平和映画祭
【13年目の挑戦】戦争・原爆の記憶を伝える平和映画祭を来年も開催したい!
戦争の記憶を記録を語り継ぐ映画祭実行委員会 御手洗志帆
-
支援総額
¥1,076,000
目標金額 ¥500,000
-
支援者数
95人
-
残り
0日
はじめに
皆さま、こんにちは。広島出身の35歳、御手洗志帆と申します。 2012年から映画を通して戦争の悲劇や平和の大切さを伝える映画祭を開催しています。
この度は、私が23歳の時に個人で立ち上げ、身銭を切りながらも12年守り続けてきた「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」をなんとか来年も続けていけるよう、皆さまのお力をお借りしたくクラウドファンディングを始めました。持続可能な開催にむけて、どうかご支援いただけますと幸いです。
”継続は力” 23歳からはじめた映画祭
今年の8月9日~11日にかけて3日間開催する「第12回 戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」。
もともとは、広島出身の映画監督で、原爆や反戦をテーマにした映画を作ってきた新藤兼人監督の作品を知ってもらいたいと思い「新藤兼人平和映画祭」という名称で、始めた映画祭です。
毎年8月に開催する中、作品の幅をもっと増やしたい、法人化して持続可能にしていきたいという思いで、2020年には名称を「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」に変更し、運営母体として「一般社団法人 昭和文化アーカイブス」を立ち上げました。
2013年開催 左から御手洗(主催者)、プロデューサーの大友麻子さん、俳優の大西信満さん、社会学者の宮台真司さん、共同通信社の立花珠樹さん
個人で企画している小さな映画祭ですが、ありがたいことにこれまで吉永小百合さん、山田洋次監督、吉行和子さん、北村総一朗さん、奈良岡朋子さん、半藤一利さんなど多くの映画人の方にご登壇いただき、上映とトークショーをセットにした映画祭を開催してきました。
2020年開催 登壇ゲストの女優・渡辺美佐子さんと。
登壇くださったゲストの方々の中には、残念ながらお亡くなりになられた方もいます。今となっては、大変貴重なお話をしていただき、平和への思いやメッセージもこの映画祭でたくさん残してくださいました。
2017年開催 「戦争は一度起きると止めることが難しい、だから歴史に学ばなくてはならない」とお話しくださった作家・半藤一利さん(2021年ご逝去)
2016年開催 ずっと記憶を胸の中にしまってきたが、若い人たちに伝えなければならないとご自身の東京大空襲での体験をお話しくださった奈良岡朋子さん (2023年3月ご逝去)
2020年開催 満州からの引揚げ、ソ連が侵攻してきた満州で経験した壮絶な出来事をお話しくださった宝田明さん (2022年3月ご逝去)
映画監督や俳優さんだけでなく、戦争体験、被爆体験の証言と映画をセットにした開催も行っていました。
2022年開催 被爆体験を語る山本宏さん(被爆者団体「江戸川 親江会」会長、広島東洋カープの山本浩二監督の兄)
2021年開催 命のビザを発行した杉原千畝さんとの思い出を語る川村秀さん
コロナ、出産を乗り越え12年目
2012年から映画祭を続けてきましたが、今年は中止にするしかないと思ったのが、2020年でした。
新型コロナ到来で全世界が混乱し、行動制限を強いられた年。映画館も当然ストップ、当映画祭も中止を何度も考えました。しかし、コロナの影響で、全国の慰霊式や平和関連のイベントも相次いで中止され、報道の発信も例年以上に少なかったのです。
「私はここで歩みを止めてはならない」と決意し、都内の区民ホールで感染対策を講じて開催しました。たとえ小さな映画祭でも、いま歩みをとめてしまえば、世の中の関心事からどんどん戦争の記憶も記録もなくなってしまうのではないか、風化していくのではないか、そんな危機感で頭がいっぱいでした。
そして翌年の2021年も、いつ発令されるか分からない緊急事態宣言に怯えながら映画祭を開催。この時、私のお腹には妊娠5か月の新しい命が宿っていました。
2021年開催 高校生と戦争と性暴力をテーマにシンポジウムを開きました。
