セカンドゴールを設定しました。

多くの方にご支援いただきましたので、さらなる目標設定してみました。

7月に鳥取県米子市の新グループ立ち上げに行くことになりました。目標より多く頂いた支援を使って、地方に行く回数を増やすつもりです。9月に群馬県高崎市にも行きます。

はじめに　

自助会は発達障害の生き辛さに最も効果的な対処法
　発達障害という言葉は１０年前に比べて広く知られるようになってきました。しかしながら、発達障害の対処法はいまだに確立されていません。現時点の医療技術では客観的診断すら出来ないのです。その中で、自助会（セルフヘルプグループ・自助グループ）は発達障害の生き辛さに対して確実に効果があるにも関わらず、まだまだ認知度は低いままです。これを全国各地に広めることで、より多くの発達障害の当事者やその家族を救うことができます。

私自身も自助会に救われた1人
　１７年前、２７歳の時に私も発達障害（ＡＤＨＤ）の診断を受けました。投薬や有名な療法やトレーニングを受けましたが、私の生き辛さは少しも軽減しませんでした。そんな時、偶然出会った当事者さんと2人で自助グループを立ち上げることにしました。自分以外の当事者と初めて語り合って、多くの気付きを得ました。そこからグループを順調に拡大し、現在では日本各地に３９グループ展開しています。私自身も自助会のおかげで「生き辛さのトンネル」から抜け出すことができました。この体験をより多くの人にしてもらいたいと思っています。

プロジェクトの詳細　

　「自分でグループを立ち上げたい！」という人のために、特別な運営ノウハウを持った石橋代表が日本各地を直接訪問し、生きたマニュアルを直伝してくれます。いま全国に自助会が必要とされています。

プロジェクトの背景
　実は、自助グループは出来ては消える泡のような存在でした。多くの会が主催者のボランティアによって運営されているため、組織が拡大するほどに主催者の負担が増大していたためです。結果、３年間継続するグループは半数以下であり、５年継続する会は数えるほどしか存続しないというのが現状です。私たち「さかいハッタツ友の会」は設立から１７年、独自の「しない運営」を掲げて、沢山の主催者たちと日本各地にグループを設立してきました。２０２３年６月時点で３９グループ（オンライン含む）、のべ参加者は３０００人を越える、日本最大規模のグループに発展しました。

自助会とは？
　発達障害の当事者やその家族が何人か集まって、近況報告や日々の困りごとなどを話し合う会です。人数は３人程度から１０人以上集まる場合もあります。一見すると単なる茶話会のようですが、同じ立場の「ピア＝仲間」と対話することは、自己客観視に大いに役立つのです。月に一度程度ピアと語り合うことで、日々の何気ない事に気が付くようになり、結果として社会で生きていく知恵を習得できるようになるのです。セルフヘルプグループの効果については過去に多くの研究者によって論証済みなので、より詳しい内容が知りたい人はインターネットで論文検索してみてください。

　支援の使い道

セカンドゴールとして、開催情報の自動化のために10万円。さらに多くの地域に代表が行くための費用として15万円を追加いたします。　

〇オンライン自助会を支援するために、ＺＯＯＭ有料版のアカウントを取得します。
〇全国各地のグループの開催情報を宣伝・拡散するために、Twitter有料アカウントを取得します。※現在、石橋代表のTwitterアカウントのフォロワーは1.5万人超
〇一部を返礼品に使用します。

〇石橋代表の全国行脚の交通費として使用します。今プロジェクトにおいて４か所の訪問を想定しています。ちなみに今まで訪れた２３都府県へは、大半が石橋代表の自費でした。近年、設立希望者がさらに増えてくる中で、自腹訪問の限界を痛感し、仲間たちの勧めもあり、今回の資金集めに至りました。このクラウドファンディングによって、「自分で自助会を立ち上げてみたいけど、ひとりでは不安。石橋さんを呼ぶためのお金もない」という地域に、新しいグループを立ち上げることで出来るようになります。

さいごに　

　近い将来において、以下の２点が実現していきます。

①発達障害に関わる政策を国政レベルにおいて提言
　このためには全国を網羅した組織が必要となります。今回の資金集めはその布石です。

②ピアサポートの制度拡張
　その先には、当事者による「当事者支援」が制度化され、対価が支払われる時代が来ます。その際には、豊富な知見を持ったピアサポーターが求められることは間違いありません。自助会を主催する事は、最も効果的なピアサポーター養成実習なのです。

　遠くない未来において、発達障害を取り巻く環境を変革することが、本当に可能であると私たちは確信しています。そのための第一歩を応援してください。

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【プロフィール】
さかいハッタツ友の会　代表　石橋 尋志（ひろし）

生まれも育ちも大阪府堺市南区（泉北ニュータウン）、現在４４歳、地元の工務店に現場監督として勤務。高校時代の同級生の妻、ひとり息子８歳と３人暮らし。ADHD（多動性注意欠陥症）の当事者。趣味は料理とレモン栽培。今年から長男の通う小学校のPTA副会長。尊敬する人は親鸞。座右の銘は「諦めれば手に入る」

【これまでの活動】
　１７年前からボランティアで発達障害の自助グループを運営。のべ参加者数と年間開催回数において日本最大規模の団体に発展。１７年間の経験から得た知見を活かして、発達障害の講演や講習会などの講師としても活動中。保護者や支援職・教員だけでなく、医療関係者やPSWなどの専門家に当事者感覚を伝えている。堺市自立支援協議会 当事者部会委員。堺市発達障害支援センター運営委員。

【活動報告】
今までに訪問したことがある都府県
　・青森県　・宮城県　・福島県　・茨城県　・栃木県　・群馬県　・東京都　・神奈川県
　・静岡県　・長野県　・岐阜県　・新潟県　・愛知県　・三重県　・滋賀県　・京都府
　・和歌山県　・大阪府　・兵庫県　・香川県　・福岡県　・熊本県　・宮崎県

また訪問したことがない道県
　・北海道　・秋田県　・岩手県　・山形県　・富山県　・石川県　・埼玉県　・千葉県
　・山梨県　・福井県　・奈良県　・岡山県　・広島県　・鳥取県　・島根県　・山口県
　・徳島県　・愛媛県　・高知県　・佐賀県　・長崎県　・大分県　・鹿児島県　・沖縄県