はじめに

はじめまして。

ベジプロ阪大の鈴木聡子です。

プロジェクトに興味を持ってくださりありがとうございます。

ぜひ、最後まで読んでくださると嬉しいです。

改めて、私は大阪大学外国語学部4年の鈴木聡子と申します。

去年の秋、もう一人のメンバーとベジプロ阪大を立ち上げました。

ベジプロ阪大は

「やさしい人で溢れる社会をつくる」

をビジョンに掲げ、

「大阪大学の学食にヴィーガンメニューを導入し、ヴィーガンを取り入れる人口を増やす」

を私たちのミッションとして活動しています。

動物の尊厳を大切にする、

将来のために環境問題に目を向ける、

自分や他人の健康を気遣う、

そんなやさしい人が溢れる社会にしたい。

ヴィーガンとは

ここでヴィーガンについて少し説明させてください。

（既にご存じの方は読み飛ばしてくださってかまいません。）

ヴィーガンとは、

動物性のものを消費しない人や動物性を使っていない商品

のことを指し、

日本では完全菜食主義・脱動物搾取主義と表現されます。

肉や魚、卵や乳製品を摂らないだけでなく、毛皮を避けたり動物実験を避けたりするなど、

動物の利用を限りなく割けるライフスタイルや商品がヴィーガンと呼ばれます。

＜ヴィーガンのプレートメニュー＞

さらにヴィーガンは環境や健康にもプラスの面があると言われています。

【環境について】

牛のゲップのメタンガスが地球温暖化の大きな要因になっている話は聞いたこともある方が多いのではないでしょうか。

メタンは二酸化炭素の25倍の温室効果がありますが、畜産業から排出される温室効果ガスはすべての乗り物から排出される温室効果ガスの総量に匹敵すると言われています。

そのため、肉食を避け生産を減らしていくことが環境問題の解決に繋がるというわけです。

【健康について】

ヴィーガン＝不健康と捉えられがちですが、一側面では健康に良いこともあります。

ベジプロ阪大には健康を理由に菜食を始めたメンバーが数人います。

動物性食品を食べると皮膚炎が悪化するため避けているメンバー。体調を崩した時にお肉をやめてみると調子が良くなって菜食に興味を持つようになったメンバー。

世の中にはこのように、健康を理由にヴィーガンや菜食を始める人も一定数います。

体質が人それぞれな中で、ヴィーガンが健康にもよいと言われるのは一部にはこの所以です。

つまり、

ヴィーガンは動物の利用や消費を避けるライフスタイルでありながら、環境や健康に良い側面がある

ということです。

活動の思い

冒頭でも述べたようにベジプロ阪大は、動物の尊厳を大切にする、将来のために環境問題に目を向ける、自分や他人の健康を気遣う、そんな

「他者の幸せに思いを馳せるやさしい人が溢れる社会にしたい」

と考えています。

世界では多くの人の知らないところで不条理に動物が犠牲になっています。

冒頭でも述べたように、特に家畜動物は不条理な状況に置かれています。

＜牧場での写真＞

私自身は乳牛を飼育する牧場で去年働いたことをきっかけに、ヴィーガンやアニマルウェルフェアに関心を持ち始めました。

牧場で働く前までは、乳牛というと牧草を食べてのびのびと生きている、そんなイメージを持っていました。

でも実際は、ほぼ一日中短い鎖で繋がれたままのびのびと暮らすことがなく、お乳が出なくなれば淘汰される、そんな生涯を過ごします。

差はあれど、日本では効率や土地の面から繋ぎ飼いをせざるを得ない農家さんが大半です。

じゃあ、

悪いのは農家なのでしょうか？

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私は、そうではないと考えています。

私たち消費者が要求しているから、生産が生まれる。

つまり、私たちが肉・卵・魚・乳製品などあらゆるものを安く、そして大量に要求しているから、生産の現場がそうなってしまっている。生産にしわ寄せがいっている。

当事者は、要求しているわたし。

こんな気づきを得たとき、私はそれまでの私自身に悲しみや怒りが込み上げてきました。

それと同時に、動物にも当たり前にやさしい社会にしたいと思うようになりました。

過激思想とか宗教とかそういうのでは一切なく、単純に、やさしい社会であってほしい。

私はまずは自分がやさしい人間であるために、ヴィーガンというライフスタイルを選択しました。

〈初めて作ったヴィーガン料理〉

そしてほぼ無力に等しい自分だけど、できることは何かを考えたとき、それは自分の所属する大阪大学で少しでもヴィーガンについて興味を持ってもらうことでした。