その翌年の2022年2月には、映画祭とは別の動きで、東京音楽大学の学生有志の皆さんと一緒に「被爆ピアノコンサート」を開催しました。が、その2日後にロシア軍によるウクライナ侵攻が起きました。音楽の力や平和を伝える意味について悩み考える日々も多くありましたが、それでもやはり、まず行動すること、継続することの大切さを信じて、8月に生後5か月の息子を連れて映画祭を開催しました。2022年2月22日に東京音楽大学の学生有志らと開催した「被爆ピアノコンサート」撮影:山口敦
【0:30:00本編開始】2022年2月22日 被爆ピアノコンサート 平和希求~受け継ぐことば・うた~ – YouTube
活動の原点はヒロシマ
高校卒業まで広島で育った私にとって、被爆証言を聞くことは何度かありました。毎回、背筋を伸ばして真剣に聞いていた記憶はあります。その原点は小学2年生のときに聞いた被爆証言にあります。
いわゆる「語り部」と言われる証言者の方が、学校の体育館に来て、ご自身の被爆時の体験をお話しくださいました。あまり記憶はないものの、はっきりと覚えている場面があります。それは、その語り部さんが(おそらく70代か80代の方で、語り部としての活動は始めたばかりだったのかもしれません)、突然嗚咽がひどくなり、証言が一時中断になったことです。小学生にとって、大の大人が目の前で大泣きするというのは、とてつもない衝撃でした。
交流が続く広島の田中祐子さん(17歳の時に被爆)
交流が続く広島の上土井正行さん(上土井さんの妹・信子さんは原爆の犠牲となった)
原爆に遭い、兄弟で家の下敷きになり、自身はなんとか瓦礫の下から這い上がることができたものの、お兄さんだったか、弟さんだったかは、体が家屋の下敷きとなり、どうしても助けることが出来なかったそうです。そんな中、火が迫ってきて、一生懸命に助けようとしたが、どうしても無理で、泣く泣く燃え盛る火から逃げるしかなかった、そのようなお話しをされた時に、ボロボロと涙を流しておられました。
小学生ながらも「こんなにも辛い、思い出したくもない経験をなぜ話してくださったのか。真剣に聞かなけければならない」と感じ、以降、平和学習の時間は真剣に向き合ってきました。
しかし、毎年の平和学習で「平和の尊さ、原爆の恐ろしさをこれからも伝えていきます」と感想文に書きながらも、特に何かをするというわけではなく、学生生活を送ってきました。
高校卒業と共に上京。東京ではあまり原爆のことを知られいないことにショックを受けました。何か自分にできることはないだろうかと模索していたものの、結局は著名人でもない、大きな組織や団体の人間じゃないと難しい、自分なんかが出来ることはほとんどないなと感じていました。
薄れゆく戦争の記憶「絶対に風化させてはならない」
新藤兼人監督(2012年ご逝去 享年100)
そんな時に、偶然手にとった「新藤兼人 私の十本」(出版:共同通信社 著:立花珠樹)という映画の本で、新藤兼人という広島出身で原爆や戦争をテーマにした映画をつくっていた映画監督を偶然知りました。私が新藤兼人監督を知ったのは、監督が99歳のとき、間もなく100歳になろうとしていたタイミング。100歳間近で現役ということに衝撃を受け、監督の作品を一挙に観ました。
「原爆の子」という映画に感動し、監督の遺作となった「一枚のハガキ」のメッセージ性に圧倒されました。同時に、高校卒業まで広島で育ってきた、平和学習にも割と関心のあった生徒でしたが、新藤監督のことも、原爆や戦争にまつわる映画もほとんど観ることなく過ごしてきた、自分の無知さが急に恥ずかしくなりました。
「新藤兼人 私の十本」著者の立花珠樹さん 2012年の初開催から毎年ご協力くださっています。
そして、映画が持つ伝える力に感動し、23歳の時に勢いで原爆と戦争をテーマにした映画祭「新藤兼人映画祭」を個人で主催しました。が、、、映画業界経験もゼロ、何もツテもなかった人間が急に映画祭を主催して、当然ながら大赤字。その赤字をアルバイトで少しずつ取り戻していくような生活を送るようになりました。1回でやめればよかったのかもしれませんが、「ここで諦めるわけにはいかない」と2回目を開催。3回目、4回目と毎年、根性で続けて、今年12年目を迎えます。
身銭をきって何とか続けてきましたが…今年が限界
本当に多くの方に支えていただきながら、続けてきた映画祭ですが、会場がどんなに満席になったとしても、経費の方が上回り、黒字になった年はありません。
映画祭を主催するには、会場費、会場付帯設備費、配給会社へ支払う映画上映費、映写技師費、ゲスト謝礼、スタッフ交通費がかかり、入場費ではとても賄えないのです。恥ずかしいことですが、これまでは私が会社のボーナスを全て映画祭につぎ込むことで続けてきました。
