
海外クラウドファンディングサイト一覧!欧米/アジア/アフリカ等世界中解説
海外のクラウドファンディングを利用したことはありますか?
海外のクラウドファンディングは市場規模が大きく、自社プロダクトの海外進出において大きな利益を上げられる可能性があります。
今回は購入型・寄付型・ファンド型の3つに分類して、海外のクラウドファンディングサイトを紹介します。
世界でも例を見ない実行者ではなく支援者が手数料を負担する「For Good」。
海外のプロジェクトも多く立ち上がっています。
ご興味ありましたら、ぜひクラウドファンディングのプロへお気軽にご相談ください!
クラウドファンディングに関するご相談を受け付けています!
目次
- 海外の購入型クラウドファンディングサービス
- 1. Kickstarter|アメリカ
- 2. indiegogo|アメリカ
- 3. Demohour(点名時間)|中国
- 4. zeczec(嘖嘖)|台湾
- 5. Wadiz|韓国
- 海外の寄付型クラウドファンディングサービス
- 1. Patreon|アメリカ
- 2. GoFundMe|アメリカ
- 3. JustGiving|イギリス
- 4. GIVE.asia|シンガポール
- 5. Ketto|インド
- 6. FringeBacker|香港
- 7. M-Changa|ケニア
- 8. Thundafund|南アフリカ
- 海外のファンド型クラウドファンディングサービス
- 1. Seedrs|イギリス
- 2. Funding Societies|シンガポール
- まとめ
海外の購入型クラウドファンディングサービス
購入型クラウドファンディングサービスとは、プロジェクトに対してお金を支援した人にリターンが発生する仕組みです。
支援者は、商品やサービスを購入する感覚で支援できます。
1. Kickstarter|アメリカ
Kickstarterは2009年に設立されたアメリカ発のサービスで、今までに250,000件以上のプロジェクトが成功しています。
クリエイターのプロジェクト実現に注力し、アートやコミック・ゲーム・音楽など、幅広いジャンルのプロジェクトが起案されています。
Kickstarterは、支援金が目標金額に達しなければプロジェクトが実施されない「All or Nothing方式」です。
プロジェクトが中止された場合、支援金は返金されます。
リターンは予約注文割引やプレゼントなど、プロジェクトの実行後に利用可能な商品が提供されます。
2. indiegogo|アメリカ
Indiegogoは、企業やアーティスト、非営利団体を支援するクラウドファンディングプラットフォームです。
Kickstarterとの違いは、「All or Nothing方式」に加えて「All in 方式」にも対応している点です。
「All in 方式」を選べば、期限までに目標金額を達成しなくても支援金が受け取れます。
また、IndiegogoのInDemand機能を使用すると、募集期間が終了した後でも資金調達を続けられます。
Indiegogoには日本語サポートサービスがあり、日本製品の海外進出にも最適です。
3. Demohour(点名時間)|中国
2011年に設立された、北京を拠点とするDemoHourは、中国最大級といわれるクラウドファンディングプラットフォームです。
特徴は、デザイン・映画・ビデオ・音楽・出版などのカテゴリーで、独創的なプロジェクトが掲載されていることです。
日本では受け入れられないプロジェクトでも、DemoHourでは違う反響が得られるかもしれません。
プロジェクト掲載には資金調達の目標と期限があり、起案者が想定した時間内に目標を超える必要があります。
4. zeczec(嘖嘖)|台湾
2011年に設立された、台湾で有名なクラウドファンディングプラットフォームです。
夢の実現をコンセプトに掲げ、クリエイティブな企画の資金調達をサポートしています。
家具家電・生活雑貨・ファッション雑貨などのジャンルが多く、個性的なアイデアが多く掲載されています。
支援者は400万人を超えており、新製品開発の資金調達に最適です。
掲載されているプロジェクトを見るだけでも、アイデア出しの参考になるでしょう。
5. Wadiz|韓国
2012年に設立された、韓国最大級のクラウドファンディングプラットフォームです。
スタートアップ企業や中小企業の挑戦をサポートするために、主にメーカーの資金調達をサポートしています。
登録されているメーカーは26,000以上あり、月間訪問者数は1千万人を超えています。
オンラインショップのようなサイト構成で、支援者はショッピング感覚で商品やサービスを購入できる点が特徴です。
海外の寄付型クラウドファンディングサービス
寄付型クラウドファンディングサービスとは、支援者がプロジェクトにお金を寄付する仕組みです。リターンの設定がないため、社会貢献を目的としたプロジェクトが多くあります。
1. Patreon|アメリカ
Patreonは、2013年に設立されたアメリカ発のクラウドファンディングサービスです。
ミュージシャンやゲーム開発者など、主にアーティストやクリエイターへのサポートができます。
他のクラウドファンディングと異なる点は、サブスクリプション型のシステムを導入しているところです。
支援者はクリエイターのコミュニティに参加して毎月一定額を支援すると、クリエイターから特典が得られます。そのため、クリエイターは毎月一定額の収益が得られます。
2. GoFundMe|アメリカ
