ネクストゴール挑戦中!
みなさんのご支援のおかげで、ドキュメンタリーの制作費用を集めることができました!
本当に本当にありがとうございます。
残りの期間、ネクストゴールとして、50万円を目指すことにしました。
追加でご支援いただきたいのは、元々は僕が自分の資金や時間をすべて持ち出してやろうと思っていた、楽曲制作にかかる費用です。
この楽曲制作では、今回のドキュメンタリーでインタビューした方々のストーリーを、音楽で伝えたいと思っています。
僕の一番やりたいプロジェクト
僕はビートボクサー/シンガーとして活動していて、音楽のもつ力を心から信じています。
音楽は、文字や映像だけでは伝えられない感情を、文化や性別、年齢などの違いを超えて伝えられると思っております。
僕自身も、自分のアイデンティティに葛藤を抱えながら、たくさんの音楽に支えられて生きてきました。
日本とフィリピンにルーツを持つ人々のストーリーを、楽曲にして伝えたい。
それが僕の一番したいことです。
どうか、もう少しだけご協力いただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!
はじめに
皆さんは「自分の居場所はどこにあるのか?」と感じたことはありますか?
初めまして、JFCネットワークの長谷川 大知(はせがわ だいち)です。
現在、フィリピン人と日本人の間に生まれた、“ジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン(JFC)”と呼ばれる人たちが日本に多く住んでいます。
このプロジェクトは、JFCのストーリーを収めたドキュメンタリーを作成するために立ち上げられました。
同じような悩みを持つ方々に、自身のアイデンティティを肯定できる作品を届けていきたいと思っています。
その理由の一つに、自分のバックグラウンドが深く関わっています。
フィリピンにルーツを持つ僕は、家庭の事情で、幼い頃から日本で生活をしています。
主に家庭内ではフィリピン文化、外では日本や様々な文化の環境で育ってきました。
そんな状況で過ごしていると、家でも外でも自分は理解されず、どこにも所属していないのだと感じてしまう時が度々ありました。
そう感じていた時に、ある本で、ケンさんという方のお話しに出会いました。
「父は “私を愛したこともなければ、息子だと思ったこともない” と。」
これは、フィリピン人女性と日本人男性の間に生まれた、ケン・イシカワさんの言葉です。
ケンさんはフィリピンで生まれ、ほとんど父親の顔を見ずに母親と暮らしていました。
父親は、日本から生活費を送金し、毎年クリスマスにプレゼントを送ってくれました。
そんな父親を想いながら、いつか父親の会社で社員として働く夢を持っていました。
しかし、徐々に父親からの連絡が途切れがちになります。
大学生になったある日、父親と話すために父親の会社に電話したところ、会社のマネージャーが電話をとり、父は私を愛したこともなければ、息子だと思ったこともない、と告げたといいます。
父親は、直接言葉を告げることなく、ケンさんとの親子関係を切り離したのです。
「私の故郷は私を拒否した」
ケンさんは辛い時期をなんとか乗り切りましたが、自分のアイデンティティに疑問を持ち続けていました。
そこで、フィリピンと日本にルーツのある人を訪ね、お話をするようになりました。
さらには日本での調査を通じて、同じような境遇を持つ人たちに出会いました。
ある人はエンターテイナーとして働き、ある人は学校で異なる文化を持つということでいじめられ、ある人はこれが日本人だと仕事漬けになっていました。
日本にルーツを持ち、日本に住む権利、そして日本人であることの権利を自然と持っているはずなのに、日本人として認めてもらえない。
認めてもらうには“日本人らしい”、そんな不確かなものに合わせなければならない―。自分のアイデンティティは、どこにあるのだろうか?
ケンさんは、そんな彼らを目の当たりにし、故郷だと思っていた日本に拒否されたと感じ落ち込む時期もありました。
しかし、それと同時に、自分と似たような経験を持ち、同じような悩みを抱える人々に出会えたことで、自分は1人ではない、と感じることができました。
ケンさんは現在、日本人としてのアイデンティティを確立し、自身の権利が取り戻せるように、日本で生活をしています。
私も、日本国籍を持っていますが、フィリピンにルーツを持っているということで、日本に住みながら、日本人としてみられていないという感覚を経験したことがあります。
「自分しかこの悩みは抱えていないんだ」と、精神的に苦しんでいた時もありました。
しかし、ケンさんが調査中に感じたように、ケンさんのお話しに出会えたことで、自分の感じていた悩みに対する孤独感は消え、心も楽になりました。
現在でも、自分が抱えていたような孤独感は、他のJFCも持っていると思います。
しかし、こういったお話しは未だに広く広まっていません。
なので、今回は、自分のアイデンティティで悩んでいる人たちが、「自分は1人じゃないんだ」と思えるように、ケンさんを含むフィリピンと日本にルーツを持つ人のインタビュー、そしてそれを元に作った音楽の作成過程を収めたドキュメンタリー映像を作成したいと思っています。
そして、他のJFCや似たような悩みを持つ方々に広く届けたいです。
(このドキュメンタリーを含んだ大元の音楽プロジェクトの内容はこちら↓)
Music For People Project 簡易資料.pdf
支援が必要な理由
ジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレンと呼ばれる人たち
ケン・イシカワさんのような、日本人とフィリピン人の間に生まれた子供たちは、ジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレン(JFC)と呼ばれることがあります。