また、持続可能にしたいと思って立ち上げた一般社団法人でしたが、毎年維持費だけで60万円以上がかかることが分かり、設立から4年目を迎えましたが、年内に解散することにしました。
2021年、私が結婚を機に北海道札幌市へ移り住んだことで、毎年東京への交通費、宿泊費だけで、相当な額になり、開催が現実的ではなくなりました。
2022年3月に出産し、第一子を授かり、今後のこどもの成長を考えなければなりません。苦渋の決断ですが、一児の母として、大金を映画祭につぎ込み事はしてはならないという判断をしました。個人的理由が持続不可能の主な理由です。
しかし、何とかしてこの映画祭を続けていきたいのです。これまで、来場者の方々に書いていただいたアンケートにも「是非続けてください」というお声を沢山いただいてきました。映画祭当日に手が回らない私のために、友人たちが見返りも求めず、毎年ボランティアで手伝ってくれています。
私自身も、倒れるまで続ける覚悟で毎年挑んできましたが、お金の面で、もうこれ以上は無理という限界を迎えてしまいました。。そこで、今後は来年度開催のための寄付金を募り、集まった金額の範囲内で次の年を開催をし、続けていきたいと考えました。
どうか来年、13年目の映画祭を開催させていただけませんでしょうか。
出来る限り、この映画祭をもっともっと広げていけるように努力していきます。
資金の使い道
目標金額50万円の使い道ですが、この50万円で映画祭を1日開催(2企画)開催したいです。
東京都内で、休日に2企画(1上映とトークセット×2)、上映作品もあまり料金がかからない作品をセレクトし、経費を最小限に抑えた場合でも50万円はかかってしまいます。以下が内訳です。
50万円達成御礼
皆様のお陰で、来年の開催が確実なものになりました!本当に本当に嬉しいです。来年に繋げることができます。涙がでます。目標の50万円を規模を小さく1日開催のみの運営費として掲げていましたので、できれば2日以上開催したく、ネクストゴールとして100万円を目標に頑張りたいです!どうか引き続き応援していただけますと幸いです。ご寄付に私の人件費は一切入れる予定はありません。すべてこのプロジェクトに注ぎ、仮に予算削減された場合も、さらに続けていくための資金として活用させていただきます。
応援コメントが届きました!
今年の映画祭開催内容 平和のバトンを若者へ
今年は池袋の都内最大規模の名画座「新文芸坐」での開催が決定しました!
チケット料金【8/9・8/10】1800円 【8/11】2本セット2400円
上映スケジュール – 新文芸坐 (shin-bungeiza.com)
※本クラウドファンディングのリターンチケットは今年のものではなく、来年2024年のチケットとなります。今年ご参加の方は上記、新文芸坐HPよりお買い求めください。
さらに、映画祭の特別企画として、東京音楽大学の学生有志らで結成された合唱団による平和のうた、長年にわたり広島や長崎の被爆者の方たちと交流を続ける女優 斉藤とも子による朗読、未来の子どもたちへ平和の大切さを伝えているジャズピアニストの金谷康佑さんのピアノ演奏を織り込んだ「平和コンサート Peace for the world 戦後78年 いま伝えたい被爆者のこえ 平和のうた」を東京・汐留ホールにて開催します。
コンサートチケット料金 【一般】3000円 【大学生まで】1500円
リターンコラボについて
リターンは、全部で10種ご用意しました。
「とにかく応援プラン」4種(3000円、5000円、10000円、30000円)、実際に来年ご参加いただけるチケット付きの「参加して応援プラン」3種(5000円、10000円、30000円)。スポンサー企業枠は10万円のプランです。
さらに、特別コラボして、私(御手洗)がいま北海道在住であることから、北海道の美味しい食をお届けするプランを用意しました。
北海道の厳選されたグルメが楽しめるECサイト おウチで大北海道展 https://ouchi-de-hokkaido.shop/ とコラボで、8~10種のグルメの中から好きな商品を選んでいただくプランがあります♪3万円のプランでは5000円相当のグルメ、5万円のプランでは1万円相当のグルメをお届けします!ご支援いただいた方に別途、グルメを選んでいただくURLをお送りします!