幸運にも同学年の喜多さんが同じ思いで学食にヴィーガンメニューを導入したいと考えていて、二人でベジプロ阪大を立ち上げました。

＜生協と初めて交渉した日の写真＞

ベジプロ阪大の活動

思いに共感してくれる仲間が増えて、今は9名で活動しています。

＜学食導入＞

まずヴィーガンを知るきっかけ作りとして、身近な大阪大学の学食にヴィーガンメニューを導入することを目指しています。

＜ヴィーガンについての発信＞

それと同時に、ただ導入するだけではヴィーガンへの正しい理解がされないと感じてインスタグラムにて発信をし続けてきました。

ヴィーガンというと「過激な人たち」「宗教」、そんな言葉を私も何度も見てきて、誤った認知がされている感覚がありました。

インスタグラムではヴィーガンの正しい認知を広めるほか、一歩踏み出すハードルを下げることを目的に発信をしています。

＜講演会＞

また深い理解を促すため、NPOベジプロジェクトジャパン代表の川野陽子さんをお呼びした講演会も開催しました。

環境問題と絡めた内容で、対面・オンライン合わせて約60名の方が参加してくださり、多くの方にヴィーガンや環境問題について知ってもらう機会になりました。

＜学祭＞

今年の春に開催された大阪大学の学祭で、ベジプロ阪大も出店して大豆ミートの唐揚げと焼き肉を提供しました。多くの人が一気に訪れる大阪大学の学祭で初めてのヴィーガンメニューに挑戦。

2日間で約1万人が来る学祭にむけて、必ず成功させるぞ！！と思って、インスタグラムでの発信や仕入れの価格交渉などを行い、3か月の準備期間を経て当日は800食の準備をしました。

でも、

結果は6万円の赤字。

くやしい。

支援が必要な理由

このように春の学祭で大赤字だった私たちですが、同時に学祭で出店することによる可能性も感じています。

「アレルギーの子どもが食べられるものがあって嬉しかった」

「宗教の関係で初めて焼き肉を食べた」

「大豆ミート気になってたから食べれてよかった」

こんな声をもらい、本当に本当に嬉しく思いました。

新たなライフスタイルを知るきっかけを作ると同時に、誰もが楽しめる学祭にする。そこに私たちの存在意義があります。

だから、今後も学祭に出店し続けたい。

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次は、

11月に開催される大学祭「まちかね祭」に出店します。

焼き鳥やフランクフルトなど、肉中心のメニューが当然のようにならぶ学祭で、大豆ミートを使った商品やヴィーガンのスープ、ヴィーガンスイーツを提供します。

「ヴィーガン食材はおいしくない」「偏りすぎている」

といったマイナスなイメージから、

「ヴィーガンはやさしい選択のひとつ」

というイメージに変え、少し取り組んでみようと思うきっかけを作りたい。

それから、ヴィーガンや体質、宗教など食の指向性に関わらず、誰もが楽しめる学祭にしたい。

正直、前回の赤字を受けて、今回もそうなるのではないかと不安です。

思いを実現したい。でも自己犠牲のもとでの目的達成は持続可能ではない。

だからこそ、思いに共感してくださる皆さんのご支援を頂きたいと考えています。

まちかね祭における課題

今回提供するメニューは、

①大豆ミートの唐揚げサンド
②大豆ミートの唐揚げ
③コーンポタージュ
④ヴィーガンスイーツ

です。

この春の学祭を経て、今回のまちかね祭における私たちの課題が見えてきました。

この課題をクリアするために、少しお助けを頂きたいと考えています。

【課題】

①商品の価格設定を下げ、金銭的ハードルを下げる

②提供メニューを豊富にし、より幅広い層に来てもらう

「①商品の価格設定を下げ、金銭的ハードルを下げる」について

来場者の多くが学生なのに対して春の学祭では価格が高めだったのではないかと考えています。

次の学祭ではお試し感覚で食べられるような価格で提供することでより多くの人に届けます。

赤字だった前回よりも販売価格を下げるには、みなさまのご協力が必要です。

「②提供メニューを豊富にし、より幅広い層に来てもらう 」について

今回は商品の種類を4種類に増やします。前回は2種類、唐揚げとカルビでした。

中身についてですが、前回の学祭の全体で大きく売り上げていた店舗の提供メニューが「一食完結タイプ」だったため、今回はワンハンドの大豆ミートの唐揚げサンド*を提供します。

