中東の難民
『中東の難民に「仕事」を届ける!〜オリーブの木製食器、日本初上陸〜』inヨルダン
MUUT
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支援総額
¥1,976,000
目標金額 ¥3,000,000
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支援者数
162人
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残り
0日
*工房の日々やクラファンの進捗についてはSNSで発信しています!
Twitter: https://twitter.com/mazinozo?lang=en / @mazinozo
Instagram: https://www.instagram.com/muut_japan/
「ここには何もないのよ。
母国にあった家も、親戚も、仕事も、自由も。」
(※画像はイメージです)
紛争や迫害によって母国から逃げてきたヨルダンに住む難民の人たちからは、そんな言葉をよく耳にします。
彼らは、母国で仕事や大切な人を失い、生活が立ち行かなくなり、他国に逃げることを決意します。
逃げた先の国でも、難民であることが理由で“普通の生活”さえ送ることができず、ただ目の前を必死に生きています。
私がこの現状を知った時、世界はあまりにも不公平じゃないか?という怒りのような、悲しみのような感情が沸き上がり、いてもたってもいられなくなりました。
家族にも金銭的にも恵まれていた私がもし少しでも彼らの力になれるのであれば、どんなことでも挑戦したい、と彼らとの出会いをきっかけに思うようになりました。
はじめに
自己紹介が遅れましたが、私、株式会社qaraq(カラク)代表の大橋希です。
中東のヨルダンに住む難民の人たちが仕事を通して”普通の生活”を取り戻すことを目指して、2021年11月にオリーブの木製食器のブランド(MUUT)を立ち上げました。
約半年間かけて、商品開発や働き手の採用、原材料や機械の調達を終え、自社工房で商品が生産できるようになりました。
そして次のステップ、「商品を日本に届け販路を拡大する」ための資金を集めるべく今回のプロジェクトを始めました!
PROBLEM
ー難民が抱える問題ー
中東地域はシリア、イラク、イエメンなど内戦が多く、近隣の国へ何も持たず、身ひとつで逃げる難民が絶えません。
「家族が殺され、明日自分も死ぬかもしれないと思い、すぐに母国を出る決断をした。」
(※画像はイメージです)
紛争下の人たちは、引っ越し準備をする間もなく家から逃げなければいけない状況に陥ります。
とにかく家から一番近い国境へ、車やバス、徒歩で目指します。
中東の中で比較的治安が安定しているヨルダンには、約120万人のシリア難民が逃れてきています。
また、中東の真ん中にあることから、イラクやスーダン、イエメンからの難民も多く暮らしています。
(ヨルダンのシリア難民キャンプ)
しかし、彼らがたどり着いた先が”いい生活”である保障はどこにもありません。
ヨルダンでは、就労許可を取ることができない難民がたくさんいます。
また、就労許可を取れたとしても、働ける職種が限られており、簡単に仕事を見つけることはできません。
そのため、やっと仕事を見つけても”シリア人だから”という理由で安く雇えるとみなされ、現地の人より低い給料で雇われる事もしばしばです。
どんなにヨルダンでの生活が苦しくても、母国は既に国として機能しなくなっているため、彼らには帰る場所はありません。
この苦しい不平等の中で、文句も言わず、必死に生き抜いていくしかないのです。
SOLUTION
ー難民に届けたいことー
難民の人たちが”普通の生活”を送るために必要としているものは、山ほどあります。
医療も、教育も、自由も、到底足りているとは言えません。
その中でも私たちが届けたいのは「仕事」と「安心できる場所」です。
難民の中には高等教育を受けておらず、働いた経験もないため、仕事を見つける事ができずに明日の食事にも不安を抱える人がいます。
またヨルダン自体も30%近くの高い失業率に悩む国で、より一層、難民の就労を難しくしています。
私たちは、難民の人が生きていくために十分な収入を得ることが出来るよう、安定的な仕事を作ることを目指しています。
難民の人が抱える問題は、お金だけではありません。
毎日将来への不安と共に過ごしています。
「このまま難民キャンプで人生を過ごすのだろうか。」
「今の仕事がなくなったら、どうやって生活しよう。」
「このまま自由のない生活が続いたら、自分の子供はどうなるのだろうか。」
そのような出口のない不安の中で、精神的に疲れてしまう人も多くいます。
私たちの職場で手を動かし、仲間と働き「人生の楽しさ」を少しでもいいから感じて欲しい。
そして、将来に対する希望をまた持って欲しい。
「仕事」と「安心できる場所」を同時に届けたい、そのような想いでこの事業に取り組んでいます。
OUR STORY
ーここまでの取り組みー
私たちは今、ヨルダンに自社工房を持ち、ヨルダン人と難民の人と働いていますが、ここまでの道のりは波瀾万丈そのものでした…!