JFCは、日本に約10万人いると言われています。
中には、日本人の父親に養育放棄され、精神的・経済的に苦しい生活を余儀なくされている子どもたちもいます。
私たちJFCネットワークが支援しているJFCは、約75%がフィリピンに在住しているケースで、日本に住むJFCへの支援はなかなかできていません。
しかし、日本在住のJFCの多くにも、自身のアイデンティティを肯定できないといった精神的な課題があります。
そこで、日本在住のJFC向けのドキュメンタリーを作り、彼らの葛藤や抱えている思いを多くの人たちに届けることで、共感や理解を深め、彼らのアイデンティティを肯定してもらうきっかけをつくりたいと考えています。
JFCネットワークの活動
JFCネットワークは大きく分けて3つの観点から活動を行っております。
1、法的支援活動
弁護士と連携し、父親捜し、子どもの認知、養育費請求、国籍取得などを求める法的支援活動。
2、生活・教育支援活動
JFCの学業を支えるための奨学金支援、家庭教師派遣など。
3、普及・啓もう活動
スタディツアー開催、ニュースレター『マリガヤ』発行、日本政府に対するロビー活動など。
JFCネットワークの抱える課題
近年、JFCからの相談は増えていますが、日本でのJFC問題の認知が広まっておらず、日本に住むJFCへの支援が届いていません。
私たちは、彼らへ支援を届けるためにも、日本のJFCが抱える問題の認知度を広める必要があると考えています。
しかし私達の台所事情は大変きびしく、毎日の業務さえもスタッフの手弁当ですすめている状況です。
なので、認知を広める活動のために、JFCのストーリーを音楽にし、さらに制作途中で行われる当事者へのインタビュー、そしてそのインタビューを元にした作曲の過程を動画に収めて、ドキュメンタリーにしたいと思っております。
音楽では、文字だけでは伝えられないような感情を伝えることができるとおもいます。
さらに、制作過程を動画に収めれば、当事者の声、表情を記録し、伝えることができます。
どちらもSNSを中心に発信していくので、今まで届かなかった人に当事者の声が届くようになります。
それを実現するために、ぜひドキュメンタリー制作にぜひご支援をお願いいたします!
ドキュメンタリー作品完成のその後
大きく二つ、行いたいことがあります。
1、上映会
JFCネットワーク主催で、ドキュメンタリーの上映会を行います。この上映会は主にJFCに向けて開催し、自分たちのアイデンティティを肯定できるような場と時間を作ることを目的として行います。
2、学校への出前授業
実際に学校へ出向いて、こういった人たちが日本にいることを知ってもらい、違う国、今回の場合フィリピンにルーツがある人はどういった生活をしてきたのかを知ってもらい、それを自分達の経験と重ねて考えるきっかけを作ることを目的として行います。
ドキュメンタリーを作って終わりではなく、いろんな人に届けられるような活動も続けていこうと思っております。
支援の使い道
皆さんからいただいた支援は、ドキュメンタリー作成のための撮影費、編集費になります。
撮影費:¥100,000
編集費:¥100,000
合計:¥200,000
目標金額に達成しなかった場合でも、なんらかの方法を模索し、必ずドキュメンタリーを制作します。
その場合、制作に時間がかかり、上映会へのご招待などのリターン履行が遅れる可能性があります。
目標金額を超えた場合は、JFCネットワークの活動費として使用させていただきます。
さいごに
私自身、このプロジェクトを行っている最大の目的は、「違うバックグラウンドを持っていても理解し合える社会作りの貢献」です。
私も母がフィリピン人で、主に家庭内でフィリピン文化、外では日本や様々な文化の環境で育つと、家でも外でも自分は理解されない、どこにも所属していないんだと感じてしまう時があります。
このような感情を持つ人は、自分だけでなくいろんな人が持つと思います。
そんな人たちが、「自分は1人じゃないんだ」と、思えるようになれば少しでも心は救われると思います。
そのための第一歩として、このドキュメンタリーを作成したいです!
皆さんのご支援をいただきながら、皆さんと一緒に「違うバックグラウンドを持っていても理解し合える社会」を実現していこうと思います。
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【プロフィール】
長谷川 大知 (はせがわ だいち)
1998年生まれ、23歳。
「Viva」という名義で、ビートボクサー兼シンガーソングライターとして活動。
東京出身、高校から大学まで7年間軽音楽部に所属。
2022年3月武蔵大学人文学部グローバルスタディーズコース卒業。
大学の卒業制作で、「フィリピンにルーツのある日本在住の若者」をテーマに、当事者にインタビューをして、その話をもとに、ビートボックスの音だけで曲作成とそのまとめの動画の作成をしました。
【これまでの活動】
3年時にはフィリピンでソーシャルツーリズム企業、Mad Travelにインターンとして参加。
2020年に休学し、日本に住むフィリピン女性のエンパワーメントという目的から始まった、英語教師養成学校を運営する社会企業、SEELS株式会社に1年間勤務。
2021年から復学し、卒業制作で、フィリピンにルーツを持つ日本在住の若者をテーマに、口から出る音だけで構成された楽曲を作成。
*作成された作品がこちらになりますhttps://youtube.com/playlist?list=PLyHQv4JISKgubugQa6g2k_RwddcjKTwr5
2021年、PHEASANT CONTEST ルルルン賞受賞(審査員賞)
2022年、JPN CUP ALL STAR BEATBOX BATTLE 2022 Top16(ビートボックス日本大会)
*当大会の動画予選動画がこちらになります
https://youtu.be/tQ3QKncX8FE
リターンを選ぶ

