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– 7月18日（火）更新！ –
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はじめに

この地域で脈々と受け継がれてきた食や工芸、人々の出会いの文化を、肩ひじ張らず、カジュアルに参加できるピクニックを通して、いろいろな人たちと一緒に再認識し、享受したい。

日本のほぼ真ん中、長野県塩尻市で2日間限りのLOCAL NIGHT PICNIC（ローカルナイトピクニック、以下、LNP）を開催します。

山を間近に感じる芝生でお気に入りのレジャーシートをひき、暮れなずむ広い空の下に寝転んだり、「最高すぎる・・」と思わず声が漏れてしまうほど、美味しいご飯とお酒をたしなむ。

秋のそよ風を感じながら、チルアウトな音楽に身体を揺らしたり、

身体を動かすワークショップに参加したり。

初めましての人とも一緒に乾杯しながら、最後は夜空に広がるランタンを眺める特別な時間も。

LNPは、長野の大自然のなか、めいっぱい五感を働かせながら地域の良さを再発見したり、人との出会いを創造するピクニックイベントです。

ただ、「ピクニックイベントってよくあるけど、他のピクニックと何がどう違うの？」という方もいらっしゃるかもしれません。

今日は、LNPとは何か、そして、LNPを通して私たちが見たい景色についてお話したいと思います。

まず、塩尻ってどんなところ？

みなさん初めまして！長野県塩尻市出身でLNP発起人の川口です！「そもそも、塩尻ってどこ？」って思う方が多いかと思います。笑

塩尻市は長野県のほぼ中央（中信地方）に位置する市。松本市に隣接していて、鉄道では名古屋から延びる中央西線、新宿から延びる中央本線、長野市から延びる篠ノ井線が交わる他、松本空港や長野自動車道に中山道などもある、古くから交通の要衝となっていた場所です。

漆器やワインといった名産品はあるけれども、諏訪や松本のようなわかりやすい観光地がないので、地元である塩尻を「何もないところ」だと思って育ちました。そして高校を卒業するとともに上京。長く、地元を離れて生きてきました。

数年前、ひょんなことからUターンで地元に戻ることになったとき、「私は塩尻でどうやって生きていこう、一体楽しく生きていけるだろうか」と、とても不安だった事を今でも思い出します。笑

しかし、早々にしてそれは私がただ「無知」なだけだったということがわかりました。

Uターンした際にメンバー登録をした「スナバ」。シビック・イノベーション拠点と呼ばれるこの場所には、他の誰でもなく自分を主語に地域で新たにコトを起こそうとする人たちがたくさん集まっていました。

公務員をしながら地元で親しまれる生食用のブドウ品種「ナイアガラ」を次世代にもつなぎたいとクラフトビールをつくる人、空き家の再生で1万人以上の流動人口を生み出す人、大門の商店街でマルシェイベントを主催し笑顔溢れる風景をたくさん生み出す人など。自らの心にワクワクの火種をもちながらたくさんモノやコト、生業に、時間を忘れるほど没頭しているかっこいい大人たちがたくさんいました。

そして今、塩尻は、そんなかっこいい大人たちに刺激を受けて、「一緒に何かしたい！」と全国各地から人が集まってくるまちになっています。

また、歴史を辿れば、今でも市内では「奈良井宿」をはじめとする宿場町のまちなみを垣間見ることができるように、塩尻市は昔から中山道などを歩く旅人が多く往来していた結節点。外からのヒトを歓迎し、新しい発想や知識・経験を自分達の文化に織り交ぜていくまちでもあります。

ローカルでやる意味：LNPを通して見てみたい景色とは？

一方で、そんな魅力的な大人たちがいて、ワクワクするモノ・コトが生まれているまちなのに、その事実は地域外の人はもちろん、地域に住む方にも知られていない現状があります。

もし、もっと気軽につながることができる機会があったら、どうだろう？

参加した人たちが今までひとりでは出来ないだろうなと諦めていたやりたいことができるようになったり、自分が知らなかった視点に出会って自分のやりたいことが見つかったり、自分にとって大したことではないのに、喜んでくれる人や感謝してくれる人に出会えたり。きっと、今では想像つかないほどワクワクすることが待っていそう。