去年の春「難民に仕事を作りたい!」という想いだけで一人ヨルダンに渡航しましたが、予想を超える困難がたくさんありました。
ヨルダンに着いたはいいものの、何から始めればいいかわからない。
知り合いもほとんどいない。
そんな状況から手探りでわずかなコネクションを辿り、この地で何ができるのかを考えていきました。
一人、また一人と人を辿っていくうちに出会ったのが「オリーブの木」でした。
ヨルダンは、オリーブオイルやオリーブの実を多く食べる文化で 木が余っていそうだな、という単純な思いで決めたアイディアでしたが、
調べていくと「オリーブの木はただ焼かれている」ことや、
「木自体は丈夫で香りの高い、価値のある木」であることがわかりました。
そして去年の夏、オリーブの木製食器事業をやるぞ!という想い一本でクラウドファンディングを始めました。
何も実績が無かった私へ、たくさんのサポートをいただき、350万円を創業資金として集めることが出来ました!
(去年のクラウドファンディング内容はこちらをご覧ください!)
資金調達後、ビジネスパートナー兼木工職人を探すと、奇跡的に私の事業に共感し無償でも手伝うと言ってくれた、恐らくこの国で最も木工スキルが高いであろうシリア人の青年に出会うことが出来ました!
(ありがとうブルガルくん)
(※右側がシリア人木工職人のブルガル)
しかし、ハプニングは続くのでした…
機械は、修理しても修理しても壊れ続ける。トレーニング中だった難民のスタッフがトレーナーと大喧嘩。
挫けそうになる心を何度も立て直し、「もうどんなことも何とかなる!」と達観し始めたのは大きな収穫です。
5ヶ月経ち、やっと一緒に働く人や資材の調達先、機械などすべて揃えることができました。
そして今では、それはそれは素敵な自社工房を持ち、ヨルダン人の木工職人と難民の一人を迎え、商品の生産が毎日出来るようになりました!
クラウドファンディングをご支援くださった方々を始め、相談に乗ってくださったヨルダンや日本の友人や職人さん、ここまでサポート頂き、本当にありがとうございました!
WHY OLIVE WOOD?
ーなぜオリーブウッド?ー
私たちは、オリーブウッドを使い食器やキッチンツールを作っています。
オリーブの食器に至った理由は主に3つです。
①現地の人の想い
ここ地中海地域では、オリーブは8000年前から栽培されており、当時から神聖なものとして大切にされていました。
今でも、オリーブの実やオイルは毎日の食卓に並ぶ欠かせない食材です。
現地の人はオリーブに対し「生活を豊かにしてくれるもの」という考えがあります。
②個性的な柄
オリーブの木の特徴は、個性的な柄と密度の高い丈夫な材質です。
夏の強い乾燥の中で育つオリーブの木は、成長が遅く密度の高い木に育ちます。
真っ直ぐではなく左右にうねりながら育つことにより特徴的な年輪ができ、アートのような模様に仕上がります。
③現地の資源活用
私たちが使うオリーブの木は、実やオイルが取れなくなった古木や、剪定の時に切る枝です。
元々は小さなサイズにカットされ、暖炉やバーベキュー用の薪木として燃やされてしまうはずだった木材。
この木を使うことで本来破棄されてしまう資源の有効活用にも繋がるので、使わない手はない!と思いました。
OUR PRODUCT
ー商品たちー
日常生活に彩りを添える「ちょっと気分が上がるもの。」を目指し商品作りに励んでいます。
満足のいくものをお届けしたいという思いで、滑らかなデザインや感触を目指しています。
※全て手作りのため、実際のサイズに多少の誤差があることをご了承ください。
①木ベラ
サイズ:縦約32cm×厚さ1cm
②しゃもじ
サイズ:縦約20cm×厚さ1cm
③チーズボード(S・M)
サイズ:チーズボードS 縦25cm(柄を含む)×幅10cm×厚さ1.4cm
:チーズボードM 縦30cm(柄を含む)×幅12cm×厚さ1.7cm
④フードボード
サイズ:幅10〜18cm×長さ20〜30cm
HOW TO USE
ー資金の使い道ー
〈目標額:300万円〉
今回集めた資金は、これから商品を世界で販売していくための費用として使う予定です。
・パッケージやウェブサイトなどの販促費用
・販売先開拓のための営業費用
・工房2階で観光客が購入できるようにギャラリー化するためのリフォーム費用
・今回の商品を届けるための生産コストと商品生産の効率化を行うための費用
1. 販促費用
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・販売サイト制作/システム利用費 |
50万 |
・パッケージデザイン |
5万 |
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・パンフレット/タグデザイン費 |
5万 |
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2.営業費用 |
・渡航費 |
25万 |
・営業費用 |
5万 |
|
3.リフォーム費用 |
・壁の塗替え |
30万 |
・テーブル・カウンター等製作 |
50万 |
|
・デコレーション備品の調達 |
10万 |
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・冷暖房装置の購入 |
10万 |
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4.商品製造費用
|
・原材料/人件費 |
40万 |
・工房家賃 |
30万 |
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・輸送費 |
10万 |
|
・乾燥庫 |
30万 |
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合計 |
300万 |
OUR PLAN
ー事業予定ー
11月 |
12月 |
1月 |
・ウェブサイトオープン ・オンライン販売開始 ・パッケージ開発 |
・工房2階改装 ・観光客への開放 |
・日本での営業 |
2月 |
3月 |
4月 |
・日本での営業 |
・難民採用 |
・難民採用 |
FUTURE
ーこれからの目標ー
