不登校の子ども
不登校の子ども達と、宿泊体験(修学旅行)に行きたい!
きみの森 代表 川辺響子
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支援総額
¥256,000
目標金額 ¥200,000
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支援者数
40人
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残り
0日
はじめに
「我が子が不登校になった!」いち保護者が居場所づくりを始めました。年々増加の一途をたどる、不登校の子ども達の数…。不登校の子ども達に必要なのは、何でしょうか?きみの森は、家族だけでなく、みんなで子育て!理解ある大人や、ななめの人間関係を大切にし、子ども達を見守っていきたい。子ども達が安心して過ごせる社会を一緒に作って頂けませんか?
「わたし社不(社会不適合者)やねん」
“きみの森”に訪れる小学6年生の女の子の言葉です。
不登校の子ども達は、それぞれに家庭環境、友人関係、本人の特性などの複雑な問題を抱えています。
十分に悩み苦しんで問題を抱えきれなくなった結果、不登校になったのであって、決して学校をズル休みしているわけではありません。
しかし、不登校の子たちは大人が想像する以上に「自己否定」と「罪悪感」にさいなまれ、辛い日々を過ごしています。
なぜ既存の公教育のシステムに合わなかっただけで、まだ社会に出たことのない12歳の子どもが、自分を「社会不適合者」だと責めなければいけないのでしょうか。
自己紹介
はじめまして!フリースクール“きみの森”の代表 川辺響子です。
「まさか、我が子が不登校になるだなんて…」6年前の私の心の声です。私の二人の子ども達は、不登校です。
我が子が学校へ行かなくなったばかりの頃、親としてどうしたらいいのか分からず区役所へ相談に行きましたが、不登校専門の窓口はまだありませんでした。また私設のフリースクールや不登校対応のノウハウを持つ機関も身近になく、社会から孤立した気持ちになりました。我が子が学校へ行けない状況となった時、未来を描くことができず、かと言って誰も頼りにできない…本当にどうしていいか分からず、不安と絶望が押し寄せてきました。だけど、我が子のために何とか道を開拓していくんだ!と、かろうじて残っていた希望の力で前に進む決意ができました。
同じ思いをしている親や子ども居場所を作ろう!
私と同じように相談先がなく困っている人がいるにちがいないと思い、素人ながら「不登校の親子が集まる居場所を作ろう」と決意しました。
最初は何のツテもなかったので友人にお手伝いをお願いし、ひとまず月1回継続して開催することを目指して居場所づくりをスタートをしました。「チラシがいるのかな?」「ブログを始めるのがいいかな?」本当に全てが手探りでした。不登校の子どもがいるご近所さんに声をかけたり、友人伝いに参加者を募ったりしました。肝心の我が子も精神的に疲弊しきっていて、顔を出すことすらできず、開催したのに誰もこない日もありました。
社会福祉協議会さんへ行くと、地元の会館での使用を手引きしてくれました。また、自宅周辺の不登校に関連する会合などを見つけては、足を運び、学び、自身の活動を紹介させてもらいました。そこから、少しずつ口コミで広がっていき、参加者さんが増えていきました。
陰に日向に支えてくださるボランティアさんのお陰で、現在は月8回(毎週火・木)も開催できるようになりました。4年間続けていくにあたって、不登校の子ども達延べ1500人以上が参加してくれました。みんな「毎日きみの森があったらいいのに」と嬉しい感想を伝えてくれています。
“きみの森”は「あなたのままでいい」を伝える場所
きみの森では、「あたなは、あなたのままでいい」という人としての尊厳を守ることを一番大切にしています。
はじめに書きましたが、不登校になった要因は複雑です。家庭環境、友人関係、本人の特性などの問題が折り重なっていて、たとえ本人であってもハッキリと理由を断言することはできません。
そのため子どもたちの心は周囲に理解されにくく、大人の間違った対応やクラスメイトからの心無い言葉によってさらに傷付き追い詰められていきます。
「学校に行けない自分は、社会に出られないダメな人間だ」と自己否定している状況では、勉強はおろか何をする気力も湧きません。
だからきみの森は、
「学校に行けないことは悪いことじゃない」「今のあなたも大事な存在に変わりはない」というメッセージを伝えられるような居場所づくりをしています。
きみの森での過ごし方は、基本的に自由です。
これは、それぞれの子どもが自分の状況に合わせて居心地よく過ごしてほしいという思いがあるからです。
心が傷ついて何もする気が起きない子は何もせずにのんびりしていい。誰かに話を聞いてほしい子は心ゆくまで大人に話し続けていい。何かに興味がある子は時間に制限なく没頭していい。
そして、それぞれの過ごし方を同じ時間同じ場所で共有することで、個性を認め合うことに繋がっていく。
それがきみの森という居場所です。
子ども達は、学校へ行けないことで自己否定、罪悪感に押しつぶされている
不登校と言っても学校へ行けなくなった理由は様々です。
「行こうと思っても、身体が動かなかった」
「理由を聞かれても、自分自身でも分からなかった」
「(今は落ち着いているけれど)しんどい時は、そっとして欲しかった」
「学校に行けなくて、本当にごめんなさい」
これらの言葉は、きみの森に関わった子ども達から聞いた声です。皆さんがイメージされていた子ども達の心の声はどういったものでしたか?