そこでLNPでは、このまちの面白い人やモノ、コトと、「ピクニック」という切り口で楽しくつながり、機会をつくりたいと思っています。

「来年また、ここで会おうね」

初めまして同士の人たちでも、イベントが終わるころにはなんとなくお互いのことがわかっているようなゆるいつながりから、一緒に企画を組んだ仲間同士のような濃いつながりも。多様なつながり、大歓迎。ここで起きた出会いを思い出して、年に1度、塩尻にもどりたくなるような体験にできたらと考えています。

なぜピクニック？：大事にしたいコンセプト①「つながり」

日本でピクニックと聞くと、遠足をイメージするかもしれません。ただ、ピクニックの誕生の歴史をたどっていくと、本来のピクニックは、個の魅力が最も引き出される創造性のあるコンテンツということがわかってきます。

ピクニックとは、諸説あるようですが、その昔、牛飼いや羊飼いが《nique ささいなもの》で構成されたその日の最初の食事をとるために休憩をしたことが言葉のはじまりといわれていす。

まだ農民たちが貧しかった時代、労働の合間に群れの中で食べたものといえば、パンと少しのチーズくらい。それから「鳥が餌をつつく」という動詞《picorer》が語源の《pique》と合わさり、《pique-nique ピクニック》＝「それぞれのものが持っている小さなものをつついている」という言葉となって、17世紀に拡がりをみせます。

時を経て裕福な人々のレジャーとして英国に伝わったのが18世紀半ば。19世紀後半からは本格的に広まり、現代にいたっています。

家族で楽しむというよりは、見ず知らずの人と楽しむものであること。料理は持ち寄りで、自分自身の人となりを表現したり、コミュニケーションが生まれるような工夫があったりと、ピクニックは始まった当初から「大人の社交の場」としての機能を果たしていました。
LNPでは、そうした「ピクニック」の純粋な起源に立ち返り、地域内外の人・モノ・コトが自然と交わり、つながっていくような空間や体験設計を心がけています。

LNPが準備するピクニックを彩るさまざまなコンテンツを体験するもよし、あるいは参加されるお客さんがそれぞれ思う「最高のピクニックにはこれだ！」と思うものを持ち寄るのもよし。
運営側も含めて参加する全ての人が小さな子どもたちがブロックで遊ぶように、自らの創造力や想像力を存分に発揮させて、ここの魅力を体験できたり、化学反応が起こすことのできるような余白をつくるため、ピクニックは最適な手法。さまざまな人とのつながりを運営事務局一同、心から楽しみにしています。

なぜナイト？大事にしたいコンセプト②「非日常体験」

もう一つ、LNPのこだわりは、非日常な体験、空間をつくること。

ピクニックとは通常、日があるうちに屋外でやるものですが、LNPではランタンのあかりなどを頼りに夕方から夜間に開催します。

暮れなずむピンク色の空を見上げながら、チルアウトな音楽を聴き、地元の食材でつくられた美味しいご飯と、地域で生産されたワインをたのしむ機会は、この地域ならではの感動体験。

地域に住んでいれば、どれも身近にあるものでも、非日常をテーマに編集してみると、普段とは異なる視点で地域の魅力を再発見できるかもしれません。

フィナーレは、夜空に無数に上がるランタン。
一つひとつ、参加者が思いを乗せて打ち上がるランタンに彩られる夜空は、幽玄かつ記憶に残る思い出のワンシーンとなるに違いありません。

どうやって実現していくの？

・どこでやるのか

場所は塩尻市の「平出遺跡」。1950年（昭和25年）に本格的な発掘調査が始まった平出遺跡は、縄文時代から平安時代に至る5000年におよぶ豊富な出土品が発見されていて、当時の生活の様子を復元する貴重な考古資料とされています。

・塩尻のかっこいい大人たちが出すお店

塩尻ワインや、近隣地域の食材を使ったお店など、長野地域内外から塩尻にゆかりのあるキッチンカーが出店予定です。塩尻の空気を吸いながら、美味しいご飯や飲み物を召し上がってください。

・人・モノ・コトをつなげていく多彩な遊び・企画コンテンツ

情報公開はこれからですが、気がついたら誰かとつながっていく仕組みやコンテンツを多数企画中。持ち物はオープンに楽しむ心！

・塩尻の自然の中で楽しむ、チルアウトな音楽や地域バンド

出演者情報はこれからですが、塩尻の自然に心地よく流れる音や曲を奏でるアーティストに出演いただきます。地域でバンド活動するかたなども含めて一緒に場をつくっていくことを楽しみにしています。

