殺処分される牛

殺処分される牛を1日でも長く生かす。「牛の幸せ」に配慮した牛肉を広げたい

宝牧舎代表 山地竜馬

  • 支援総額

    ¥1,016,000

    目標金額 ¥1,450,000

    70.07%
  • 支援者数

    113

  • 残り

    0

はじめに

初めまして、宝牧舎代表の山地です。

宝牧舎は、大分県別府市の山奥にある牧場で、処分されるはずだった、“ミルクの出ないオスのジャージー牛”、そして“子どもが産めなくなった黒毛和牛の母牛”を引き取り、自然放牧にこだわって、育てています。モットーは、「牛の幸せを考え続ける」です。

現在、東京ドーム11個分の広さの牧場で、70頭近くの黒毛和牛とジャージー牛を夫婦二人で育てています。

 

今回、牛乳を飲んだり、牛肉を食べている皆様に、ぜひ知っていただきたい事実がありますので、お伝えさせてください。

我々宝牧舎がどんな取り組みをしているのか、1分で分かりやすくまとめていただいたRICE MEDIAさんの取材動画を、まずご覧ください。

▼120万再生回数!1分動画を観る(画像をクリック)▼

>>動画を観る

 

 

〜生後すぐに殺処分されてしまう、オスのジャージー牛〜

ジャージー牛といえば、濃厚でおいしいミルクを想像する人が多いと思います。ジャージー牛が作り出すミルク、その量はホルスタインの3分の2程度と少ないものの、味の濃さ、タンパク質・カルシウム・ビタミン類の栄養価の高さから、ミルクやバター、ヨーグルトの原料としても人気があります。

乳牛としての価値が高く、多くの農家で飼育されているジャージー牛。

一方で、同じジャージー牛でも、“乳を出さない”オス牛は、そのほとんどが生後すぐに処分されてしまいます

また、お肉として市場に出回らないのも、ジャージー牛は和牛やホルスタインと比べて、体格が小さく、成長も遅いため、肥育してもお金にならない、つまり経済効果が低いことが理由です。さらに、肉色が濃いことや脂身が黄色くなりやすいこともまた、ジャージー牛の肉の市場価値を下げています。

 

 

人や経済都合ではなく、牛の幸せを考える

見た目がよくない、経済的効率が悪いなどのいわば、人間目線の都合だけで決められた牛の価値と、それによりせっかく生まれた命が産声を上げてすぐに失くなってしまう事実に、宝牧舎は疑問を持ちました。

宝牧舎では、生後間もないオスのジャージー牛を引き取るということに加えて、子どもが産めなくなった黒毛和牛の廃用母牛を買い取り、自然豊かな山地で大事に育てています。

経済動物として扱われる黒毛和牛の母牛は、妊娠できない/できなくなったと判断されると「廃用母牛」と呼ばれてしまい、とても低い価格で取引されます。

それまで、たくさん子牛を産んでくれていたとしても、「廃用」と呼ばれ、安いミンチ肉になるか、再肥育されて通常の黒毛和牛のお肉より低い価格で、販売されるのが現状です。

宝牧舎は、そうした牛たちを迎え入れ、大事に育てています。黒毛和牛の母牛は、宝牧舎で自然放牧され、開放的に暮らすことによって、90%以上が再び子牛を産める健康的な体に(宝牧舎の実績データ)。また、黒毛和牛の子牛は、人工授精を経て生まれてくるのが一般的ですが、宝牧舎の子牛は自然交配という形で誕生します。

 

 

〜「1日でも長く生きた牛のお肉を美味しく食べていただきたい」農家の想い〜

このように、ジャージー牛の子牛や黒毛和牛の母牛たちが、1日でも長く生きていけるように、大事に育てています。

牛の幸せ」を考えた時に、人や経済にとって役立つかどうかで牛の価値を決めるのではなく、尊い命を宿した生きものとして接することが、それに繋がると、我々は信じています。