せっかくご寄付いただけるなら、ぜひ北海道の美味しい味覚を味わっていただきたいです。
さいごに
12年続けてきて、正直、幾度もやめることを考えました。しかし、その度に、思い出すのも辛い原爆、戦争の記憶を一生懸命伝えてくださった方の顔が浮かびました。この映画祭を来年以降も守り抜いていくため、持続可能にしていくため、どうかご支援いただけますと幸いです。
戦後78年、戦争体験者の方から直に体験を聞く機会は激減しています。残された時間の中で、しっかりと戦争の記憶を記録にし、映画を通して、語り継いでいけるよう努力してまいります。そして、核兵器ではなく、1本の映画が最大の核抑止力になってくれることを信じて、頑張ります。
どうか、皆さん応援のほど、宜しくお願いいたします!
2016年、2018年、2022年の3回ご登壇くださった吉永小百合さん。映画祭のタイトルも書いてくださいました。
リターンを選ぶ
¥3,000
【とにかく応援!プラン3000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
-
支援者17人
-
お届け予定
2023年10月
¥5,000
参加して応援!2024年チケット1枚付きプラン5000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2024年開催の映画祭の1上映分のチケット送付(上映作品が決まり次第、ご連絡します)
※今年のチケットではありません ※開催は都内です
-
支援者20人
-
お届け予定
2023年10月
¥5,000
【とにかく応援!プラン5000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
-
支援者13人
-
お届け予定
2023年10月
¥10,000
参加して応援!2024年チケット2枚付きプラン10000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2024年開催の映画祭の1上映分のチケット送付(上映作品が決まり次第、ご連絡します)
※今年のチケットではありません ※開催は都内です
-
支援者15人
-
お届け予定
2024年7月
¥10,000
【とにかく応援!プラスねぎらいプラン10000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者20人
-
お届け予定
2023年10月
¥30,000
【参加して大応援!2024年チケット4枚付きプラン30000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2024年開催の映画祭の3上映分のチケット送付(上映作品が決まり次第、ご連絡します)
※開催は都内です
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者2人
-
お届け予定
2024年7月
¥30,000
【とにかく大応援!プラス大ねぎらいプラン30000円】
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆映画祭HPにサポーターとしてお名前掲載
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者4人
-
お届け予定
2023年10月
¥30,000
おウチで大北海道展コラボ【美味しく食べて応援プラン 選べる!北海道グルメ】
◆主催者在住の北海道から美味しいグルメ(5000円相当)をお届けします!(8~10種の中から選んでいただきます。内容詳細はメールでお送りします)
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2023年開催の内容レポート送付
◆来年の映画祭のチラシと当日イベント会場にサポーターとして、お名前掲載
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者1人
-
お届け予定
2023年10月
¥50,000
おウチで大北海道展コラボ【美味しく食べて応援プラン 選べる!北海道グルメ】
◆主催者在住の北海道から美味しいグルメをお届けします!(8~10種の中から選んでいただきます。内容詳細はメールでお送りします)
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆来年の映画祭のチラシにお名前掲載
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者0人
-
お届け予定
2023年10月
¥100,000
【法人スポンサープラン10万円】
◆映画祭のあらゆる広報物に貴社ロゴを映画祭スポンサーとして掲載、当日アナウンスでも貴社名をお知らせします
◆主催者よりお礼のメールをお送りします!
◆このプロジェクトを応援してくれる方が集まるLINEオープンチャットへのご招待
◆2023年開催の内容レポート送付
-
支援者3人
-
お届け予定
2023年10月
おすすめのプロジェクト