
ソーシャルビジネスによる社会貢献の事例11選!日本と海外の企業を紹介
ソーシャルビジネスとは、社会課題の解決を目的としたビジネスの総称です。SDGsの取り組みも影響し、世界規模でソーシャルビジネスが注目されています。この記事では日本だけでなく海外のソーシャルビジネスの事例をご紹介します。「For Good」は掲載手数料0円でプロジェクトを始められるソーシャルビジネスに特化したクラウドファンディングです。ソーシャルビジネスの資金調達や活動のアピールをお考えの方はぜひご相談ください。
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目次
- 日本でのソーシャルビジネス事例
- 株式会社LITALICO|障害のない社会をめざす
- ボーダレスハウス株式会社|国際交流シェアハウス運営
- ポケットマルシェ|農家漁師の直接販売を応援
- ハチドリ電力|CO2ゼロの自然エネルギー
- Braillies(ブレイリーず)|見えにくさを味わうカフェ
- 株式会社苗目|野原のような畑でシェアファーム作り
- K.Color Therapy Labo|スマートフォンでメンタルケア
- 海外でのソーシャルビジネス事例
- Grameen Bank(グラミン銀行)|貧困層の自立に貢献
- 株式会社マザーハウス|途上国から世界へ発信
- てんどう子ども食堂|ウクライナ民にやすらぎの場所提供
- SHIFT 80|スラム街の若者に才能開花の機会を
- まとめ
日本でのソーシャルビジネス事例
環境問題や貧困、教育問題、差別など多くの社会問題は今もなお世界中に存在しています。ビジネス活動を通してそのような社会問題を解決する事業がソーシャルビジネスです。ここでは、日本で展開するソーシャルビジネスを8つご紹介します。
株式会社LITALICO|障害のない社会を目指す
株式会社LITALICOは、知的障害や精神疾患など障害を抱えた人への就業支援や学習支援を行っている会社です。「障害のない社会をつくる」というビジョンを持ち、発達障害がある子ども向けの学習・療育支援事業「LITALICOジュニア」や、障害者向け就労支援サービス「LITALICOワークス」を運営しています。
障害は社会側にあると捉え、障害者が働くことに困難のない社会と、多様な人が幸せになれる「人」中心の世界を目指し、さまざまな事業を展開しています。
ボーダレスハウス株式会社|国際交流シェアハウス運営
ボーダレスハウス株式会社は、住人の半分が外国人の国際交流型シェアハウスを運営しています。日本、韓国、台湾に70以上のシェアハウスがあり、累積入居者数は17,000人以上に上っています。(2023年現在)
国際交流型シェアハウスは外国人が家を借りられない問題を解消するだけでなく、多国籍の異文化交流もできる取り組みです。さまざまな価値観や異文化に触れることで、多様性を認め合える、多文化共生社会を目指しています。
ポケットマルシェ|農家漁師の直接販売を応援
ポケットマルシェは、全国の漁師や農家から新鮮な食材を直送してもらえるアプリです。消費者は生産者と直接やりとりし、購入できるだけでなく、規格外の食材を安く購入することも可能です。そのため、生産者側の食品ロスを減らせるメリットもあります。
また、ポケットマルシェを運営する株式会社雨風太陽は、他にも地方創成に積極的に取り組んでいます。例えば、農業体験ができる地方留学や、太陽光発電を畑の上に作り、電気と食料を同時に作るソーラーシェアリングの推進など、活動内容もさまざまです。
ハチドリ電力|CO2ゼロの自然エネルギー
ハチドリ電力は、世界中で社会問題に取り組んでいる株式会社ボーダーレス・ジャパンが運営する、自然エネルギーのみを利用した電力サービスです。
電力源は二酸化炭素を排出しない自然エネルギーや、生物から生まれたバイオマスエネルギーなどの再生可能エネルギーのみで、持続可能な電力サービスを実現しました。
電力を使うことで、自然エネルギー発電所の増加や社会貢献活動の寄付につながることも大きな特徴です。
Braillies(ブレイリーず)|見えにくさを味わうカフェ
Braillies(ブレイリーず)は、視覚障害を持つ、おぐみゆいなさんが代表を務める学生5名のチームで、視覚障害に関する啓発活動を行っています。
視覚障害は外見から分かりづらいことも多く、社会に理解されにくい現状を変えるためにさまざまな取り組みを行っています。
その1つが、ロービジョンと言われる「見えにくさ」を体験するカフェの実現を目指すプロジェクトです。視覚障害と一言でいっても、その見えにくさの度合いは、視覚狭窄や白濁などさまざまです。
ロービジョンカフェを通して馴染みのない視覚障害について知ってもらい、社会の壁をなくしたいと考えています。
〈プロジェクトの詳細〉
■プロジェクトタイトル
「見えにくい」を体験できるロービジョンカフェを実現したい!