そして、宝牧舎は、最終的に、牛を屠殺(とさつ)することで、収入を得る肉牛農家です。「結局売るなら、生かし、育てることに意味はない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、屠畜されずに死んでしまう牛は、「産業廃棄物」として扱われます。自由に埋葬することはできず、ゴミとして扱われてしまいます 最終的には、大切に育てた牛のお肉を美味しく食べていただくことで、食べた人の命に繋がっていく、それこそが牛の幸せな最期の迎え方なのかもしれない、と宝牧舎は考えます。「その事実を知った上で、1日でも長く生きた牛の命を美味しく、ありがたく食べていただきたい」というのが、宝牧舎の願いです。

 

 

〜牛の幸せのために、こだわっていること〜

自然放牧で牛の健康度を高める

宝牧舎の牧場は、山奥にあり、豊かな自然に囲まれています。

一般的な牧場はというと、広くて平らな牧草地で、牛舎やトラクターがあるところをイメージする人が多いと思います。一方で、宝牧舎の牧場は、牛舎はなく、傾斜がきつい山にあります。 通常の肉牛は、生涯牛舎で育てられることがほとんど。その理由に、日本では赤身肉よりも、脂ののった肉の需要/価格が高いことや、牛たちを効率よく管理できることなどがあります。

宝牧舎が目指すのは、牛たちがなるべくストレスの少ない環境で、“自然”に生きられるようにすること。自由に移動する牛たちを広大な牧場の中で見つけるのは、骨の折れる仕事ですが、牛たちのお肉はたくさん歩く分、筋肉質になります。

それでも、こうして健康的に育った牛のお肉が本当に”美味しい”とされる、未来を実現したいと考えています。

 

 

支援が必要な理由

ミルクの出ない、オスのジャージー牛の多くは、生後すぐに「殺処分」されています。

ジャージー牛は、乳牛としての価値は高いのですが、同じ乳牛のホルスタインや肉牛の黒毛和牛と比べて、体格が小さく、いわゆる霜降りの牛肉にもならないので、農家にとって、オスのジャージー牛は「育てるだけ赤字」になります。

今回のプロジェクトでは、殺処分される子牛を1頭でも多く救うため、生後まもない子牛を引き取り、できる限り費用を抑え、自然放牧で育てるのですが、生後6ヶ月頃までの子牛たちにはまだミルクが必要です。その子牛たちが自らの力で生きていくまでの期間の支援を頂くことで、「農家にとって赤字」の状態が解消され、経済的に自立した事業の継続が可能になります。

 

 

支援の使い道

(1)引取子牛頭数:10頭

※農家の生産状況により変動します

 

(2)オスのジャージー牛 飼育費(主にミルク代):10万円 × 10頭 = 100万円

※生後すぐから生後6ヶ月頃まで

 

(3)リターン準備費用(ジャージー牛肉):45万円

※宝牧舎ですでに引き取り、大事に育てているオスのジャージー牛のお肉をご提供します ※リターン時期は目安となります。多少前後することがあります

 

 

さいごに

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回この取り組みをきっかけに、牛たちの置かれている現状を知り、関心を持っていただけたら、大変嬉しく思います。

1頭でも多くの牛にストレスフリーな状態で、もう一度使命を全うしてもらう。そして、最終的には美味しいお肉として、一人でも多くのお客様に召し上がってもらえるような機会を作っていきたいと考えています。

今後も引き続き、牛の幸せが人の幸せとなるような牧場を目指して、日々奮闘していきます。

 

【直近のメディア掲載】

2022年6月10日、大分合同新聞の朝刊12面にて

クラウドファンディングの取り組みについて、取り上げていただきました!

 

【instagram公式アカウント】

宝牧舎で育てている牛たちのリアルな日常をご紹介しています。

 

【宝牧舎コンセプトムービー】

>>コンセプトムービーを観る

 

 

【プロフィール】

宝牧舎代表 山地 竜馬

2007年、サラリーマンをしていたところから鹿児島の小離島・口永良部島への移住をきっかけに牛飼い人生をスタート。それまで農業や畜産の経験はもちろんゼロ。現在は、牛たちの体調管理や牧場の整備、経営に関わる全てを統括しています。

 

山地 加奈

もともと看護師として働き、山地竜馬との結婚をきっかけに牛飼いに。命について誰よりも考え、常に生きものを思いやっているからこそ、牛たちが懐くのもとても早い。妊娠中の母牛や子牛の体調管理、雌牛の発情期を見極めるなど、牛たちが健康でいられるように常に気を配るという、宝牧舎における重要な役割を担っています。