・塩尻の夜空を彩る500基の空飛ぶランタン

夜、願い事を書いたランタンが一斉に夜空に飛翔させていきます。

ライトアップとランタンの幻想的な光景が目の前に広がり、忘れられないワンシーンとなること間違いなし。イベントのフィナーレを飾るコンテンツまで、ぜひ楽しみにお待ちください。

などなど、他、多数！

詳細はクラウドファンディングページ、専用サイトなどで随時公開していきます。お楽しみに！

LNPのメンバー紹介

[川口 純 / 地元民]

塩尻歴：塩尻市出身。高校卒業と同時に長野を離れ東京へ。2年前にUターンで塩尻に戻る。

フリーランスデザイナー。ロゴやパッケージなどのデザインや飲食店等立ち上げのブランディング、デザイン等を行う。（Beasty Coffee 、アイマニ、IKUEなど）LNPの発起人であり、デザイン周りを担当。

【LNPにかける思い】

「なにもない」と思っていた塩尻に、自由で面白い大人達がたくさん集まってきていた事に気づき、地元塩尻の魅力を再発見！これからより盛り上がっていくだろう塩尻にワクワクしています！

[轟 麻里枝 / 関係人口]

塩尻歴:旅人。発起人とは高校卒業後、上京初日にマンションで出逢う。何度か訪れた塩尻の場所、食べ物、人にすっかり魅了される。

群馬県吾妻郡出身、東京都在住。保育業界で未来を担う子どもたちの成長に携わる。いかに楽しく面白く成長するサポートができるのかと日々奮闘中。

【LNPにかける思い】

『塩尻に呼ばれた』人たちが集まって歴史ある平出遺跡で交わる…夕暮れの広い空にランタンをあげ、塩尻の人も旅人も塩尻の良さに気づけるような空間を作れると思うとドキドキワクワク！イベントを通して空間や地域が活性化することを皆と具現化していきます！

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[ 福原 加奈恵 / 関係人口]

塩尻歴:旅人。素晴らしい地域の知られざる魅力を発掘し発信することを大事にしており、塩尻の人・自然・食・歴史に魅力を感じ、イベントのきっかけ作りを発信。群馬、神戸、名古屋、大阪、HAWAII、NY、DUBAIを転々とし、現在神奈川在住。沖縄全離島制覇。エンターテインメント会社で人々の心に残るツアー・イベントを企画実施運営。年間約1万人の旅行をプロデュース。一生に一度のイベント旅行企画をお届け！

【LNPにかける思い】

2日間限定のイベント。塩尻の知られざる魅力を全国の多くの方に知っていただき、足を運んでいただくきっかけのイベントに。また、地元の方々にも今までにない塩尻の魅力を発信できる空間をお届けいたします。

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［西出 裕貴（にっしー）/関係人口］

塩尻歴：9ヶ月（2023年10月~現在）

株式会社ニットでフルリモートで人事・組織活性をしながら、プロアドレスホッパーとして定住拠点をもたずに全国100拠点以上をホッピング。東京都町田市の”RIDE ON シバヒロ”や「回して繋がる旅を」をコンセプトにした長野県白馬村の”村ガチャ”をはじめ、全国各地で地域活性のプロジェクトを推進。フェスの開催経験は、主催で2013年に大阪中津で開催した高架下音楽祭、アドバイザー&コンテンツ担当で2018年に上野公園で開催したSHAKE HANDS含め、3回目。LNPでは全体のプロジェクトマネジメントを担当。昨年から塩尻に拠点を1つ持ちました。

【LNPにかける思い】

この10年はフェスを作る側として、そしてアドレスホッパーとして海外含めさまざまな地域やイベントをみてきました。チルとワクワクという相反するものがLNPでは両方楽しめ、自然と会話が生まれたり仲良くなってしまう今までにないピクニックイベントにしたいと思います！

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［岩井 美咲（ミーチャン）/ 移住者］

塩尻歴：6年目（2018年5月〜現在）東京生まれ、横浜育ち。

Kobu. Productions代表／シビック・イノベーション拠点「スナバ」スタッフ／Podcast「自然派ワイン収集癖」MC／求人メディア「ながの人事室」副編集長／「Local Lens Magazine」編集長

東京生まれ。大学卒業後、目黒区の「Impact HUB Tokyo」で起業家のコミュニティスペースの運営を経験したのち、塩尻市で市民主体のイノベーションの創出を目指す「スナバ」の立ち上げに参画。伴走支援やコミュニティ創成の知見を生かし、多様なアクセラレータプログラムの設計や企画遂行を行う。中心テーマは「多様性」と「エンパワメント」。個人でも経営者や活動家のインタビューやライティング、メディア企画などさまざまなプロジェクトを手がける。

