はじめに

ヴィーガン対応している国内の飲食店の「1%」を改善したい！

1944年に始まった「ヴィーガン」という食べ方ですが、日本は1％未満の飲食店しか対応が出来ていない現状を知っていますか？

アメリカでは現在、51％の飲食店がヴィーガン対応をしています。

（※東京の場合、約8万店舗の内、約800店舗がヴィーガン対応している）

ヴィーガン対応が出来ていない大きな理由は、情報量・教育が足りていないことです。

そのため、全国の飲食店・ホテルにヴィーガン対応の知識を届けたいと考えています。

自己紹介

はじめまして。

Vegan Omotenashi代表のアリーナです。

Vegan Omotenashiとは、飲食店やホテルなど、「おもてなし」に関わる施設むけにヴィーガン対応のサポートを提供する事業です。具体的には、ヴィーガンメニューの開発や、スタッフ向けのヴィーガン対応の研修などです。

ヴィーガン観光客としての困難

私自身は、約5年前にヴィーガンになりました。旅行が好きで、国内、（コロナ前は）海外でもよく旅行しています。ただし、ヴィーガンになってから、旅行の楽しみ方が変わってきました。各地域の代表的な料理を食べられないことや、どこに行っても事前に食べられる場所を調べて、食べられる場所がない時に、サンドイッチなどを用意して旅行に行く必要があります。

一人で旅行するときには何とかなるとしても、他人と一緒に旅行するときには、一緒に食事ができないなど、困ることが多いです。そのような状況は日本に住んでいるヴィーガンの方、日本で旅行する観光客の方の皆が経験しているのではないかと思っています。

また、私は日本語ができるため、外食するときに、ヴィーガン対応のものがあるかを聞くことができますが、外国人観光客でヴィーガンの方がいた場合、コミュニケーションの壁があり、質問することも難しいでしょう。

「皆」が楽しく旅行や外食ができる未来へ

私と同じく、旅行や外食を気軽に楽しみたいヴィーガン・ベジタリアンやアレルギーのある方などがたくさんいます。また、「日本に行きたいが食事が心配、、」という海外の方も多いです。

「皆」が楽しく食事ができるようにしていきたいと思っています。

　ヴィーガンとは　　　　　　　　　　

※ワークショップの詳細を知りたい方は「ワークショップ開催までの流れ」をご確認ください。

ヴィーガン(vegan)という単語は1944年に初めて使われて、「vegetarian」の最初の3文字と最後の2文字で構成されました。「人間による搾取からの動物の解放の原則」を意味しています。

ヴィーガンというライフスタイルは、食事のことだけではありませんが、一番生活に影響があることです。

動物愛護のほか、ヴィーガンライフスタイルを取り入れている方では、環境問題という理由からスタートすることも多いです。なぜなら、お肉など、動物製品の製造はとても多くの温室効果を排出し、気候変動への大きな原因だからです。

国内外のヴィーガン動向

ヴィーガンという動きは1944年から始まり、世界中で広がっています。特に過去10年間でヴィーガンに興味を持っている人々が大きく増加し、現在アメリカでは51％の飲食店はヴィーガン対応をしているそうです。

日本でも、世界のトレンドと同じく、ヴィーガン、ゆるヴィーガンなどが増えています。直近の調査結果では、国内人口の5.1％はヴィーガンまたはベジタリアンであり、肉の消費を減らしている「フレキシタリアン」は全体の15.8％という結果になりました。(出所：Vegewel)

プロジェクトが必要な理由

現在国内外に広がっている「ヴィーガン」という顧客セグメントに対応できていない日本の飲食店やホテルなどが多い状態です。

その主な理由として、ヴィーガン、ハラールのような新規の食トレンドに関する教育が遅れているということがあげられます。

それを解決するため、今回クラウドファンディングで提案しているのは、「主に観光地を優先し、全国の飲食店・ホテル向けにヴィーガン対応のワークショップを開催する」ことです。

プロジェクトを実施するメリットは主に以下の3つが挙げられます：

１．食の多様性

飲食店やホテルにとって、ヴィーガンへ対応することで、複数のアレルギー対応やハラールなどその他食事制限にも対応が可能となります。

もちろん、アレルギー対応やハラールの対応には少し工夫が必要ですが、ヴィーガン以外にも、様々な食の多様性への対応がしやすくなります。

２．インバウンドのお客様へ対応

2022年観光地魅力度ランキングでなんと日本は1位になりました！日本の文化は海外から見ると珍しく、町も綺麗で安全なので、外国人にとても人気です。

長い間コロナウイルスの影響がありましたが、2022年11月から個人旅行の受け入れが始まり、飲食店やホテルにとって、食の多様性への対応がとても重要になってきます。

せっかく日本は1位になったので、お客様がお金をかけて日本に来ても食べれるものがなく満足できなかったら、評価が下がってしまうリスクがあります。

また、外国人観光客でヴィーガンの方がいた場合、コミュニケーションの壁があり、メニューで何がヴィーガンなのか、確認することも難しい場合があります。

３．売り上げアップ

旅行や外食するときに、一人でも行けますが、多くのお客様は友達や家族と一緒に食べに行きます。そうなると、3〜4人で、一人でもヴィーガンだった場合、ヴィーガンの方が食べられるお店を選ぶことになります。