¥1,500
【①LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【②お名前掲載】支援していただいた方には、ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者9人
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お届け予定
2022年8月

¥2,500
【①ビートボックス動画】
ビートボクサーVivaが、その方に向けた約1分の限定ビートボックス動画を制作、お届けします!
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者16人
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お届け予定
2022年12月

¥3,000
【①上映会イベント&懇親会招待券】
今回のプロジェクトで制作したドキュメンタリーの上映会、そしてその後の懇親会にご招待いたします。
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者16人
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お届け予定
2022年9月

¥3,300
【①今度、ラーメン奢ります(お友達向け)】
今度、会った時にラーメン奢ります!
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者17人
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お届け予定
2022年9月

¥3,500
【①ドキュメンタリー未公開映像】
今回のドキュメンタリー作品に収まりきらなかった、特別な未公開限定映像を送ります!
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者7人
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お届け予定
2022年12月

¥4,000
【①日比交流音楽ライブ招待】
来年から開催予定の、日比交流音楽ライブにご招待いたします。
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者1人
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お届け予定
2022年11月

¥5,000
【①ニュースレター1年分】
支援者の方に、JFCネットワークが発行する様々なJFCの実際のストーリーや、支援状況などをまとめている雑誌を過去1年分送ります。
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者5人
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お届け予定
2022年12月

¥7,000
【①クリスマス会招待】
JFCネットワーク主催のクリスマス会にご招待します。JFCネットワークに関わっていただいた方々と一緒に、フィリピン料理を囲みながらクリスマスシーズンを楽しむイベントとなっております。
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者0人
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お届け予定
2022年9月

¥8,000
【①オリジナル曲提供】
支援者の方のためだけに、その方の人生のストーリーや伝えたいメッセージをオンラインでヒアリングして、曲を作り提供いたします!
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者4人
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お届け予定
2023年2月

¥10,000
【①JFC関連本4冊プレゼント】
ケンさんのエッセイが収録された「Made in Japan」、その日本語訳の「父の国、母の国をめぐる旅」の2冊と、JFCネットワークにボランティアとして関わってくださっているライターの野口和恵さんの著書「日本とフィリピンを生きる子どもたちージャパニーズ・フィリピノ・チルドレン」、JFCネットワーク編集の「パパからの初めての手紙」の計4冊を送らせていただきます。
【②LINEオープンチャット参加券】
支援者の方限定のLINEオープンチャットに参加できます!
今後の活動報告や、制作の裏側などの限定コンテンツ、そして支援者同士が交流できるようなイベントを発信していく予定です。
【③お名前掲載】
ドキュメンタリーのエンドロールにお名前を掲載いたします!
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支援者4人
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お届け予定
2022年11月
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