さらに甘いものが食べたい人に向けて、ヴィーガンスイーツも販売します。

他には単品の大豆ミート唐揚げ、ヴィーガンスープを提供します。

より幅広い層に来てもらうためにレパートリーを増やしましたが、その分コストが多くかかっており、リスクは大きい状態です。

商品をより多くの人にメニューを手に取ってもらいヴィーガンを知るきっかけを作りたい。

そして誰もが楽しめる学祭にしたい。

上記の課題をクリアし、思いを実現するために、みなさまからのご支援を頂きたいと考えています。

*サンドに使用するパンには粉乳が含まれており、その点をパン屋さんにヴィーガン対応して頂くことは時間的・金銭的に私たちの力不足で叶いませんでした。しかし、「オールヴィーガンであること」と「より多くの人の手に渡ること」の価値を天秤にかけたとき、後者が私たちの目的「ライフスタイルを変えるきっかけを作る」に沿うものだと判断したため使用させていただくことにしました。しかしどうしてもヴィーガンの方に対応できるサンドを提供したく、別のパン屋さんから1日10食限定でヴィーガン対応のパンを仕入れさせて頂くことが可能になりました。オールヴィーガンを期待されている方には申し訳ありません。対応を希望される方はお申し付けください。

支援の使い道

【目標金額】

合計：14万円

【内訳】

59,000円：まちかね祭参加費　

61,000円：食材費

20,000円：出店の必要備品

当日の利益が出た場合は、今後活動を効果的に行うための資金にします。

今後の予定

2022年11月4日-6日　

まちかね祭出店

時間：10:00-18:00

場所：大阪大学豊中キャンパス　阪急石橋阪大前駅から徒歩15分

https://machikanesai.com/reserve/

まちかね祭に来場される方は、来場の事前登録が必要になる場合があります。

以下の表を参考に、必要な方は登録をお願いします。

2022年11月中旬　　

阪大生協食堂でのヴィーガン,ベジタリアン・ウィークの開催

現在生協様と調整中です。詳細は私たちのインスタグラムにて投稿していきます。

さいごに

私たちは、みんながヴィーガン生活を送ることを強要したいとは思いません。実際に、べジプロ阪大のメンバー全員がヴィーガンというわけでもありません。

べジプロ阪大のメンバーそれぞれが、一人一人多様な意識や目標をもって活動しています。

そしてその中で共通しているのは、ヴィーガンに対するポジティブな想いです。

何を食べたら、何をしたら”私たちの心”も”動物”も”環境”もハッピーになれるかなという想いです。

そんな温かくて優しいポジティブな想いを広げていくために、まずはこのプロジェクトを成功させたいと考えています！

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

少しでも私たちの思いに共感する部分があれば、このプロジェクトをサポートしてくださると嬉しいです。

まずは学祭まで駆け抜けるので、応援どうぞよろしくお願いいたします！

メンバー紹介

若原亜希

所属：

外国語学部スウェーデン語専攻4年

ひとこと：

私たちの想いに共感してくださる方は、ぜひ応援をお願いいたします！

ラワンチャイクン茉莉

所属：

文学部人文学科4年

ひとこと：

私たちと一緒に、食の多様性から広がる寛容な社会を作っていきませんか？素敵な仲間を待っています！

服部叶大

所属：

理学部化学科3年

ひとこと：

みなさんにベジプロ阪大としての想いが伝われば嬉しいです！応援よろしくお願いします！

喜多穂佳

所属：

法学部国際公共政策学科4年

ひとこと：

このクラファンで、やさしさが循環する場を作り出せるんじゃないかと、胸が高鳴ります。
仲間をはじめ様々な方の力で大きな挑戦ができることに感謝です！
学祭当日も、これからも交流できること、心待ちにしております！！

高野愛

所属：

人間科学部社会学系4年

ひとこと：

小さな活動の輪から大きなムーブメントを作っていくべく、頑張ります！よろしくお願いいたします。

齋藤智咲

所属：

工学部環境エネルギー工学科4年

ひとこと：

食の多様性を知るきっかけを多くの人に届けるために、ぜひご支援をお願いします！😌🌿

土井結花子

所属:

人間科学部3年

ひとこと:

ヴィーガンをもっと当たり前な選択肢にしたいです！よろしくお願いします！

鈴木聡子

所属：

外国語学部ドイツ語専攻4年

ひとこと：

プロジェクトに興味を持ってくださって本当にありがとうございます。最高のベジプロメンバーと一緒にこうやってプロジェクトを動かすことができて本当に嬉しいです。そしてここまで読んでくださった方、ありがとうございます。やさしい社会のために、私たちの仲間になってくださるとうれしいです！