不登校は周囲に理解されにくく、クラスメイトの心無い言葉や大人の間違った対応によってさらに傷付き、心の病を抱えるほどに追い詰められる子も多くいます。学校へ行けないことを周囲に理解されにくく、二次障害で引きこもりや心の病になっている子ども達も多く存在しています。
これらの体験は、私自身が我が子を通しても経験をしましたし、きみの森に訪れた子どものべ1500人、保護者さん500人以上の声に耳を傾けた経験からも、ほぼ100%の方々が似たような心境にありました。
子ども達にとって学校へ行けない理由を言語化することは困難なことです。しかし、大人が面と向かって聞いても出てこなかった本当の思いが、きみの森での何気ない会話の中でポロッとこぼれることがあります。そんな言葉に耳を傾けていくと、彼らが学校へ馴染めない理由が分かってきました。
「野草について学びたい」
「メイクについて、もっと知りたい!」
でも、学校にはそれらの教科がありません。
「どうして、道徳の勉強をしているのに、いじめがあるの?」
「色鉛筆で絵を描こうとしたら、水彩だけを使うように言われた。理由が分からない」
教えてもらう内容以外に疑問や好奇心を持ったのに、それらは現在の公教育では学べない範囲でした。その他、要因は沢山あるのですが、要するに既存のシステムに合わなかっただけで、彼らに全ての問題がある訳ではないのです。今の日本の教育システムに馴染めなかったことが大きく影響しています。
子ども達と宿泊体験をしたい!
傷付いた心が少しずつ癒やされやっと元気になってきた子、今も少しずつ自分を取り戻している途中の子、さまざまなフェーズの子ども達がいます。それぞれの状況を子ども達が認め合う中で「きみの森のみんなとお泊りしたいね」という話になりました。
きみの森では、何気ない会話の中でポロッと子どもたちの心の中の思いや願いがこぼれる瞬間があります。それをすかさずキャッチして、私はその場で「よし!じゃあ、みんなでお泊まりに行こう!」と宣言しました。子ども達は「本当に!?」「行きたい!」「やったー!!」とそれは嬉しそうに口々に歓声をあげていました。この時の子どもたちの喜ぶ姿を皆さんにお届けしたいくらいのはち切れんばかりの笑顔でした。
きみの森の子ども達の中には学校の修学旅行に行けなかった子が何人もいます。
・クラスメイトに何と思われるか不安で参加できない。
・分単位で決められた行程時間についていけない。
・たくさん制限のある団体行動が苦手。
せめて修学旅行だけでも参加したいと勇気を振り絞ってチャレンジしても、なかなかその高いハードルは越えられません。
けれど、きみの森スタイルの宿泊計画なら他の子の目を気にしなくていい安心感や、少人数で無理のない時間配分でスケジュールを組める自由度、特性のある子ども達が無理せず参加できる配慮ある宿泊体験ができます。そして何より、不登校による孤立感で一人でずっと苦しんでいた子達が、同じ仲間と一緒に行動することを望んでいるのなら、代表として一人の大人として何としてでも叶えてあげたい!と強く思いました。
子ども達からは、
「料理が得意な◯◯ちゃんに教えてもらって、皆で協力してカレー作りたいな〜」(学校での調理実習も未経験な子がたくさんいます)
「キャンプファイヤーして、そこで皆に歌を披露したい。そのために今からギターの練習せんとあかんわ!」
「寝る前に枕投げして、電気消したら皆で語りたい。相手がどう思ってるんかも聴きたいし、自分の本音も聞いてほしい。」
と本当に色々な意見が出ています。
そしてどの子にも共通して「皆で」という気持ちが芽生えていることを、代表として嬉しく思います。低学年の子たちも「海がいい!」「山がいい!」と、一生懸命アイディアを出してくれています。現在、彼らのやりたいことが最大限叶えられるプログラムをボランティアさんと共に計画中です。
大人からのエールを子ども達へ届けて欲しい!
