はじめに　     

はじめまして

『ＮＰＯ法人フリースクールゆきレオ＆保護猫施設　ゆきレオ保育園』代表の福本と申します。

今回私たちは、不登校や心のケアが必要な子供達と保護猫活動を結びつける施設
『フリースクールゆきレオ＆保護猫施設ゆきレオ保育園』の施設改装工事の為のクラウドファンディングに初挑戦します。

～保護猫施設　ゆきレオ保育園ってどんなとこ？～　　

ゆきレオ保育園は、野良猫を減らす活動や外で生きられない行き場のない猫達の保護と里親探しに取り組んでいます。
立ち上げたのは理事長で小学６年生の娘です。

※動画は去年制作したものになります。

　活動内容

①　飼い主のいない猫や、野良猫の不要な繁殖を増やさないために
野良猫を捕獲→避妊・去勢手術→元の場所に戻す『ＴＮＲ活動』

②　捕獲した猫の中に、人に慣れている大人猫や子猫、ご飯をもらえなかったり、虐待の恐れがある場合は手術後、戻さずに保護をして里親を探し新しいお家を見つける。

※里親探しでは譲渡条件を設け【面談→トライアル期間１週間～２週間→正式譲渡】と段階を踏んでおります。

※保護の後、ワクチン・ウイルス検査・検便・ノミダニ駆虫薬・マイクロチップ装着をしています。

③　ミルクが必要な子猫を預かり育てて里親を探す活動。

④　保護する場所がない猫ちゃんを預かり里親を探す活動。


⑤　保健センターからの引き受け
※現在、保護猫活動自粛中の為、活動再開後に引き受けをしていきます。

⑥　その他、猫に関係する活動(他の団体さんのお手伝いや、多頭飼育崩壊からの引き受け)

２０２１年５月　保護猫団体のお手伝いからはじまり、現在までの２年間で
９４匹の野良猫のＴＮＲ
９６匹の猫達を保護して新しいお家へ繋げてきました。

～フリースクールゆきレオってどんなとこ？～

『フリースクールゆきレオ』は、不登校や心のケアが必要な子供達・若者が
『保護猫施設　ゆきレオ保育園』に保護された猫達と自分のペースで自由に過ごしたり、子供達が中心となって保護猫活動に取り組める居場所です。
実際に保護猫活動を体験してもらうことで、命の大切さを学び、自己肯定感を高める事も期待できます。
日本ではまだ広がっていない猫のアニマルセラピーを保護猫活動を通して広げていきたいと思っています。

様々な活動内容の一部

   
猫と触れ合う事で本人も心が癒され、猫も人に慣れる事が出来ます。　

　　
活動を維持するために、子供達と一緒にフリーマーケットやグッズの販売に取り組みます　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　   
保護猫を新しいお家へ繋げるための里親募集。SNSの投稿の写真撮影、原稿の制作、YouTubeの動画作りなど

自分でもできる事が増えると自己肯定感が高まり、自分に自信を持てるようになります。

【猫との共同生活がもたらす効果】
保護猫と過ごせるフリースクールをスタートする際に、沢山の方に猫と過ごしたことで実際に体験したお話を聞かせていただいたのでご紹介させていただきます。

●　適応障害を発症して学校に通えなくなったお子さんの体験
我が家は次男が適応障害を発症し通常の学校へ通えなくなり、通信制の高校へ転入しました。
毎日５０回くらい吐き、吐くものもなくても胃液だけ吐き、しまいには過呼吸になり、学校に行かなければならないという状況に反応しておりました。
そんな中、家にいる時に散歩した先で、猫(現在うちの子)がカラスに突かれている所を目撃し保護しました。生後１週間の子猫だったので、２～３時間おきのミルクに排泄介助、体重記録、洗い物を全てこなして一緒に生活してくれました。
アニマルセラピー効果は十分期待できると思います。わが子も助け助けられたように思います。今も毎日、猫の良き相手となり家にいます。ゆっくりゆっくり次男なりの道を歩んでもらいたいと願うばかりです。

●　自閉スペクトラムのお子さんが、保護猫と暮らす中で、命を大切にする強い気持ちが芽生えた体験


うちは長女と真ん中の長男が自閉スペクトラムです。長女がきっかけで野良猫を保護することになりました。
猫の人間に左右されない自由さが長女の心にはまったようです。元々長女は猫は触ることもできないくらい苦手だったので、触ったり抱っこしたりできるようになったのは猫を飼って２年程経ってからでした。
長女はそれまで「いのち」の尊さに対する認識が甘く、先生方と相談して話して聞かせることも何度もありましたが、本当に難しく、、、いつか大きな事件を起こしてしまうのではと、、、
それが、猫と一緒に暮らし始めて教えることなく生き物・動物の命を大切にする気持ちがとても強くなっています。何が、どう彼女に響いているのかは、自分の感情を言語化するのが苦手な長女本人に聞いてもわからないのですが。。
長女は今受験生で、支援級に通いながら通常の学級にも少しずつ行く練習をして高校を目指しています。

