公共空間の未来
【再開発の見直しを!】私たちの大切な神宮外苑の美しい景観を守りたい!
神宮外苑の未来を考える有志 GAI-EN FUTURE
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支援総額
¥639,000
目標金額 ¥550,000
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支援者数
119人
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残り
0日
はじめに
私たちの神宮外苑は再開発によって全く別の姿に変わろうとしています。特に心配しているのは美しい4列のイチョウ並木が台無しになりそうなのです。
その計画の見直しを求めるために「外苑フューチャープロジェクト」を立ち上げました。
そしてそのデザインを第一線で活躍するアートディレクターにお願いしてニュースレター形式のチラシを作成し配布を始めました。
ぜひこの活動のサポートをお願いします。
神宮外苑の再開発とは?
神宮球場、秩父宮ラグビー場は移転し新築となり、オフィスや商業施設が入る高層ビル3棟が建設されます。
そして再開発に伴いイチョウ並木や数多くの樹木が伐採される予定で、全ての再開発が終わるまで13年以上かかる見通しです。
なぜ問題なのか?
①1000本もの樹木の伐採計画・環境負荷が大きすぎる
美しい4列のイチョウ並木や樹齢100年を超える木を含む、1000本の樹木が伐採の危機に瀕しています。
3棟もの高層ビルが建設され、ビル風が増し、日差しも遮られ、美しい景観が台無しになります。またラグビー場の建設は、150本もの樹木林の破壊からスタートします。
この小さな100年の森は都会の貴重な森です。13年もかかる大規模な再開発のために木々が失われるだけでなく、多くの二酸化炭素が排出されます。
②高層ビルや商業施設の建設
美しいイチョウ並木のすぐ横に3つの高層ビル建設が計画されています。樹齢100年を超える木々を伐採してまで、新たな高層ビルや商業施設は本当に必要でしょうか?東京には既に多くの場所で高層商業ビル街があり、また他にも再開発計画が目白押しです。
神宮外苑の「苑」は特別な場所の意味であり、高層ビル開発は相応しくありません。
③東京だけの問題じゃない!これは全国の公園の危機!
神宮外苑は100年前の国民の寄付と献木による近代初の都市公園です。創建時、永遠の美観統一を保持することと言い渡さされて明治神宮の管理が始まったので、日本初の風致地区となりました。自然景観が保護され、開発には規制がかけられていましたが、都は東京五輪の国立競技場建設のために規制緩和をしました。
そのことが全国にある風致地区にとって制度を都合よく変えた先例となり、未来のまちづくりの在り方を危ういものにしています。
東京だけの問題ではないと思いませんか。
④都が掲げる目標との矛盾
東京都は「豊かなみどりと歴史の継承」や「スポーツの拠点」と掲げていますが、実態はかなり違います。樹齢100年を超える樹木の伐採は、若木をいくら植樹しても代わりにはなりません。この再開発は、大木や高木による樹冠率を重視している世界の潮流にも逆行しています。
歴史に富んだ神宮球場と秩父宮ラグビー場が壊されます。軟式野球場、バッティングセンター、ゴルフ練習場、フットサルコートなどの誰もが利用できるスポーツ施設は無くなり、会員制テニスクラブしか残りません。
このことは神宮外苑が多くの市民の健康促進の場として解放された歴史からみても、都の目標からみてもスポーツを一般市民から遠ざける計画のようにしか見えません。
⑤不十分な議論と情報開示・強行的なプロセス
都が再開発の詳細を公表したのは2021年12月で縦覧期間はわずか2週間でした。
地元住民や市民とのオープンな議論の場はありませんでした。また、本来都市計画公園に開発はできませんが、高層ビルを建てるために、「公園まちづくり制度」を使い、神宮外苑の一部を「都市計画公園」の区域からはずし制度を乱用しました。
複数の反対署名活動があり、それらを集めると合計で15万人もの反対署名が集まっていますが、環境アセスメントを形だけの手続きとして通過させ、今にも工事を始めようとしています。
以上のような理由から、より多くの方にこの問題を知ってもらいと考えています。
環境破壊ではなく、世界に誇れるような環境保全プロジェクトが、この神宮外苑の地ならきっと出来るはずです。
見直しを求めるだけでなく具体的提案も。伐採は2本に抑えられる
実際に見直しを求めるだけでなく、提案も行われています。
ユネスコの諮問委員会で、国内の優れた文化遺産を保護するための組織である日本イコモス国内委員会から、現行案に代わる新しい案が都に提出されています。新しい案では、伐採する樹木を2本に抑えられると、示しています。また、建て替えでなく改修工事を行い、施工期間も短縮できるのではと新建築技術者集団が提案しています。
日本イコモス:https://icomosjapan.org/media/opinion20220426.pdf
新建築技術者集団:https://nu-ae.com/tokyo/20220710_plan/
しかし、まずは多くの人に知ってもらうことが重要です。そのために外苑フューチャープロジェクトを立ち上げました。
GAI-EN FUTUREプロジェクトについて
https://www.gai-en-future.com/
外苑フューチャープロジェクトでは神宮外苑再開発の見直しを求めるためにニュースレターを作成しています。ご自由にニュースレターをSNSに掲載し、拡散し、印刷配布をできるようにしています、またWEB制作を行い、情報発信を行っています。
なぜクラウドファンディングなのか?