【LNPにかける思い】

普段からワインピクニックは誰に言われなくても自主開催。たくさんの人との自然体なつながりや出会いを楽しみにしています！

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［遠藤愛弓（あゆちゃん）/ 移住者］

塩尻歴：3年目（2021年11月〜現在）横浜生まれ、横浜育ち

フリーランスフォトグラファー／デザイナー

大学卒業後、船旅や富士山山小屋バイトを経て、星野リゾートに入社。長野県大町市に配属になり、5年前に大町へ移住。3年前に独立し「いま塩尻が熱い！」と聞きつけ、塩尻へ移住。

LNPではカメラマン&WEB周り担当。

【LNPにかける思い】

このイベントを通して、街を楽しむアイデアを提案できればと思っています！塩尻の地元の人も旅人も、たくさんの人が繋がることを楽しみにしています！

[ちい  /  地元民]

塩尻歴：塩尻生まれ、塩尻育ち。

アーティスト／serendipity代表 3DVR空間撮影／元看板職人

舞台美術の修行のため看板屋に就職、看板職人になる。元々の目標であった、コンサートの舞台美術を学ぶためイギリス・ロンドンへ渡英するも、新型コロナウイルスの影響によりやむなく帰国。帰国後、先の人生を考えた時、「もっと色々表現することをしてみたい」と考えたタイミングで塩尻市贄川（にえかわ）にあるシェアハウス、「坂勘」と出会い、住人になる。多様な人間性の住人やゲストと出会い続け、塩尻市というまちの魅力を初めて知り、地域に関わり始める。同時に自分の人生を通した表現を楽しんでいる。

【LNPにかける思い】

おそらく多くの地元の友達と同じように、「ずっと出たかった田舎」だった塩尻市の魅力を毎日知っている今、「これをみんなが知らないのはもったいない、、！」と毎日思っています。

塩尻の魅力を来場した全員に全力で伝えるために、ここ塩尻で、信じられないほど素敵な空間を作ります！！！

▼▼▼ボランティアスタッフ募集中▼▼▼

「LNP」ではイベントを通して、「また、会おうね」が増えるようなシーンづくりを行っていく仲間を募集しています。

「関わってみたい」と言ってくれた方が、無理なく気軽に関わることができるイベントにできればと思っています。LINE オープンチャットからこのプロジェクトに参加可能。プロジェクトの進捗も確認できますし、学生の方やまだ塩尻に来たことがない方でも参加大歓迎です！

ボランティアスタッフの参加をご希望の方はこちら！

なぜ、クラファンをするのか？

まずは、多様な方々との関わりしろをつくるきっかけだと考えています。LOCAL NIGHT PICNICでは、参加者、出店者、運営者、全てが主役となるようなイベントづくりを心がけています。

クラウドファンディングを通じて、みなさんからアイデアをいただきながら、イベントをつくったり、共創したり。そうして毎年毎年、少しずつこのイベントを育てていけたらと願っています。

リターンの紹介

返礼品（リターン）には、「ただただ応援してる！」という方々のお気持ちを100%ストレートに受け取るものから、実際にイベントに参加できるプラン、とにかくピクニックをガチで満喫するプランをご用意しました。ぜひお友達も誘って、足を運んでもらえたら嬉しいです。

支援金の使い道

LNPは今回が初開催のため、資金に余裕があるわけではありません。いただいた支援金は、イベント開催時の設営費用やランタン購入費等、イベント開催までに必要なものに当てたいと考えています。

最後に

ここまでお読みいただいた方、本当にありがとうございます！

最後のしめくくりに、LNPチームが目指す世界について、少しコメントしたいと考えています。「LOCAL NIGHT PICNIC」は、今年が初開催のイベントとなります。初開催だけに、まだまだ未知数のイベントでもあります。ただ、やるからには、お客さん、運営チーム、という関係で終わりたくありません。

ボランティアスタッフや出店者、参加者、企画考案者など、関わりのポイントはたくさんあります。本イベントが、このイベントにつながるたくさんの人の心に残る素敵な思い出となって、毎年塩尻を思い出すような機会となったらとても嬉しいです。

ビビッときた方、ぜひ一緒に楽しみましょう！「LOCAL NIGHT PICNIC」をどうぞよろしくお願いします！