不登校にある子ども達が、心から安心して楽しめる宿泊体験をしたいと思い、今回クラウドファンディングの実施を決意しました。
今不登校に苦しんでいる子に「あなたのままで大丈夫だよ」と手を差し伸べること、子ども達が自分を認めてもらい笑顔になれるような居場所をつくっていくことを共に応援して頂きたい、そんな思いからの決意です。
不登校にある子ども達は、残念ながら周囲に理解してくれる大人がいないがために、より一層自信を無くし孤立感を深めています。
私は今回のクラウドファンディングを通して、そんな子に伝えたいことがあります。
「学校だけが全てじゃない」
「学校へ行かなくても他に道がある」
「応援してくれている大人たち=社会がある!」
このようなメッセージを届けたいのです。
是非、皆様からの応援をいただき、子ども達が安心して明るく!楽しく!暮らして行ける社会を一緒に作り、応援してください。
学校へ行かない選択も当たり前の社会に
自分にも相手にも素直になれる社会に
多様に生きられる社会に
きみの森は、そんな社会を目指しています。
応援メッセージ
堺市南区 岩室山観音院 住職
大西龍心さん
「思い出を作るお手伝い」
「不登校の子供たちの遊び場を探している方がおられるんですけど」という社会福祉協議会の方からのお声かけで始まったのが、きみの森の子供たちと出会うきっかけでした。それから月に一度、お寺の境内や裏山を使って自分たちで工夫してルールを決めて目一杯遊ぶ時間が生まれました。なぜ協力しようと思ったのか、そのキーワードは「思い出」。大人になって感じるのは辛い時や苦しい時に、「思い出」によって救われたり助けられたりすることが多いということ。学校を選ばない子供たちにもいろんな「思い出」を積み重ねていって欲しい。今度は旅行という場でどんな「思い出」を作ることができるのか。
ちょっとだけ、大人の力を分けてもらえませんか?
一般社団法人Re 代表
甚田知世さん
週に2回、きみの森の活動場所にしてくださっている中で感じるのは、子ども達がイキイキとしてること。もちろん静かに本を読んでいたり、ゲームに没頭していたりする子も中にはいますが、命がイキイキしているな〜と感じます!そして、自分の意見を対等に言える子たちも多いな〜と^^きっと川辺さんはじめ、きみの森メンバーの声掛けを含めた環境づくりが子ども達のイキイキに繋がっているんだな〜と思います。みんなでの修学旅行、楽しめますように!
支援の使い道
目標設定:20万円 (1泊2日 子ども7名 大人3名・電車移動を想定)
宿泊費用 約10万円
食事費用 約3万円(夜のBBQ体験・朝市での炭火焼体験)
移動費用 約1万円
レクリエーション費用 約5万円(屋外アスレチック・体育館内の屋内遊び)
雑費 約1万円(応急手当キット・日用品・飲み物等)
リターンを選ぶ
¥1,500
【ちょこっと!応援】
子ども達を応援したい!ちょこっと応援させて頂きます!
という方へ、シンプルな応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
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支援者2人
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お届け予定
2023年9月
¥3,000
【ちょっと!応援】
同じく、子ども達を応援したい!
という方へ、シンプルな応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
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支援者11人
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お届け予定
2023年9月
¥5,000
【しっかり!応援】
きみの森や子ども達を応援するね!理解ある大人もいるよ!
という方への応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
◆サンクスメール送付
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支援者17人
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お届け予定
2023年10月
¥8,000
【すっごく!応援】
きみの森や子ども達を応援するね!理解ある大人もいるよ!
という方への応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
◆サンクスメール送付
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支援者0人
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お届け予定
2023年10月
¥10,000
【もっと、もっと!応援】
きみの森や子ども達を応援するね!良い旅を!社会は子ども達を応援しているよ!
という方への応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
◆サンクスメール送付
◆宿泊体験の活動報告をメール送付
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支援者6人
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お届け予定
2023年12月
¥15,000
【がっつり!応援】
きみの森や子ども達を応援するね!良い旅と、良い思い出を!社会は子ども達を応援しているよ!一緒にがんばろうね♪
という方への応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
◆サンクスメール送付
◆宿泊体験の活動報告をメール送付
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支援者3人
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お届け予定
2023年12月
¥30,000
【超!応援】
きみの森や子ども達を応援するね!良い旅と、良い思い出を!社会は子ども達を応援しているよ!きみの森の継続を応援しているよ!
という方への応援コースです。
◆LINEオープンチャットへご招待
◆サンクスメール送付
◆宿泊体験の活動報告をメール送付
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支援者1人
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お届け予定
2023年12月
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