●　不登校だった娘が、保護猫を迎えたことで学校に行けるようになった体験
　(ゆきレオ保育園の卒業猫の里親様)　

保護猫を迎える前まで小６の不登校で、家ではYouTubeばかり見て何をするわけでもなく笑顔もあまり見せなくなっていたのですが、元々猫好きだったとこもあり、保護猫を迎えてからはスキンシップを取ることにより次第に笑顔が見られるようになりました。
不登校という事で友達との連絡もあまり取れていなかったのですが、保護猫を迎えたことをきっかけに友達が猫見たさに家へ遊びに来るようになり、また友達と遊ぶ機会が増えていきました。
その頃から友達からの刺激を受け、修学旅行へ参加し、午前中登校をするようになりました。現在、中１ですが毎日登校し、陸上部で真っ黒になりながら頑張っています。クラブから帰ってきたらすぐに猫に抱きついてエサをあげたりトイレの世話もしています。
保護猫を迎えてからは、保護猫活動に興味があるらしく、テレビでやっている保護猫活動の番組をよく見ています。
うちの娘は学校へ行くことが出来ましたが、学校へ行くことが全てではないので、不登校の子供達の居場所って必要だなと思います。
だって子供は不登校である自分と葛藤しています。子供達って大体の子が動物が好きで飼いたいと思っていても家庭の事情や親御さんの壁が高く、なかなか飼えない現状が多いかなと思います。

我が家の子供達も、保護猫活動を通じて沢山の事を学び成長しています。
フリースクールゆきレオに参加する子供たちにも、活動体験から何かを感じてもらえらたと思います。
                                                 

～どうしてフリースクールゆきレオをはじめようと思ったのか～

１・不登校の子供達が学校以外で過ごせる居場所をつくりたい

自分の子供が不登校になった事をきっかけにフリースクールの重要性を知りました。
私が体験した感想ですが、少し前までは、学校に行けないことが問題で、子供の気持ちを無視してでも学校に行かせることが正しいとする考えが多くあったように感じます。
今は、著名人がテレビなどでも学校に行かない選択は問題ではないと発信してくれるようになり、子供も、その親も不登校に対しての考え方が少しづつ変わってきていると思います。
しかし、学校に行かない選択をした子供達、その親は一体どうすればいいのでしょうか？
塾・お家・適応指導教室・フリースクールいくつかの選択肢はありますが、数が少なく不登校の子供達があふれています。
これから先の未来、学校に行かない選択をしたその先に、もっと沢山の選択肢と沢山の受け入れ場所があればと思っていました。

関連資料　令和５年　部科学省ＣＯＣＯＬＯプランより

２・保護猫活動と娘の成長

娘が保護猫活動をはじめて、様々な成長がありました、一番驚いたことは、学校でのトラブルによる対人恐怖症が改善してきたことです。人と関わる事が恐怖だった娘が、譲渡会のチラシを自分で進んで道行く人に渡したり、初対面の人から猫に関する質問をされた時に答えたり、保護猫によるアニマルセラピー効果もあったと思いますが、同じ目標を持ち一緒に頑張っている同年代の子供達との関わりも大きかったと感じます。

環境省が発表している下のグラフを見ると、殺処分の数は年々減ってきています。そして、返還・譲渡数は年々増加しています。これは、個人で活動しているボランティアさん・ボランティア団体さんの頑張りだと思います。ただ、保護猫活動を継続することは、時間・費用・労力すべてを必要とする為とても大変な活動です。しかし、活動を止めてしまえば救える命も取りこぼしてしまいます。

そこで、不登校で悩む子供達の居場所と保護猫活動を一緒にすることで、猫も子供も生き生きと過ごせるそんな場所が生まれるのではないかと考えました。

アニマルセラピー効果
ストレス解消・リラックス効果・意欲がわく・感情表現が豊かになるなど心身に良い影響を与えたりコミュニケーションを円滑にする・協調性が生まれるなどの効果が期待でるといわれています

関連資料　動物愛護管理行政事務概要より

 ～施設の紹介～

①　フリースクールゆきレオに参加するお子様たちなのですが、小学校４年生から高校生を対象に考えております。年齢関係なく参加して頂きたいのですが、保護猫達は、セラピーキャットととして訓練を受けているわけではないので、猫も人も同じように安心して過ごす事を考えた場合、強いストレスがかからないような行動だったり、ある程度の保護猫活動に参加できる年齢として小学４年生以上からを基準に考えております。

②　利用人数は部屋の広さも考え、１日２～４人の少人数制
また親子で来ていただいても大丈夫です。

③　フリースクールゆきレオでは保護猫活動をしながら、自由に自分のペースですごしてもらいます。保護猫活動のお手伝いは、猫のお世話、猫の人慣れ訓練、里親探しの為の写真撮影、保護猫の情報発信作業(SNS用の画像制作やユーチューブ用の動画制作など)、猫の捕獲、手術室への送迎など、沢山あります。子供達と相談しながら、子供達に考えてもらい出来ることを一緒にしていければと思っています。