ヴィーガンがまだ少ないから大きな売り上げにならないと思いがちですが、実際に、数人で外食した時に、ヴィーガン対応をすれば、一人だけではなく、ノンヴィーガンの数人の売り上げもとることができます。

インバウンドの場合も同じく、大きなグループの旅行で一人だけがヴィーガンということもありますが、選ばれたお店はグループ全体の売り上げ分をもらえます。

ワークショップ開催までの流れ

全国の飲食店・ホテル向けにヴィーガン対応のワークショップを開催する流れは以下のようになります。

１．各地域の飲食店やレストランに関係する協会や観光に関わるセンターと連携し、ワークショップの協力をしていただきます。

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２．そして、ワークショップの日程、場所などを設定し、準備をしておきます。また、可能な限り、ヴィーガン商品を取り扱う業者やヴィーガン協会などと連携し、ワークショップでスピーカーとして参加いただきます。

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３．その後、参加者を集めていきます。

まずは栃木県（日光）、神奈川県（鎌倉、横浜、箱根）、山梨県（富士五湖）で5回ワークショップを実施いたします。

成果が見えてきたら、次のチャレンジで約一か月半をかけて、全国を回り、10〜15回ワークショップを開催していきます。

ワークショップの目的として、各地域の飲食店・ホテルなどがヴィーガンの基本を理解し、ご自身で簡単なヴィーガンメニューを提供できるようになることです。

「ワークショップ内容」

ワークショップでは以下のような内容が含まれます：

• ヴィーガンについての基礎知識
• 国内外のヴィーガン人口や店舗数などのデータ
• ヴィーガンへ対応するメリット
• ヴィーガン食材
• 栄養バランスの良いヴィーガン料理
• ヴィーガンメニューを導入するポイント

以上のもの以外で、ヴィーガン食材を取り扱う会社からのプレゼン、または試食会を予定しています。

今までの私がヴィーガンに関して獲得してきた知識や研修プログラムによる知識を提供する予定です。

ヴィーガンメニューを開発するための情報だけではなく、ヴィーガンの顧客が求めていることや、ヴィーガンの方が安心して食事をとるために必要なことまでワークショップ内でお伝えします。

支援の使い道

＜目標金額＞

合計：14万円

＜内訳＞

ワークショップスペースレンタル：2.5万円

交通費：5万円

宿泊費：5,000円　x 5日　= 2.5万円

宣伝費用（オンラインメディアなど）：4万円

目標金額が達成できなかった場合、足りない文を私が負担し、必ずプロジェクトを実行します。

さいごに

読んでいただきありがとうございます。

「国内のすべての地域でヴィーガン対応を可能にする」というのがVegan Omotenashiのビジョンであり、このプロジェクトで皆様のサポートがあれば、そのビジョンへ一歩近づけると思います。

現在日本での生活に不便を感じているヴィーガンの方がとても多く、対応したいが対応方法が分からないと悩んでいる飲食店やホテルもあるはずです。そのギャップを埋めて、それらに教育を届けられればと思っています。結果として、食事制限がある方でも楽しく、気軽に外食や旅ができるようになります。

また、飲食店やホテルがヴィーガンへ対応することで、SDGsなどの取り組みも可能となるため、様々なメリットになります。そういった価値を飲食店やホテルへ届けていきたいと思います。

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【プロフィール】

ルーマニア出身で、アリーナは2015年に日本に移住。その直後、ビーガニズムを発見し、段階的にヴィーガン生活に移り変わった。 彼女は日本でヴィーガンとしての生活の厳しさに気がつき、2021年に「ヴィーガンホスピタリティコンサルティングの研修プログラム」（https://www.veganhospitality.com/）に参加した。

2022年に永住権を獲得し、正社員として2年半勤めていた会社を辞めることにし、ヴィーガンホスピタリティコンサルティング事業である「Vegan Omotenashi」を立ち上げた。

彼女の目標は、日本全国のレストランやホテルに教育とサポートを提供し、ヴィーガンの顧客へ対応を推進することである。

【各種リンク】

Vegan Omotenashi HP：https://www.veganomotenashi.com/

Instagram: https://www.instagram.com/vegan_omotenashi/