■達成金額
¥743,000
■目標金額
¥350,000
■支援者数
93人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/trn_project/79920
株式会社苗目|野原のような畑でシェアファーム作り
株式会社苗目は、千葉県鴨川市で無農薬・無化学肥料のハーブやエディフルフラワーの栽培を行っています。効率化や収穫量を重視した従来の畑とは違い、自然な形で見て楽しい野原のような畑作りが特徴のファームです。
さらに、作物の栽培が1年以上されていない耕作放棄地を減らし、地方再生の取り組みも行っています。その1つとしてシェアファームを作り、人が集まる場所にしたいとクラウドファンディングに取り組んでいます。
〈プロジェクトの詳細〉
■プロジェクトタイトル
農家が運営するオーガニックグローサリーとコミュニティファーム
■達成金額
¥3,368,000
■目標金額
¥2,500,000
■支援者数
165人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/trn_project/19763
K.Color Therapy Labo|スマートフォンでメンタルケア
K.Color Therapy Laboは、代替医療である色彩療法を行っています。色彩療法とは色の持つ力で身体や心を癒し、不調を改善することです。
施術は通常、身体にカラーペンでポイントを付けたりシールを貼ったりして行いますが、K.Color Therapy Laboが遠隔でも色彩療法を行えるように取り組んでいることの1つが、アプリの開発です。多くの方に色彩療法のセルフケアを行ってもらうために、より質の高いアプリ開発を目指し、クラウドファンディングに取り組んでいます。
〈プロジェクトの詳細〉
■プロジェクトタイトル
心と身体を色で癒す! 全く新しいセルフケアアプリ
■達成金額
¥2,023,000
■目標金額
¥500,000
■支援者数
65人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/trn_project/66942
海外でのソーシャルビジネス事例
ソーシャルビジネスは国内だけでなく海外でも盛んに行われています。日本の企業が海外で大きな実績をあげているケースも少なくありません。最後に、海外展開するソーシャルビジネスの事例を3つご紹介します。
Grameen Bank(グラミン銀行)|貧困層の自立に貢献
グラミン銀行は、ムハメド・ユヌスがバングラデシュに設立したマイクロファイナンスです。1日の生活費が1〜2ドルの貧困層に少額を融資し、企業や就労によって自立支援を行っています。ムハメド・ユヌス氏はバングラデシュの生活水準向上に大きく貢献したとして、2006年にノーベル平和賞を受賞しました。
グラミン銀行は優秀なビジネスモデルとしても世界中で有名です。日本では2018年にグラミン銀行のノウハウを生かした、シングルマザーの自立を支援する「グラミン日本」が設立されています。
株式会社マザーハウス|途上国から世界へ発信
株式会社マザーハウスは、途上国で生産した衣料やアクセサリーなどを販売する日本の企業です。2006年にバングラデシュで開始した活動は6カ国まで広がりました。途上国の素材や技術、文化に光をあて、「世界に通用するモノづくり」の理念に基づいた活動を続けています。
さらに、素材の開発から生産までを全て現地で行っており、現地の雇用創出や経済活性化にも積極的です。安全に働けるように、健康診断など福利厚生の整備にも尽力し、モノづくりだけなく、途上国の根本的な労働環境の解決も目指しています。
ハルキウ子ども食堂(Fumi Caffe)|ウクライナ民にやすらぎの場所提供
大阪の「てんどう子ども食堂」と、ウクライナでボランティア活動する土子文則さんが共同で、取り組んでいるプロジェクトです。
ロシアとの戦争の影響で生活に困窮するウクライナ避難民の、心とお腹を満たせるやすらぎの場所「ハルキウ子ども食堂(Fumi Caffe)」を設立したいという思いから始まりました。
無料で温かい食事を提供するだけでなく、戦争で無職になった人たちをコックやウェイターとして雇い、食材を現地調達することで、現地の経済が回る仕組みを作っています。
〈プロジェクトの詳細〉
■プロジェクトタイトル
ウクライナに無料の子ども食堂(Fumi Caffe)を開設する
■達成金額
¥3,118,000
■目標金額
¥3,000,000
■支援者数
288人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/trn_project/53407
SHIFT 80|スラム街の若者に才能開花の機会を
SHIFT80とは、ケニアの大スラム街キベラで誕生したエシカルアパレルブランドです。余剰利益の80%を現地アフリカに還元し、貧困児童や孤児、女性へのサポートを行っています。
活動の1つとして、クラウドファンディングで開始した取り組みが「スラム街で育った若者をモデル雇用し撮影する」プロジェクトです。
スラム街で育った若者をSHIFT 80のモデルとして雇用することで、自分の才能や可能性に気づき、世界へつながるチャンスを提供したいという思いから始まりました。
〈プロジェクトの詳細〉
■プロジェクトタイトル
アフリカ スラムの才能とパワーを発掘・発信するモデル撮影を実施したい
■達成金額
¥1,162,500
■目標金額
¥500,000
■支援者数
157人
■プロジェクトURL
https://rescuex.jp/trn_project/32903
まとめ
ソーシャルビジネスと一言でいっても、活動の幅は大きくプロジェクトも多岐にわたります。今回ご紹介したソーシャルビジネスの事例も、目の前にある社会問題を解決したいとの思いから始まったものがほとんどです。
「For Good」は世界を良くしたいという想いをアクションに変える場を提供しています。「ソーシャルビジネスを始めたい」「自分のソーシャルビジネスを知ってもらいたい」という方はぜひ一度ご相談ください。
あなたの熱い気持ちを世界に発信しませんか。
無料相談も受け付けておりますので、「まだクラウドファンディングは考えていないが、一度話を聞いてみたい」という方でもぜひご相談ください。
クラウドファンディングに関するご相談を受け付けています!