双方のウォンツをマッチングさせることによって、本PJでは両者にとって、WINWINであり、ハッピーな企画を目指します。

 

支援が必要な理由        

 

まだ障害者スポーツに出会えていない人に、障害者スポーツを届けられていない。

届けるために、場所と足がほしい。

 私はこれまで、様々な障害者スポーツの活動に参加し、障がいのある方と関わってきました。しかし、その障害者スポーツ活動の場にいる人たちは、既に障害者スポーツをしている。私の祖父はそもそも、障害者スポーツに出会えていなかったし、そういう人にこそ、障害者スポーツを届けたい!

しかし、それにはいくつかの障壁があります。それが場所がないこと・場所があってもその場所までに来る足がないことです。障がいのある人が利用できるスポーツ施設は、京都府には3つのみです。そのため、その3つに予約が集中し、場所が確保できないことも考えられます、そこで、拠点を拠点を作り確実に定期的に行えるようにしたいと考えています。次にその場所が合ったとしても、交通の便宜上来られないことが発生します。車いす乗車可能な車のレンタルをし、送迎を行うことで解決したいと思っています。

 この2点を解決し、そしてPJを実現するために、支援を必要としています。    

 私が上記で述べた課題は、社会において見過ごされてしまう、マイナー領域でありながら、とても重要で深刻なものです。  

60歳代から著しく患者数が増えていることがわかる。 〈2017年 厚生労働省調査〉

 脳血管病や生活習慣病により、高齢になってから体の一部を切断し、麻痺が残ったりなど障害を負うケースは決して少なくありません

 65歳以上とは仕事を定年退職し、WHOの示す高齢者になる年齢です。職場というメインコミュニティから離脱し、日常生活の中で社会参加する機会が格段に減る年齢でもあります。それは、新たな趣味など娯楽を楽しみながら、新たなコミュニティに所属するなど、第二の人生を始めるポイント地点ともいえるのです。

 大前提、体を動かすことは誰にとっても、心身の健康の維持増進に欠かせないことです。またスポーツをすることをきっかけに、コミュニティに属し自分の新たな居場所を見つけたり、外出し社会に接触する機会ができたりと、スポーツをすることのメリットは非常に大きいものです。

 そう想っていながら、実際にまだ障害者スポーツに出会えていない潜在層の人たちには何もできていないとふと気づきました。

 一大学生が自己資本でできるものは限られていて、結局、既に障害者スポーツを楽しんでいる方にしか、価値を作れなかった。  

 しかし私がレスキューしたいのは、まだ障害者スポーツに出会えていない人たち。  

 顕在化していない潜在層にアプローチすることは、より難易度が高く、規模拡大をし、そもそも障害者スポーツの認知度を上げていく必要があると考えています。

 

支援の使い道        

当PJは医療・福祉に関わる学生が主体となって企画運営をします。

・スタッフ交通費

┗PJの現場運営をする学生に一回あたり最大1,000円交通費の支給をします。 1000円×10人×7日=70,000円

・スタッフ謝礼

┗PJの現場運営をする学生に、一回あたり1,000円の謝礼を支給します。 1000円×10日×7日=70,000円 

・会場費 5,000円×7日=35,000円

┗会場(病院の一角・近くの体育施設)の使用料。

・または拠点設立費 1,500,000円

┗多くの支援をいただけた場合には、拠点を作りたいと思っています。 会場を毎回同じところ確実に確保できるかは、正直とても不透明です。障がいのある人が利用できる施設の多くは、予約が殺到していて、取れないことも。運動は継続的かつ定期的に行うことが大切です。場所の不確実性はそれを妨げる大きな要因となります。拠点を作ることで、確実に定期的に行えるようになると考えています。 具体的には、空き家を改修して今後当PJの活動が永続的に行われていくための場所にしたいと想っています。空き家を買い取り、リノベーションしていく予定です。 拠点を持てた際には、そこではスポーツだけでなく、終わったあとにお茶会を行ったりと他の交流も生まれてくると想っています。

・送迎費 15,000円×7日=105,000

┗参加者の方の送迎を行うため、車いすのまま乗車可能な車をレンタルします。 ※障がいや高齢のため、一般交通機関での移動が困難であったり、それが理由で行きたくても行けないケースは多くあります。

合計:280,000円

 

さいごに

 最後までご覧くださり、ありがとうございます!    