多くの人に認知してもらうためのチラシ制作費、印刷費、議論する場所などを借りるための費用をまかなうためです。またクラウドファンディングを通じて、今までとは違うアプローチで、異なる世代や層にも広く知ってもらうためです。
時間は迫っています。すでに15万人もの反対署名があるのにも関わらず、都はこの計画を推し進めようとしています。
都市の樹木は以前にも増して貴重です。世界に誇れる環境保全プロジェクトにするためにも皆様のご協力をお願いいたします。
もともと神宮外苑は100年以上前に当時のクラウドファンディングのような形でつくられている
皆さんは神宮外苑がどのようにつくられたかはご存じでしょうか?1912年、明治天皇が崩御した時に、日本全国から明治天皇への崇敬の念を込めて持ち寄り植樹されました。人々が寄付した木を手作業で植えられたもので、どの木も皆の真心のこもった御神木であると付近の幼稚園、小学校では長い間そのように教えられてきました。
そして多くの木が永遠を願うイチョウ、スダジイ、ケヤキ、クスノキなどで樹齢300年から1000年にもなる長寿の木です。中には小学生が栗の実を集めて換金し献金したという記録もあります。
まさしく今でいうクラウドファンディングのような方法で造営されたのです。私たちが今やろうとしていることと共鳴しています。このような歴史的樹木が伐採されるのを黙ってみていられません。
神宮外苑はもともと市民がボランティアで作り上げたからこそ、今の姿になったのです。
ぜひ、皆様のお力添えをお願いいたします。
写真:『大東京名所百景写真帖』(青海堂、1936年), Public domain, via Wikimedia Commons
支援が必要な理由
GAI-EN FUTUREのデザインは第一線で活躍するアートディレクターが引き受けてくれました。この再開発に疑問を抱いている1人であり、子供たちに美しい光景を残したいと願う1人だからこそ、ボランティア価格でデザインを引き受けてくれました。
この公共的な場所の再開発については皆で考えることであり、単なる反対運動に終わらせることのないようにフリーペーパー形式の周知活動にしていきたいとの提案があり、面白いプロジェクトだと考えスタートしました。
今回は第1号ですが、機会があれば第2号も出したいと考えています。当初、お金を集めてからと考えていましたが、チラシの完成後の方が理解を得られると考えチラシを先に作り、配布を始めました。
まずは多くの人にこの開発の問題点を知ってほしいと考えました。
クラウドファンディングで頂いた支援金の用途
目標金額:55万円
チラシ作成と配布のための活動費用です。
①デザイン料、イラスト料、ライター料などで約10万円
②印刷代金が約20万円。
③ホームページの立ち上げとその維持管理費用、チラシの各方面への配送費、議論する場所を借りるための費用など25万円
にあてさせていただきます。もし目標以上の募金ができたら、GAI-EN FUTUREの第2号、第3号など継続的作成も考えます。
署名運動について
外苑フューチャープロジェクトだけでなく、署名活動も行っています。署名はどなたでも可能ですので、こちらのご協力もぜひお願いいたします。
〇神宮再開発の見直しを:https://chng.it/kVn5dBMS
既に11万人以上の方のご署名をいただいております。さらなるご協力をお願いします。
〇神宮球場:https://www.change.org/save_jingu_stadium
ビル風が吹き、陽も当たらない,野球環境が悪化するような新しい球場は必要でしょうか?
〇秩父宮ラグビー場:https://chng.it/qJNHZcYK
元ラグビー日本代表の平尾剛さんが反対の署名運動を行っています。今のラグビー場を取り壊して別の場所に新しく建設することは、観客にも選手とってもメリットの少ない「改悪」だと述べています。
有志団体について
「神宮外苑の未来を考える有志 GAI-EN FUTURE」
署名活動や周知活動を通してわかったことは、この開発計画を一言二言で伝えるのはとても難しいということでした。また、単なる反対運動と捉えられて避けられることもわかりました。
私たちは老朽化した施設の大規模改修や新築に真っ向から反対しているわけではありません。
加えて容積移転やまちづくり制度などの言葉は説明が難しく、まずは開発の全貌を知ってもらいたい、わかりやすく、また自分ごととして捉えてもらうにはどうすれば良いのか、という視点を持つメンバーが集まりチラシ作成のチームを作りました。
このプロジェクトへの想い
まず神宮外苑にある樹木はどれも立派で美しくぜひ未来の子供たちには、もっと樹木が大きくなる姿を見せてあげたいと思いました。
現在、世界中の都市では樹木を増やすことを全力で取り組んでいます。樹木の役割は多様であり、樹木の経済効果も市民権を得ています。例えば樹木が十分にあれば冷房費が抑えられること、大気浄化、心の健康にも効果があることも認識されています。
また日本各地で似たような再開発が同時多発的に起こっていることを知ったのですが、どこも地元の人に愛されている、憩いの場であることも共通していました。
子どもたちの未来に高層ビルだらけの街を残すのか、もっと都市の樹木を増やすためにはどうすれば良いのか、美しい光景を未来に残すにはどうすれば良いのか、街は一体誰のものなのか、多くの人と未来について考える場が欲しいと思いました。
そこで団体には未来という文字を入れました。
さらに詳しく知りたい方へ
〇イチョウ並木より「9兆円」の神宮外苑再開発 2012年の森元首相とのやりとりとは:https://dot.asahi.com/aera/2022092600050.html
〇【斎藤幸平×ロッシェル・カップ 緊急対談】神宮外苑は誰のものか? 疑問だらけの再開発にNOと言おう:https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2023/01/11/118216/
〇公園はだれのもの~“日本初の風致地区”明治神宮外苑 再開発議論~NHK「けさの聞きたい!」:
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/my-asa/mCsViIM47_.html
○神宮外苑再開発の何が問題か〜「都市計画」の視点から読み解く:https://youtu.be/6ik5j2RvKus
○新球場が近すぎる…神宮外苑のイチョウ並木「絶体絶命の危機」 新宿御苑では建造物の近くで枯死が相次ぐ:https://www.tokyo-np.co.jp/article/196104
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