GoFundMeは、ビジネス向けに設計されていない、主に非営利団体や慈善事業への寄付ができるクラウドファンディングプラットフォームです。
さまざまな募金活動に活用されており、社会貢献のための資金調達ができます。
青少年スポーツビルの改修を支援したり、生活に困っている家族を支援したりするなど、支援者は個人の活動を支援する傾向があります。
手数料は他のサービスと比べると低めに設定されているため、個人の資金調達に最適です。
3. JustGiving|イギリス
JustGivingは個人や慈善団体の募金活動を支援する、イギリスで最大級のクラウドファンディングプラットフォームです。
動物・芸術・文化・教育・国際援助・障害・地域社会・スポーツ・健康・医療と、幅広いジャンルの寄付を受け付けています。
動物のカテゴリーなら、動物保護施設への寄付や、ペットの治療費を集めるプロジェクトが掲載されています。
4.GIVE.asia|シンガポール
GIVE.asiaは、利便性とシンプルさに焦点を当てた募金活動と寄付収集プラットフォームです。
シンガポール・マレーシア・タイ・香港・フィリピン・インド・その他のアジア諸国に登録されている慈善団体への寄付が、オンラインで簡単にできます。
さらにGIVE.asiaは、困っている個人やコミュニティに利益をもたらすプロジェクトのクラウドファンディングも許可されています。
例えば、医療費・教育・ボランティア・養子縁組・自然災害などに関するプロジェクトは慈善団体でなくても掲載できます。
5. Ketto|インド
2012年に設立されたKettoは、インドのムンバイに拠点を置くクラウドファンディングプラットフォームです。
業界最高の資金調達成功率と訪問者数を誇ります。
約4,000のNGOと提携し、個人や団体の資金調達を支援していますが、医療・教育・動物などのジャンルで、社会貢献に限らず、個人的な目的であっても掲載できます。
例えば、難病の手術で高額の医療費が必要な場合に支援の募集ができます。
6. FringeBacker|香港
FringeBackerは、英語と中国語の両方に対応するグローバルなクラウドファンディングプラットフォームです。
クリエイティブなプロジェクトのクラウドファンディングから、慈善団体の募金活動まで、幅広く資金調達ができます。特に、音楽イベントやスポーツイベントなど、イベントに関する資金調達に特化している点が特徴です。
FringeBackerも支援金が目標金額に達しなければプロジェクトが実施されない「All or Nothing方式」を採用しています。
7. M-Changa|ケニア
M-Changaは、アフリカ最大級のオンライン資金調達プラットフォームです。
募金活動件数は10万件以上、支援者数は150万人を超え、資金に関する透明性や安全性の高さが特徴です。
医療費・建設・葬儀・結婚式・誕生日・教会・学費・スポーツクラブなどの資金調達をサポートしています。
世界の貧困問題に興味を持つ方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
8. Thundafund|南アフリカ
Thundafundは、2013年に設立された南アフリカを拠点とするクラウドファンディングプラットフォームです。
2019年にケニアに、2020年にガンビアにリーチを拡大し、アフリカの市場で成長し続けています。
プロジェクトの件数は約1800件、支援者数は27,000人を超えています。
アートやファッション、音楽などの資金調達をサポートしている点が特徴です。
海外のファンド型クラウドファンディングサービス
ファンド型クラウドファンディングとは、企業が個人投資家から出資を募る仕組みです。
投資家は金銭的なリターンが受けられます。
1. Seedrs|イギリス
Seedrsはヨーロッパで有数の投資プラットフォームです。
2022年に米国の投資プラットフォームRepublicに買収され、規模を拡大しながらヨーロッパの起業家を支援してきました。
Seedrsは、個人投資家がスタートアップ企業やベンチャー企業などに投資し、起業家が投資家から資本を調達できる仕組みです。
投資家にとっては、将来有望と見込んだ成長途中の企業に投資できる点がメリットです。
2. Funding Societies|シンガポール
Funding Societiesは、P2P(ピアツーピア)レンディングを取り入れた融資プラットフォームです。P2Pレンディングとは、金融機関を介さずにインターネットで直接融資ができる仕組みのことです。
銀行で融資を受けることが難しい中小企業でも手軽に資金を調達できるように設立されました。
少額ローンや短期ローンなど、無担保融資を提供しています。
Funding Societiesの利用国は、シンガポール・インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナムの東南アジア5か国です。
まとめ
海外にはさまざまなクラウドファンディングサイトがあります。
購入型のクラウドファンディングは独創的なアイデアが数多く掲載されています。
クラウドファンディングの企画に行き詰ったり、国内でのクラウドファンディングにあまり成果がみられなかったりした方は、一度サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
ForGoodは、実行者の手数料負担は0円で、支援者に手数料を少し負担してもらう、世界でもまれに見ないサービスを提供しています。
ご関心のある方は、無料相談もぜひご連絡くださいませ。
クラウドファンディングに関するご相談を受け付けています!