私は、障がいや高齢であることが理由で、何かをしない・できないということが正当化されていることを変えていきたいと、想っています。  

 障がいや高齢であることが理由で諦めることの一つに、スポーツがあります。しかし、人は生きている限り、健康の維持増進のために運動は必須であり、スポーツを楽しみたいと思えば、それは誰でも享受できるべきです。

 このクラウドファンディングは、障がいの有無・種類・年齢を問わずに誰もがスポーツをする選択肢をもち、活き活きとした、生活をおくってほしい。その小さな想いから歩みだした、最初の一歩です。    

 皆様のご支援ご協力こそあって、私たちのこれからは進んでいきます。 どうぞ、よろしくお願いします!

 

【プロフィール】

市川 菜々香 立命館大学 4回生 

社会福祉とスポーツ社会学の観点から障害者スポーツを学ぶ。 現在は、京都市における障害者スポーツ活動の担い手不足について研究。幼少期、パラリンピックを見たことをきっかけに障害者スポーツに興味をもつ。小中高とパラリンピックが脳裏に焼き付き、大学は、障害者スポーツを学べる進路を選択。 社会学的観点からスポーツと福祉を学び、スポーツと社会・人の関わりについて研究する。一方で、競技を問わずボランティアやイベントへの参加・イベントの企画運営などを行い、現場経験を積む。 活動する中で、様々な出会いとご縁をいただき、障害者スポーツへの想いが強まる。中でも、祖父の原体験もあいまって、高齢になってから障がいを負った方へのアプローチに強くひかれる。

 

【これまでの活動】

大学入学直後、パラアーティスティックスイミングの現場ボランティアに参加したことをきっかけに、障害者スポーツの活動が始まる。並行して大学で障害者スポーツを社会学的観点から学ぶ中で、障害者スポーツの可能性や魅力を強く感じ、主催イベントを開催。30人規模の障がいの有無、種類、世代など様々な属性の壁を超えた交流が実現された。

当事者のいる現場を大切にしていて、運営のボランティアを始め、2021年からは、京都府からの推薦を受け、全国障害者スポーツ大会(国体の障害者スポーツ版)のコーチ、支援員の役割を担う。

現在は、若者にボッチャを届け、より身近に感じてもらおうと、京都学生ボッチャ大会を実行委員長として進める。

 

【活動報告】 随時更新予定 Coming soon…!

リターンを選ぶ

¥1,000

残り 80人

【感謝メッセージ】
感謝の気持ちを込めて、LINEのオープンチャットにてメッセージをお送りします!

  • 支援者20

  • お届け予定
    2022年6月

¥3,000

残り 83人

【感謝メッセージ+報告書】
・感謝の気持を込めて、LINEのオープンチャットにてメッセージをお送りします!

・大学で専攻している統計学を用いて、PJの報告書を作成し、お送りします。

  • 支援者17

  • お届け予定
    2022年12月

¥5,000

残り 94人

【感謝メッセージ+報告書+イベント招待】
・感謝の気持を込めて、LINEのオープンチャットにてメッセージをお送りします!

・大学で専攻している統計学を用いて、PJの報告書を作成し、お送りします。

・ご希望に沿った、障害者スポーツのイベントを探し1回ご招待します!

  • 支援者6

  • お届け予定
    2022年7月

¥10,000

残り 94人

【感謝メッセージ+報告書+障害者スポーツイベント企画運営代行1】

・感謝の気持を込めて、LINEのオープンチャットにてメッセージをお送りします!

・ご希望に沿った、障害者スポーツのイベントを企画代行致します。セミナー型、体験型等形は問いません。
全国どこでも承ります。

  • 支援者6

  • お届け予定
    年8月

¥20,000

残り 49人

【感謝メッセージ+報告書+障害者スポーツイベント企画運営代行×3回】

・感謝の気持を込めて、LINEのオープンチャットにてメッセージをお送りします!

・ご希望に沿った、障害者スポーツのイベントを企画代行致します。セミナー型、体験型等形は問いません。
全国どこでも承ります。

  • 支援者1

  • お届け予定
    2022年8月

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