④　当団体のメンバーには、介護福祉士、教員免許取得者、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラーも在籍しており、必要な際はアドバイス頂ける体制となっております。

プロジェクトの詳細と背景

私達は今回、不登校や心のケアが必要な子供達と一緒に保護猫活動をする保護猫施設
『フリースクールゆきレオ＆保護猫施設ゆきレオ保育園』の改装工事の為のクラウドファンディングに初挑戦します。

今年の４月より、保護猫施設を子供達の居場所フリースクールとして活動をスタートしましたが、
実際にスタートしてみて様々な改善点がありました。
当初より改善が必要だと感じていた、施設の環境です。

居場所の広さや、過ごしやすさを考えるのであれば、駅から近くて広い店舗やスペースを借りて始めることができれば理想的ですが
同じ居場所の中で保護猫も安心して過ごすためには、猫達の体調管理がしっかりと見守れるようにすること、また、沢山の猫達を受け入れてくれる場所である事、そしてその場所を維持するための光熱費やその他の維持費などを継続的に準備できるようにする事など様々な問題がありました。

ゼロからはじめる、できたてほやほやの当団体には最初からそんな財源はありません。
また、フリースクールや保護猫活動に対する行政からの金銭的支援はほとんどなく、施設準備費や活動経費は自分たちでまかなわなければいけないのです。
それでも、居場所がなければ何も始められません。
そこで考えたのが、事務所兼自宅の保護猫部屋を居場所として始める事でした。

実際に生活している自宅で居場所をつくるのは、正直抵抗もありましたが
保護猫達も今まで通り見守れる環境、維持費も最小限に抑えることができるので覚悟を決めました。
しかし、現在の保護猫部屋は６畳２部屋を、保護猫部屋、隔離部屋として使っているため
子供達が快適に過ごすには狭く、圧迫感があります。
そのため、この２部屋をつなげて子どもも、猫も快適に過ごせるように施設の改装工事をして
過ごしやすい環境にしたいと考えました。

　 応援コメント

支援の使い道　

ご支援いただきました資金については施設工事費・グッズ製作の費用に充てさせていただきます。

施設工事費用：３９７万　
手数料　いっしょプラン手数料　７%+税：３０万５６９０円
グッズ制作費用(今後の売り上げはすべて保護猫の活動費となります)　
Tシャツ１００枚：１９万２５００円
キャップ１００個：２０万１０８０円
ステッカー：１００枚：１万５１８０円　　

合計　４６８万４４００円

ファーストゴール目標　１５０万円　
セカンドゴール目標　　３００万円
ファイナルゴール目標　４６８万円

　さいごに　

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。

家事・育児・仕事・保護活動をこなしながら、毎日一生懸命頑張っています。
全力でがんばっても保護猫活動を維持させる事で精一杯で、新しく挑戦したいフリースクールの改装工事に必要な資金を自分たちで準備することが難しい状態です。

これから沢山の夢と希望をもって自分らしく輝ける子供達と
外の過酷な環境で生まれ、生きる事に一生懸命な元野良猫達、子供も保護猫も共に助けあって過ごせる場所をつくるため皆さまのあたたかいご支援どうぞ宜しくお願いいたします！！

私たちの活動の記録はインスタグラムで随時報告させていただいております。

https://www.instagram.com/poniyan89

【プロフィール】NPO法人フリースクールゆきレオ＆保護猫施設　ゆきレオ保育園

保護猫施設　ゆきレオ保育園　理事長　福本　凛　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(小学6年生)

小学４年生の時に保護猫団体さんのお手伝いからスタートし、ゆきレオ保育園の理事長として殺処分０を目標に毎日猫達の為に活動しています。学校で対人恐怖症になり、不登校で学校には行けていませんが、フリースクールに通いながら勉強も頑張っています。

代表理事　福本　亜弥

長男(高２　発達障害・自閉症・学習障害　小・中学校不登校)・娘(小６　対人恐怖症・不登校)の子育てをしながら、娘の保護猫活動を全力でサポート、また不登校や心のケアが必要な子ども達・若者と保護猫が一緒に過ごせる居場所をつくり、少しでも多くの子どもと猫が幸せに生きれるように
NPO法人フリースクールゆきレオ＆保護猫施設　ゆきレオ保育園を設立し日々頑張っています。

資格　愛玩動物飼養管理士２級・専門学校　ちば愛犬動物学園卒業・動物病院で２年間看護士勤務

【これまでの活動】

２０２１年５月　保護猫団体さんのお手伝いからスタート
２０２２年５月　家族で保護猫活動をはじめる
２０２３年５月　ＮＰＯ法人フリースクールゆきレオ＆保護猫施設　ゆきレオ保育園　設立

お外の野良猫さんのTNR(手術をして猫を増やさない活動)　９４匹

保護をした猫の数　　９６匹

保護施設を卒業して新しいお家へ行った猫の数　　７５匹