核兵器のない世界

広島・長崎の被爆者の思いを世界へ届けるオンラインミュージアムをつくりたい!

特定非営利活動法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会

  • 支援総額

    ¥4,088,000

    目標金額 ¥3,500,000

    116.80%
  • 支援者数

    164

  • 残り

    0

NEXT GOALとして対応言語を増やしたい

おかげさまで目標としていた350万円に到達することができました。これまで様々な形でご支援・応援してくださったみなさんに改めて感謝申し上げます!17日の終了日に向けて、NEXT GOALに挑戦します。追加で集まった支援については、対応言語を増やすための費用として活用いたします。

みなさまのご支援のおかげで無事8月6日に「NO MORE HIROSHIMA&NAGASAKI MUSEUM」を開設することができました。現在ミュージアムは日本語、英語の2言語対応していますが、これから少しずつ対応言語を増やしていきたいと考えています。目標は「核兵器保有国の言語+バリアフリー対応」です。最後までご支援のほどよろしくお願いします!

核兵器の使用のリスクがかつてないほど高まっている

2022年2月のロシア・プーチン政権による侵攻ではじまったウクライナの戦争、アメリカと中国の対立が激しさを増すなかで世界は今、戦後最も広島・長崎以降核兵器の使用のリスクが高い状況にあります。

 

「核兵器が使われたらどうなるのか」世界の人たちは知らない

こうした状況を受けて、核兵器によって自分たちを守ろうとする「核抑止」の必要性を訴える声が大きくなっています。しかし、世界の多くの人たちは、実際に核兵器が使われたらどうなるのかを知りません。

広島・長崎での被害の実態は、私たちが思っている以上に世界に伝わっていないのです。キノコ雲の下で何が起きたのか。そして生き残った人たちにはどんな苦しみが待っていたのか。そのことを知らない、あるいは想像したことのない人たちが世界中にたくさんいます。

広島・長崎の被爆体験について世界の人たちが知らないのは無理はありません。触れられる機会が少ないし、78年前の出来事を自分ごととして捉えるのは簡単なことではありません。しかし、伝えるきっかけさえ作れれば、核兵器に対するイメージはきっと変わるはずです。実際、先日広島で行われたG7サミットで原爆資料館を訪問し、被爆者の小倉桂子さんの証言を聞いた各国首脳たちの反応を見ても明らかです。

 

NO MORE HIROSHIMA&NAGASAKI MUSEUM 

ウクライナ戦争が長期化し核兵器の被害の実相を伝えなければならない時であること、G7広島サミット後の被爆地への注目されていること、この機会を生かしたい。そこで今回、核兵器の被害に、世界中から簡単にアクセスできて、詳しく知ることができる「NO MORE HIROSHIMA&NAGASAKI MUSEUM  」を多言語で展開することにしました。

 

私たちには、このオンラインミュージアムで公開するのにぴったりのコンテンツがあります。それが、昨年国連本部内で実施した原爆パネルです。

 

国連で行なった原爆パネル展

広島・長崎の被爆者は、自らの経験をもとに今日まで世界に核兵器の恐ろしさを訴え続けてきました。

2017年核兵器禁止条約交渉会議の最中に国連総会議場発言した被爆者の藤森俊希さん

広島・長崎の被爆者の全国組織である日本原水爆被害者団体協議会(通称:日本被団協)は、2005年以降、4度にわたり国連本部内で原爆展を開催してきました。原爆展は、核兵器に関する国際会議に合わせて開催されたことから、各国の大使や外交官、NGO、ニューヨーク市民が展示会に訪れました。「はじめて原爆の被害のことを知った」とおっしゃる方も少なくありませんでした。

 

2010年に行われた原爆展の様子

直近では、コロナ禍の影響で延期が続いていたNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議に合わせて昨年2022年に開催しました。

セレモニーには広島長崎市長も駆けつけてくださいました

核兵器の非人道性が柱となる核兵器禁止条約が採択されたこと、そして同年2月にウクライナ侵攻がはじまったこと、2つの重要な転換期以降はじめての原爆展。そして被爆者たちの体力的にも、もうこれが最後の開催になってしまうかもしれません。

 

今回の展覧会でいただいた反応を通じて、私たちは今こそ広島・長崎の出来事を含む、核の被害の惨状を世界に伝えることが重要であることを確信しました。

 

プロジェクトで実現したいこと

8月6日、2022年に国連で開催したこのパネルを常設したウェブサイト「NO MORE HIROSHIMA NAGASAKI MUSEUM」として日本語・英語で開設しました。

 

ミュージアム開設にあたり、パネルに使用した写真の著作権、多言語対応、周知のための広報など、さまざまな費用が発生しています。これらの障壁を乗り越えるには資金も必要となり、今回クラウドファンディングにチャレンジすることになりました。

なぜオンラインミュージアムなのか

冒頭でも紹介したようにG7広島サミットの影響もあって、広島・長崎では外国人観光客が増えています。しかし、実際に訪れることができるのはごく一部の人のみ。だからこそ私たちは「まずこのウェブサイトを見てみて」と人に勧めたくなるようなオンラインミュージアムが必要であると考えています。

 

展示内容について

核兵器は一瞬にして多くの命を奪いますが、それだけではありません。生き残った被爆者たちは心身の病苦や、貧困、差別など、様々な苦しみを受け続けます。被爆者たちはこうした被爆体験に耐えながら「もう二度と同じ過ちを繰り返してほしくない」と、核兵器廃絶のために立ち上がり今日まで活動を続けてきました。活動を通じて、核実験による被害者や様々な人々など、世界と繋がってきました。

 

今回公開したパネルは、こうしたこれまでの被爆者たちの体験と想いが詰まったものになっています。

 

