2024年10月4日
For Goodアカデミー

アパレルブランドの立ち上げ方法!前準備や手順・ポイントを解説

近年、アパレルブランドを立ち上げや起業を目指す人が多く見られるようになりました。

一方で、アパレルブランドの立ち上げにどの程度の資金やスキルが必要なのかが分からない人も多いでしょう。

この記事では、アパレルブランドの立ち上げで必要とされる知識やスキルに加え、事前準備やスムーズな運営をするうえでのポイントを詳しく解説します。

 

さらに、記事の最後には「手数料0円のFor Good」で実行したクラウドファンディングを活用した成功例をご紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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目次

 

アパレルブランド立ち上げにおけるスキル一例

アパレルブランドを立ち上げる際、国家資格や特別な許可などは必要ありません。

事業を始められる程度の資金があり、商品の製造や仕入れができるのであれば、学生や主婦でもアパレルブランドの立ち上げが可能です。

 

一方アパレルブランドを立ち上げるときは、その後の成長や発展を考えることが大切です。

以下では、アパレルブランドの立ち上げとその後において、有効なスキルをご紹介します。

 

アパレル業界の知識や勤務経験
店舗運営や商品開発、仕入れ方法など、ブランド立ち上げにおいて必要なノウハウがあると運営に役立つ。

服飾専門学校やデザイン業界で得た知識
衣服の知識や生産・流通の仕組みを活かせるほか、アパレル業界での幅広い人脈獲得が期待できる。

ブランド運営に関する知識や能力
主にWebデザイン、マーケティング、生産管理、経営やSNS運営などのノウハウがあると、立ち上げや運営を軌道に乗せやすい。

 

これは一例に過ぎず、ほかにも多くの知識やスキルが求められます。

これらの必要なスキル全てを1人で習得し実践するのではなく、専門人材を雇用したり外部委託したりする方法も検討するとよいでしょう。

 

アパレルブランド立ち上げにおける事前準備

アパレルブランド立ち上げの際、以下の3つを事前に決めておくことで、よりスムーズな運営ができるでしょう。

 

ブランド名およびコンセプトを決める
どのような商品をどのような人に販売したいのか、ブランドにどのような想いを込めるのかを明確にする。

開業費用を準備する
実店舗の出店費用はおよそ1,000万円かかるが、インターネットショップやポップアップストアであれば比較的低費用で運営できるため、費用を考慮して運営方法を検討する。

独自で商品を作るのか卸会社から仕入れるのかを決める
仕入れる場合は国内だけでなく海外の仕入れサイトも視野に入れる。

 

なお、卸会社から仕入れず独自の商品を作る場合は、衣服のイメージをはじめ生地やパーツの選定、ディティールの確認や製造依頼先の選定など工数が多くかかります。

 

アパレルブランド立ち上げにおける手順

事前準備が整ったら、いよいよブランドの立ち上げです。

立ち上げに関しては、以下の手順を参考にするとよいでしょう。

 

商品登録と開業届の提出をする
特許庁で商標権を取得後、税務署で開業届を提出する。なお、提出は開業後1ヶ月以内に行う。

商品を制作または仕入れる
販売計画に基づき適正な数量を制作、発注する。制作は主に縫製工場に依頼し、仕入れる場合は予め決めた仕入れサイトへ発注する。

洗濯表示ネームタグを取り付ける
国内で衣服を販売する際は、家庭用品品質表示法が義務付けられている。必要に応じてサイズタグや値札も用意する。

参考:消費者庁「家庭用品品質表示法」

宣伝や集客を実施し販売する
Web広告やSNSを活用しプロモーションを実施する。アパレルブランドの多くがInstagramで視覚的に宣伝している。

 

販売方法は、実店舗なのか、インターネットショップやポップアップストアなのかによって異なります。予算や目的、販売計画に基づいて選定するとよいでしょう。

 

アパレルブランド立ち上げにおけるポイント

アパレルブランドの立ち上げはいくつかのポイントを押さえることで、成功できる可能性が高くなるでしょう。

ここでは主に3つのポイントを紹介します。これらを事前に把握したうえでの運営がおすすめです。

 

1. 似たブランドがないかを事前に調べる
既存のブランドと同じ商品では差別化が図れず売上の向上が見込めないほか、類似しすぎている場合は起訴になるケースがある。

2. 市場を把握しニーズに適した商品を販売する
常に最新のトレンドを把握し、消費者が求めているものへの調査を徹底する。

3. コンセプトやターゲットを明確にする
ブランドの軸となるコンセプトを明確にする。また、性別や年齢、職業などを具体的に設定したターゲット像を定める。

 

競合を避け、あえてニッチな商品の販売をお考えの人もいるでしょう。

しかし、一般的には市場が大きければ大きいほど売上の向上が期待できるため、トレンド消費者ニーズを満たす商品の販売がおすすめです。

 

アパレルブランド立ち上げにおける費用

アパレルブランドの立ち上げでは、販売方法によって費用が大きく異なります。

ここでは3つの販売方法を例に、具体的な費用の内訳をご説明します。

 

