2026年2月27日
For Good STORY

“小児がんの子どもを救いたい”という想いが日本医療の選択肢まで動かした—治療費クラウドファンディングのリアル

二児の父である鈴木将さんにお話を伺いました 。鈴木さんの息子、幸之助(こうのすけ)くんは、2歳のときに小児がんの一種である神経芽腫と診断され、約2年にわたる闘病生活を経て、現在は経過観察に入って1年が経過した4歳の男の子です。

今回、幸之助くんの治療に必要な日本では未承認の薬の費用を支援するため、未承認薬の費用を支援するクラウドファンディングが立ち上げられました。

本プロジェクトは、目標金額5500万円を掲げ、59日間にわたり、実施されました。多くの方々が活動に賛同し、2665名から24,201,500円の支援金が集まりました。

治療費を募った鈴木さんに、医療クラウドファンディングを始めた背景や裏側にある想いについてお話を伺いました。

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1001060

治療費クラウドファンディングを実施した背景

今回、治療費のために、クラウドファンディングを実施された背景を教えてください。

私は、京都府在住で、子どもが2人います。

今回クラウドファンディングに挑戦したのは、下の子が病気になり、アメリカの薬を購入する必要が出てきたことがきっかけでした。

必要な金額が非常に大きく、正直なところ個人で負担できる額ではありませんでした。

病気が分かってからは、子どもの様子や病状についてSNSで少しずつ発信していましたが、そのうち、友人から「クラウドファンディングという方法もあるのではないか」とアドバイスをもらいました。

最初からクラウドファンディングを前提にしていたわけではありませんが、背中を押してもらい、「子どもを救うためにできることはやってみよう」と思い、実施を決断しました。

どのような経緯で、For Goodを選ばれましたか。

クラウドファンディングをやろうと決めてから、いくつかのサービスを調べました。

その中で大きかったのは、手数料の問題です。

治療費という性質上、必要な金額が大きいため、手数料がどれくらいかかるのかは非常に重要でした。

また、サイトを見ている中で、For Goodは応援してくれた方のコメントが見やすく、支援者の声が視覚的に分かりやすいと感じました。

知人がFor Goodを利用していたこともFor Goodを選んだ理由の一つです。

他のサービスがややビジネス寄りに感じられる中で、For Goodは病気と向き合う人や支援に重きを置いている印象が強く、For Goodを使うことを決断しました。

実際の打ち合わせでも、スタッフの方々がとても親身でした。
プロジェクト中だけでなく、その後もSNSを見て声をかけてくれるなど、アットホームな関係性が続いていることも、選んでよかったと感じています

たくさんの応援の声がモチベーションに

実際に、医療費プロジェクトを実施してみて、いかがでしたか。

率直に言うと、準備段階はかなり大変でした。
仕事をしながら、子どもの病気で私か妻が付き添いをしている状況の中で、クラウドファンディングの準備を進める必要がありました。

一番大変だったのは、目標金額の設定です。
薬代5500万円という大きな金額をどう金額設定をするのか、自分の中で何度も葛藤しました。

当初、プロジェクトページの作成が大変だと思っていましたが、For Goodからサポートがあり、思ったより負担は少なかったです。

一方で、クラウドファンディングをしていることを伝えるためのホームページ作成や情報整理など、周辺の準備には多くの時間を取られました。

プロジェクトが始まってからは、メディアに紹介していただいたり、たくさんの応援コメントをいただき、大きな支えになりました。

最初は「これをやっていいのだろうか」という不安もありましたが、支援の声が目に見える形で届くことで、「間違っていない」と思えるようになりました。

周りの反応について教えてください。

知人だけでなく、これまであまり交流のなかった人や、まったく知らない人からも支援をいただきました。人の温かさをとても感じました。

金額ベースで見ると、支援の約7割は知人や知人の知人、残りの3割ほどが新規の支援者だったと思います。
新規の方の多くは、SNSやテレビ、ニュース記事を見て支援してくれた方々でした。

クラウドファンディングには波があると言われますが、度落ち着いたタイミングでメディアに記事が出て、再び支援が広がった感覚があります。

一部、メディアに出たことでネガティブな声が届いたこともありましたが、それ以上に応援の声が多く、結果的には前向きな気持ちで進み続けることができました。

これから治療費のためのクラファンを始めたい方への一言メッセージをお願いします。

クラウドファンディングを通じて治療薬や病気について発信したことで、日本でも治療の選択肢が広がる動きが出てきました。

クラウドファンディングで、お金を集めるだけでなく、病気を知ってもらう機会になり、結果的に他の人々を救う可能性にもつながっています。

一歩踏み出すことで、クラウドファンディング以外の世界が見えてくることもあります。

悩んでいる方には、自分の「こうしたい」という思いを大切にして、行動してみてほしいと思います。

ー鈴木さん、ありがとうございました。

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1001060

編集後記
今回は、治療費クラウドファンディングに挑戦された鈴木さんにお話をお伺いしました。
印象的だったのは、クラウドファンディングを通じて、治療費の調達にとどまらず、同じ病気を患っている方々にも希望や気づきを届けていた点です。ひとつの挑戦が、周囲の人の選択肢や可能性を広げていくというクラウドファンディングの可能性を改めて感じるインタビューでした。
For Goodとして、鈴木さんの挑戦にご一緒できたことを、心から嬉しく思います。
これからも鈴木さんご家族の歩みと、お子さんの未来を、心より応援しています。

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