「旅するカカオ屋」 

初めまして、

「旅するカカオ屋」の熊谷祐実です。

〈カカオ農家さんと消費者の橋渡し・持続的な世界へ〉

というビジョンのもと、

現在アドレスホッパーとして、

ファームステイしつつ全国各地域で、

カカオからチョコレートを作る

ワークショップ活動をしています。

そして今年の12月に向けて、

地域住民を巻き込んだ

モバイルハウス作りと、

古代メキシコで飲まれていた

ショコラトルの、

体験型移動販売の準備中です。

カカオの沼にはまったのは

大学2年のころです。

幼少期から食への興味関心が強く、

大学は食品系の学科へ。

ある時チョコレートの祭典へ行き、

カカオの産地によって味が違うことを

知ったのを入り口に、

チョコレートに関するセミナーへ

通い詰めるように。

そこから、

カカオの世界へ興味が移りました。

カカオ農家さんの現実

「貧困」

「児童労働」

「フェアトレード」

カカオ生産国の話となると、

このような言葉が飛び交います。

確かに、

カカオ農家さんの貧困問題は

現実です。

1枚100円のチョコレートに対して

カカオ農家さんの取り分は、

6円60銭。

チョコレートとカカオの需要が

伸びている一方で、

カカオの樹木の老齢化や

病害虫による生産ロス、

気候変動の影響、

生産者の後継者不足による影響で、

カカオの生産量は減少傾向に。

世界の児童労働者数は1億6000万人（2020）。

世界の子どもの10人に1人。

しかし、

自分の中で違和感を感じました。

「自分の知らない人たちに対して

そのイメージだけ持つのはなあ」

そこで、

自分の目で確かめに行こうと、

カカオ生産国の旅を始めました。

カカオ農園旅へ！

行ってみて感じたのは、

消費国で思っているよりも、

豊かな自然が広がっていて、

歌って踊る人々がいて、

生き生きと笑顔で暮らす人々がいて、

真の豊かさを感じました。

カカオは、

ワインのように産地や品種によって

評価されるべき作物。

野菜のようにこだわりを持って

育てられた作物。

そんな風に、

カカオのポジティブな側面を

もっと知ってほしい。

ポジティブな側面から

購買行動が起きてほしい。

そんな想いから、

自分が農家さんと消費者の間に立ち、

両者を繋ぐ橋渡し活動をしたい

と、学生時代に思い立ちました。

そのためには、

一般市場のことも知らなければと、

社会人のファーストステップとして、

カカオからチョコレートを作る

専門会社の研究開発に従事しました。

一般市場に流通しているチョコレート

には何が入っているのか、

どのように開発がなされているのか、

またチョコレートの価格は

どのように決められているのか。

約1年半勤めた後、独立しました。

ファームステイの旅へ

カカオの活動をするうえで、

カカオ以外の一次産業の現状を知り、

再度カカオを見つめる機会にしたいと、

日本各地ファームステイをしました。

そこで、

農業の現状、

農家さんの心情、

コミュニティの助け合い文化

を知ることができました。

どこでも感じるのが、やはり、

人と人が繋がる場がどれだけ大事か。

そんな場を、カカオを通じて作りたい

と思うようになりました。

私の使命

ファームステイでは

いろいろな方にお世話になり、

古代メキシコでおこなわれていた

伝統的なカカオセレモニーや

カカオのワークショップを通じて

参加者さんへの感動を届けること

が私のミッションであり、

恩返しだと思いました。

また、モバイルハウスは、

旅先の地域の方々のアイデアを

借りながら一緒に作り上げて、

各地の方々の想いと一緒に旅をしたい

と思っています。

モバイルハウスで旅をすることで、

地域で必要とされている作業を

一緒に手伝ったり、

ワークショップを通じて

地域の方々の集いの機会になれば

嬉しいと思っています。

以上が、

私がこの企画を立ち上げた理由です。

カカオは、神々の食べ物。

カカオの学名は、