1年間ヨルダンで暮らすことで、複雑な問題を抱える難民の人たちに会ってきました。
家族の問題、借金、子どもへの差別、身の危険など私が今まで直面したことのない問題を多く抱えています。
数人の雇用では社会はほとんど変わらないかもしれない。
それでも一人の人生が大きく変わる瞬間を作ることで、その一人から影響を受ける人は多くいるはず。
だんだんとそう信じるようになりました。
例えば、ずっと雇用主や家主に虐げられてきた難民の人は私たちと働くことで、ふたたび人を、社会を信じるきっかけになります。
その子どもたちはそんなお母さん・お父さんの姿を見て、自分も希望を捨てずに、新しい挑戦をしたいと考えるようになります。
また、全くこの地域に関係のない「日本人」の私がここで事業を行うことで、彼らに新しい価値観を知ってもらうことも多々ありました。
世界には、まだ掴めるチャンスが残っているということを積極的に彼らに伝えていきたいなと思っています。
短期の目標としては、次の1年で15人の難民スタッフを雇用することを目指しています。
そしてゆくゆくは、難民の人たちが一人で生きていく力をつけられるような、社会に羽ばたいてゆくためのトレーニングの場になっていくことを目指しています。
この地で長期に渡って活動を行うことは、大きな意味を持つと考えています。
社会は一瞬では変わりません。
何年、何十年と時間をかけていくことで、難民の人が生きる力を持てるようになること、そしてやがて”難民”という言葉がなくなるほど外からきた人が社会に溶け込んで行ける社会を作ることが夢です。
SUPPORTER
ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございました。
ここには綴り切れない現地の様子や日々の想いもあるので、ぜひ代表 大橋のTwitterやブランド(MUUT)のInstagramを覗いてください!
私は引き続き、中東の難民と日本を繋ぐ役割を果たしていきたいと思っていますので、ぜひ仲間入りしていただけると嬉しいです!
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¥3,000
【背中をひと押し!コース】
プロジェクトをあと一歩前へ進めたいという方へ。
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【オリーブの木べらコース】
◆オリーブの木べら
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◆オリーブのしゃもじ
シンプルなデザイン、小ぶりで使いやすいけど頑丈な、オリーブのしゃもじをお届けします!
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パンや小さなお菓子、チーズなどを乗せるのにピッタリの小ぶりなチーズボード。
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デザイン性と機能性を追求した2つの商品をセットでお届けします!
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プロジェクトに共感し、もっともっと応援を届けたい!という方へ。
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【オリーブの木べら+チーズボードSコース】
◆オリーブの木べら+チーズボードS
毎日のお料理で普段使いできる丈夫な木べらと、おつまみなどちょっとしたものを置くとおしゃれ感を出せるチーズボードSのセットをお届けします!
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【強力サポーターコース】
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2022年11月
¥50,000
【オリーブの木べら+しゃもじ+チーズボードMコース】
◆オリーブの木べら+しゃもじ+チーズボードM
木べら、しゃもじとパンやチーズをテーブルに出すのにピッタリなサイズのチーズボードMをお届けします!
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支援者0人
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¥50,000
【オリーブの木べら+フードボード】
◆オリーブの木べら+フードボード
木べらと食べ物をおいてみたり、インテリアとしても使えるオリーブウッドの良さをそのまま生かしたフードボードをお届けします!
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¥100,000
【VIPサポーターコース】
プロジェクトの仲間になりたい!出資したい!という方へ。
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¥100,000
【オリーブ商品まるごと豪華セットコース】
◆オリーブの木べら+しゃもじ+チーズボードS+フードボード
一つ一つ丁寧に手作りで仕上げたオリーブウッド商品を全種類お届けします!
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支援者2人
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法人様など、オリーブウッドで自分好みのものを製作されたい方へ。
◆オリーブウッドのオーダメイド
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【オリーブオーダーメイド(スペシャル)コース】
法人様など、オリーブウッドで自分好みのものを製作されたい方へ。
◆オリーブウッドのオーダメイド
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支援者0人
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