リターンを選ぶ

¥1,000

残り 46人

【全額ジャージー子牛の飼育費に充てさせていただきます】

◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者14

  • お届け予定
    2022年6月

¥3,000

残り 85人

【全額ジャージー子牛の飼育費に充てさせていただきます】
◆オンラインイベント招待
オンライン牧場見学や代表山地の想いを直接お伝えする企画などを予定しています。
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者15

  • お届け予定
    2022年8月

¥5,000

残り 19人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛 鍋用ホルモン詰め合せ300-500g】
◆自然放牧ジャージー牛 鍋用ホルモン詰め合せ300-500g(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛のホルモンの詰め合わせをご提供。
※牛によってご提供できる量や部位が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者11

  • お届け予定
    2022年12月

¥6,000

残り 0人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛 焼肉用ホルモン300-500g】
◆自然放牧ジャージー牛 焼肉用ホルモン300-500g(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛のホルモンの詰め合わせをご提供。
※牛によってご提供できる量や部位が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者10

  • お届け予定
    2022年12月

¥8,000

残り 3人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛肉 角切り又はスライス 300-500g】
◆自然放牧ジャージー牛肉 角切り又はスライス 300-500g(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛をご提供。赤身中心で、あっさり食べやすいのが特徴。
※写真の肉は500g程度
※牛によってご提供できる量や部位が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者27

  • お届け予定
    2022年12月

¥12,000

残り 10人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛肉 角切り又はスライス 800g-1kg】
◆自然放牧ジャージー牛肉 角切り又はスライス 800g-1kg(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛をご提供。赤身中心で、あっさり食べやすいのが特徴。
※写真の肉は500g程度×2
※牛によってご提供できる量や部位が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者15

  • お届け予定
    2022年12月

¥15,000

残り 0人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛ミートソース2人前 & ビーフシチュー2人前セット】
◆自然放牧ジャージー牛ミートソース2人前 & ビーフシチュー2人前(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛のお肉を使用。別府市にあるイタリアン「Otto e Sette」のシェフが手がけた特別メニュー。
※写真は盛り付けイメージのため、ミートソースとビーフシチュー以外の具材は含まれません
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者12

  • お届け予定
    2022年7月

¥20,000

残り 3人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛肉 ヒレ or サーロインステーキブロック 500g-1kg】
◆自然放牧ジャージー牛肉 ヒレ or サーロインステーキブロック 500g-1kg(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛のステーキ肉をご提供。赤身中心で、あっさり食べやすいのが特徴。
※牛によってご提供できる量や部位が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者1

  • お届け予定
    2022年12月

¥30,000

残り 0人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 自然放牧ジャージー牛 骨付きリブロースブロック1-2kg】
◆自然放牧ジャージー牛 骨付きリブロースブロック1-2kg(冷凍)
自然放牧させ、大事に育てたジャージー牛のホルモンの詰め合わせをご提供。
※牛によってご提供できる量が異なります
※リターン時期は目安となります。多少前後します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者2

  • お届け予定
    2022年12月

¥31,000

残り 9人

【ジャージー子牛飼育費支援 +1日リフレッシュプログラム参加】
◆1日リフレッシュプログラム参加権
自然と牛との触れ合いを通じてリフレッシュし、作業後は別府の温泉で心と身体を癒していただけます
※記載しているリターン時期以降、ご希望のタイミングに合わせてご提供します
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者6

  • お届け予定
    2022年7月

¥500,000

残り 1人

【ジャージー子牛飼育費支援 + 引き取ったオスのジャージー子牛1頭命名権 + ふれあい体験 】
◆ 引き取ったオスのジャージー子牛1頭命名権
引き取ったオスのジャージー子牛の名前を決める権利をご提供します。
※引き取るタイミングによって、命名いただける時期が変わります
◆ふれあい体験
命名いただいたジャージー子牛と実際にふれあう機会をご提供します
※引き取るタイミングによって、時期が変わります
◆LINEオープンチャット参加権
※支援者限定で参加できるLINEコミュニティにご招待します
※クラウドファンディング中~終了後も活動について報告をさせて頂きます

  • 支援者0

  • お届け予定
    2022年7月

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