テオブロマ・カカオ、

Theobroma Cacao

（Theo＝神、broma＝食べ物）

チョコレートの原料となるカカオは、

紀元前1100年頃のマヤ文明の時代から

メソアメリカで栽培されていました。

種蒔や豊穣祈願の際は、供物として、

収穫祭では、神に感謝を伝えるために

カカオを捧げたほど、

貴重で高価なものでした。

そして、

食べるよりも飲む時代の方が

長かったのです。

「ショコラトル」

カカオ豆をすり潰して水で溶かし、

モリニーヨという木の棒で

泡立てて飲んでいた

儀式にも使われる薬のような飲み物。

アステカ時代はもちろん、

スペインに征服されてからも

100年近く門外不出とされており、

アステカ王は1日に50杯も飲んでいた

と言われているほど

滋養強壮効果があります。

マヤ人もアステカ人も

魔法の力があると考えていた

このショコラトルで、

全国各地域住民を元気にします！

【飲んだ人の感想】

・「とても濃厚でカカオ本来の力強さを感じた」

・「ココアとは全く違って、カカオ本来の味がこんなにスパイシーでフルーティーだとは思わなかった！」

・「飲んだら元気になって、活力が湧いてきた」

・「カカオと砂糖だけとは思えない、豊かで奥深い味」

・「産地によってこんなにも味や香りが違うということに感動した」

モバイルハウスって？

モバイルハウスとは、

「移動できる家」のこと。

トラックの荷台にDIYした小屋を載せ

生活の拠点とします。

今回は、その小屋の部分を、

旅先で出会った各地域住民の方たちと

DIYで一緒に作り上げ、

家＆店舗の小屋の完成を目指します。

廃材を集めてきたり、

廃材を切ってビス止めしたり、

ペンキで塗ったり。

地域住民の集いの場にしつつ、

みなさんの想いを少しずつ

モバイルハウスに乗せていきます。

\スケジュールはLINEオープンチャットでご連絡します/

支援の使い道

【合計金額：175万円】

■トラック：100万円

■モバイルハウスの材料費：30万円

■ポータブル電源：15万円

■ショコラトルやチョコレートの原材料：30万円

１stゴール ▶ 100万円（トラック代）

２nd ゴール ▶ 175万円（合計金額）

さいごに

チョコレート×旅を通じて

『対等で分断のない社会を目指したい』

私は

カカオだけでなく様々な商品において

その商品が作られる工程の

ポジティブ、ネガティブ色んな側面を

多くの人が知り、

心から

生産すること、

消費することを楽しめる

生産者と消費者が対等である社会を

目指したい。

そのために私ができることは

旅先の人々がチョコレートWSを

楽しみながら

生産国の現状を知り、

WS後もチョコレートを食べるたびに

生産国のことを思い描いてくれる。

そして、

また私が生産国に足を運んだ時には、

生産者さんに、

チョコレートを通じて和ができ、

輪になりチョコレートを楽しんでいる

ということを知ってもらうことです。

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【プロフィール】

旅するカカオ屋　熊谷祐実（くまがいゆみ）

1997年12月10日

神奈川県生まれ

アドレスホッパー

・大学時代はカカオの産地による香気成分の違いの研究を実施。

・カカオ生産国を知るべく、大学4年時にカカオ生産国をバックパッカーし、農園によるカカオの違いや農家さんの暮らしを間近で実感する。

・一般市場を内側から知るべく、新卒でチョコレートの専門会社に就職、研究開発職として従事。

・入社から1年半後に退職し、独立。カカオ豆からチョコレートを作るWS活動を展開。

・カカオ以外の第一次産業の現状を知るべく、日本各地でファームステイをする旅を開始。

・地域住民を巻き込んだモバイルハウス作りと、古代メキシコで飲まれていたショコラトルの体験型移動販売に向けて奔走中！

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