2026年2月27日
For Good STORY

娘の在学中廃校になった場所を沖縄の自然を活かした宿泊施設に。実現を後押しした地域創生クラウドファンディングの裏側とは?

今回は、喜如嘉翔学校で活動されている山上晶子さんにお話を伺いました。

山上さんは、沖縄・やんばるにある廃校を活用した複合施設の代表を務めており、工芸、食、宿泊、体験を通して土地の記憶と現在をつなぎ、人と地域が交わる場を育んでいます。訪れる人が物語の一部になるような時間を大切にしています。

山上さんは、喜如嘉翔学校の一部を宿泊施設として活用していくにあたり、クラウドファンディングに挑戦されました。

本プロジェクトは、目標金額500万円を掲げ、31日間にわたり、実施されました。支援者671名から15,468,500円の支援金が集まり、目標金額を大きく上回る結果となりました。

今回のインタビューでは、この宿泊施設のクラウドファンディングに挑戦された山上さんに、クラウドファンディング実施の経緯や、成功要因をお伺いしました。

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1001855

クラウドファンディングを実施した背景

今回、クラウドファンディングを実施された背景を教えてください。

私の子どもが喜如嘉翔学校に通っていて、3人目の娘の在学中に廃校になりました。

この学校は、自然環境が本当に魅力的な場所だったので、廃校になるのがもったいなく感じていました。

そのときに、廃校活用の公募があると知り、「地域の誰かができることがあるのではないか」と思い、手を挙げました。

宿泊施設づくりを進めていましたが、途中で資金が足りなくなってしまって。補助金や融資は受けていたんですが、それでも足りず、実績もなかったので他の手段が思いつかず、クラウドファンディングを実施しました。

どのような経緯で、For Goodを選ばれましたか。

For Goodさんの「ソーシャルグッド」というコンセプトですね。
また、同じ地域で活用されていた方がいて、それで知りました。

手数料を事業主体に負担させないという考え方が、実質的にすごくありがたかったです。
そこが一番大きかったかなと思います。

目標金額の3倍以上を達成したクラウドファンディング成功の要因とは?

最終的に目標金額の約3倍という成果を収められましたが、成功要因は、何だとお考えでしょうか。

実は、当初から最終目標を1,500万円で考えていました。そのため、事前準備に1か月ほどかけました。

広告やLPを活用して、事前に多くの人にプロジェクトを知ってもらえたのが大きかったです。スタートダッシュがしっかり切れました。

ただ、途中でどうしても中だるみの時期がありました。そこで、様々な手段で対策しました。

・リターン追加
・週1〜2回の情報発信
・直接のアプローチ
・広告など

結果として、新規の支援者も多く、予想以上の反響がありました。
クラウドファンディングは、資金調達だけでなく認知拡大や宣伝効果も大きいと実感しました。

広告費はかかりましたが、それ以上に得られる効果があり、やってよかったと感じています。

リターン設計で工夫した点も教えてください。

リターンは、先行購入のような形も多かったので、参加しやすかったのかもしれません。

廃校を活用している別のテナントさんとの協力も大きかったですね。
定期会議の中でクラファン対策会議も開き、コラボリターンなども生まれました。

終盤に追加したTシャツは1日で約40枚売れ、おかわり購入も多くて驚きました。
企業向けの高額支援も3件あり、もう1件は夫の友人でした。縁が繋がっての支援が多かったです。

地域のなかで、精霊と共に過ごす宿泊施設のこれから

地域の反応はいかがでしたか。

クラファン中に卒業生向けのイベントも開催しました。

こういうきっかけがないと「知らない人が何かやってる」と距離を感じられてしまうので、施設の案内や説明をしながら、お茶を飲んでおしゃべりする場をつくりました。

久々に再会した卒業生同士で盛り上がって、ちょっとした同窓会のような雰囲気に。

地域の方々が学校に再び集い、明るさを取り戻していく様子に手応えを感じました。

今後の展望についてもお聞かせください。

施設は昨年7月にオープンし、よい反響もいただいていますが、本格的な広がりはこれからだと感じています。

今後は「精霊と共に過ごす」というコンセプトのもと、日常から少し離れて視点が変わるような、特別な滞在体験ができる場所にしていきたいです。

この場所ならではの空気感を大切にしていきたいですね。

これからクラファンを始めたい方への一言メッセージをお願いします。

クラウドファンディングは銀行融資や補助金とはまったく違う資金調達の形です。
やってみて初めて分かりました。

もちろん、ページの改訂など大変なことも多いですが、その分、広報効果、支援者さんとのつながりや関係者間の結束など、得られるものも大きいと感じました。
以前、別のイベントでクラファンを実施したときも、バラバラだったチームが「一緒に頑張ろう」という空気になり、団結したことがありました。

それに、支援者とのつながりができるのも大きな魅力です。
単発で終わりではなく、支援してくれた方とのつながりを大切にしていければ、事業もスムーズに進みやすい。これはやってみて分かったことです。

クラファンは「やって終わり」ではなく、「次につながる仕組み」。

支援してくださった方々は、単なるお客様ではなく、特別な存在です。
だからこそ、そういった方々とのつながりを大切にしながら、これからも取り組んでいきたいと思っています。

ー山上さん、ありがとうございました!

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1001855

 

編集後記
今回は、廃校となった小学校を宿泊施設として再生するためにクラウドファンディングに挑戦された山上さんにお話を伺いました。
印象的だったのは、「クラファンはやって終わりではなく、次につながる仕組み」という言葉です。今回のプロジェクトでも、クラファンを通じて、支援者とのネットワークが生まれていたともに、チームが結束し、地域との関係が深まっていき、まさに、次の活動へとつながる様子を感じることができました。
For Goodとしてこの挑戦をご一緒できたことを大変嬉しく思います。
これからも、精霊とともに、より多くの人たちに、サービスが届いていくことを心より応援しています。

関連記事

「誰かのために」「何かのために」
その想いをカタチにしませんか

プロジェクトを立ち上げるあなたをサポートします。
まずはあなたの想いを聞かせてください。

資料のダウンロードはこちら