目標金額と資金の使い道

合計金額:350万円

  • 写真の利用料:70万円
  • パネルのweb用デザイン費(パネル50枚分):150万
  • ホームページ作成費:50万
  • ホームページ翻訳費:10万
  • 広報関連費(ロゴの作成/チラシやバナー等広報機材作成):50万
  • 広報(人件費):20万

支援方法について

銀行振込を希望される場合は以下までご連絡ください。

電話:03ー3438ー1897
FAX:03ー3431ー2113
メール:hidankyo1945@gmail.com

応援メッセージ

日本被団協が「原爆展」のオンライン公開を決定したことを嬉しく思います。このウェブサイトを通じて、世界中のあらゆる人々が、核兵器の惨禍を乗り越えられた被爆者の方々の力強さに触れることができるのです。

オンラインでの展示によって、被爆の苦しみや被爆からの回復への道のりだけでなく、究極的には、被爆者の方々の「核兵器による悲劇は二度と起こしてはならない」という強い想いを、永久的に世界中の人々に伝えることができます。

80年近くにわたり、被爆者の方々は、核抑止という冷徹な理論に対し、人間一人ひとりの生命、そして尊厳の大切さを訴えてきました。

被爆者の方々は、人類が作り出した最も破壊的な兵器が、実際に戦争で使われてしまったという史実の唯一の証言者であり、人道的大惨事を物語っている存在そのものなのです。

そして、何よりも、自分たちの悲劇の物語を赦しと強さの象徴に変え、核兵器のない世界のための大使となったのです。

国連事務総長は、被爆者の方々の教訓の継承に尽力しており、このような被爆の実相を世界中の人々に伝えることのできる展示会は極めて重要です。そして、被爆者の方々が最も伝えたい教訓は、核兵器は二度と使われてはならないということです。そしてその教訓を確実に守る唯一の方法は、核兵器を完全に廃絶することです。

核兵器の廃絶という目標に向かって、私たちはたゆまぬ努力を重ねていかなくてはなりません。

国連憲章はわれら連合国の人民が一生のうち二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救うという信念で始まります。すべての「人民」がこの展覧会をじっくりと鑑賞し、被爆者の方々の教訓を自分のものとすることを切に願います。

もう二度と、広島の悲劇を引き起こさないでください。
もう二度と、長崎の惨禍を繰り返さないでください。

 

 

団体紹介

本企画は日本原水爆被害者団体協議会と特定非営利活動法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会と共同で運営しています。

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)

1956年に設立。日本被団協は、47都道府県のそれぞれにある被爆者(広島・長崎で原爆の被害を受けた被害者の生存者)の団体の協議会で、被爆者の唯一の全国組織です。内部に中央相談所をもっています。

  • 核兵器廃絶と原爆被害への国家補償要求
  • 日本政府、国連、諸国政府への要請行動
  • 核兵器の廃棄、撤去、核兵器廃絶国際条約の締結、国際会議の開催、非核法の制定、原爆被爆者援護法の国家補償の法律への改正、被爆者対策の充実など
  • 被爆の実相の国内外への普及活動
  • 原爆被害の調査・研究、出版、展示、集会、代表派遣
  • 被爆者の相談・援護活動

 

特定非営利活動法人 ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会

原爆被害の実相と、被爆者が遺してきた証言・記録・資料を収集、保存、普及、活用し、その記憶遺産の継承をめざす事業を行い、「ふたたび被爆者をつくるな」という願いの実現に寄与することを目的として2012年に発足したNPO法人。

 

被爆者からのメッセージ

広島・長崎に投下された核兵器は、死者を人間とは思えない姿まで焼き尽くし、病気や貧困、差別と生き残ったことを喜ぶことをできないような状況に追い込む人間とは共存できない兵器です。

核兵器の使用のリスクが高まる今こそ、核兵器がもたらしたものと、被爆者たちのあゆみを世界の人たちに知って欲しい。そのためには、みなさんの支援が必要です。みなさんの力を貸してください。

リターンを選ぶ

¥3,000

残り 259人

【投げ銭支援①】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ

  • 支援者41

  • お届け予定
    2023年10月

¥5,000

残り 273人

【投げ銭支援②】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ

  • 支援者27

  • お届け予定
    2023年10月

¥10,000

残り 239人

【ホームページクレジット①】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載

  • 支援者61

  • お届け予定
    2023年10月

¥20,000

残り 191人

【ホームページクレジット②】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載

  • 支援者9

  • お届け予定
    2023年10月

¥30,000

残り 187人

【ホームページクレジット③】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載

  • 支援者13

  • お届け予定
    2023年10月

¥50,000

残り 195人

【ホームページクレジット④】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載

  • 支援者5

  • お届け予定
    2023年10月

¥70,000

残り 100人

【被爆者やメンバーによる講演】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載、希望者には講演会の開催(交通費は別途必要)

  • 支援者0

  • お届け予定
    2023年11月

¥100,000

残り 26人

【ロゴ下クレジット(小)】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載、希望者には講演会の開催(交通費は別途必要)、ロゴ下に名前掲載(小)

  • 支援者4

  • お届け予定
    2023年11月

¥300,000

残り 10人

【ロゴ下クレジット(中)】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載、希望者には講演会の開催(交通費は別途必要)、ロゴ下に名前掲載(中)

  • 支援者0

  • お届け予定
    2023年11月

¥500,000

残り 1人

【ロゴ下クレジット(大)】
 
◆LINEオープンチャット
 
◆リターン品
お礼のメッセージ、ホームページにお名前の掲載、希望者には講演会の開催(交通費は別途必要)、ロゴ下に名前掲載(大)

  • 支援者4

  • お届け予定
    2023年11月

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