1. 実店舗の場合
賃貸契約費用、仲介手数料、内装工事費、設備購入費、家賃などにおよそ1,000万円かかることが多い

2. インターネットショップの場合
初期費用無料や、売れたときのみ販売手数料がかかるシステムなど、低費用で販売できるプランが一般的
なお自身でECサイトを作成しショップを運営する場合は、開発費用に数十万円から数百万円かかる。

3. ポップアップストアの場合
1日の出店料の相場はおよそ10,000から20,000円前後で、立地や広さによって異なる。什器費やレンタル費は別途発生するが、大幅に立ち上げ費用を抑えられる。

 

開業資金が手元にない場合は、融資やクラウドファンディングを活用する手段もあります。

 

アパレルブランド立ち上げで使える補助金・助成金

補助金と助成金は、国の定めた政策目的に該当する事業者を支援するための制度で、必要な資金を国から補助・助成してもらえる仕組みです。

アパレルブランドの立ち上げでは、以下に挙げた多くの経費が補助の対象です。

 

建物費:建築、改修、撤去、賃貸物件の原状回復

機械設置とシステム構築費:ソフトの購入やリース費、クラウドサービス利用料

技術導入費:知的財産関連費

広告宣伝と販売促進費:広告の作成、媒体掲載、展示会への出展費

研修費:教育費、講座受講費

 

また、アパレルブランドの立ち上げに適用する代表的な補助金には、中小企業庁の小規模事業者持続化補助金があげられ、立ち上げの早期から費用の一部を補助してもらえます。

そのため、補助金や助成金については早めに情報を集め、積極的に利用するとよいでしょう。

 

失敗しやすい?儲かる?アパレルブランド立ち上げにおける成功率

アパレルブランドの立ち上げは、失敗しやすいと耳にする人も多いでしょう。

昨今、アパレルブランドの立ち上げが成功する確率はおよそ6%未満と低く、非常に難しい事業といわれています。

また、トレンドの変化が激しく消費者のニーズも変わり続けており、膨大な商品を仕入れたものの、なかなか売れなかった事例も多くあります。

 

しかし、業界では大手を中心にブランドの縮小や閉店が増えている一方、小規模アパレルブランドの新規立ち上げが増加しており、アパレル業界で起業を目指す人が急増中です。

成功する事業者の多くは、初期投資や運営費を抑え、トレンドを把握し消費者のニーズに沿った商品を提供し続けている人です。

 

アパレルブランドを立ち上げるうえで成功するためには、明確なコンセプトに加え、効率的なマーケティングと適切な資金計画が求められます。

これらを実践することで、アパレルブランドの立ち上げ成功率は格段に上がるでしょう。

 

【当社事例】アパレルブランドをクラウドファンディングで立ち上げした成功例

クラウドファンディングは、誰でも手軽にブランドを立ち上げられるほか、資金調達がしやすい点が魅力です。

ここでは、Forfor Goodのクラウドファンディングを活用して資金を調達し、アパレルブランドの立ち上げに成功した事例とその魅力的なリターン内容をご紹介します。

 

1. 300万達成!完全受注生産×日本製のエシカルブラウス&スカート

「衣類ロス」をテーマに、使用素材や人権問題への配慮を徹底した洋服を、完全受注生産で販売するプロジェクトです。

このプロジェクトの発案者は、廃棄をなくすための販売方法として完全受注生産がアパレル業界での標準となることを目指し、クラウドファンディングを活用してブランドの立ち上げを実施しました。

目標金額を300,000円と設定しましたが、このプロジェクトへの共感や賛同する支援者が156人にのぼったため、支援総額は3,125,300円と大幅に超えました。

アパレルブランドの立ち上げとして大成功を収めたプロジェクトの裏には、魅力的なリターン内容があげられます。

以下では、リターン内容の一部をご紹介します。

 

2. ルワンダのスラムに住む青年

ルワンダで生まれ育った青年がデザイナーとして手掛けている、アパレルブランドのプロジェクトです。

発案者は日本人の大学4年生で、当時勤務先だった幼稚園で今回のデザイナーであるルワンダの青年と出会い、それをきっかけにプロジェクトの立ち上げに至ります。

プロジェクトでは、青年とその家族・地域への支援、そして彼のアーティスト活動を応援したいと賛同する人が支援に踏み込んでくれるよう、リターン内容を豊富に設定しました。

結果は、目標金額の1,000,000円に対し、支援総額は1,219,000円にのぼりました。

支援者は157人で、131件の応援コメントが寄せられています。

リターンには、青年がデザインしたパーカーやアート作品のほか、1,000円から参加できる「とにかく応援」コースもあり、支援者のニーズや状況に合わせた内容を多く用意したのが特徴です。

 

まとめ

資金調達が必要とされるアパレルブランドの立ち上げでは、クラウドファンディングが有効です。

ForGoodでは、アパレルブランド立ち上げへの想いや目的、ブランドコンセプトに賛同し、応援したいと思う人から資金を調達することでプロジェクト成功を支援しています。

また、衣類ロスや環境問題、人権問題などを解決し、世界をよりよくする取り組みを応援しています。

 

ForGoodを通してあなたの実現したいアパレルブランドを世界に発信し、プロジェクト成功を目指してみませんか。

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