「保育士は底辺の職業なの？」

保育の仕事に自信を持って向き合ってほしいから、
保育者自身がメンタルを整える重要性を伝えたい

はじめまして。「ほいくりえいとラボ」創業者の吉田と申します。
保育者が保育の仕事に誇りを持ち、笑顔で子ども達や保護者に寄り添うことができるよう、サポートすることがわたしの願いです。
大きなことはできませんが、今すぐ現場で取り組めるメンタルヘルスケアの導入により、保育園職員の不安やストレスを軽減し、組織内のコミュニケーションの改善に貢献していきたいと考えています。

プロジェクトとして取り組みたいこと

まず、導入したいのは多くの企業でも取り組んでいるストレスチェックです。日々慌ただしい保育園では、職員同士が話し合う時間がなかなか取れません。仕事についての悩みを相談できないまま、業務に追われて心身を疲弊していくことも多いです。ストレスチェックをすることで自身の状態に気づき、不調に陥る前に対処することができます。また集団結果で職場環境を点数化し、職員の意向を知ることができます。
落ち込んだり悩んでいることを「ダメな自分」とさらに責めてしまうのではなく、きちんと把握して対処するというメンタルヘルスケアへつなげていくことが大切です。

集団結果は、個人を特定することなく全体の傾向を客観的に把握できます。数値化することで優先的に改善に取り組むポイントが分かり、継続することで取り組みの効果を測定することができます。

今回のプロジェクトで実施したストレスチェックの内容を、施設名などは全て伏せた状態で事例として限定公開致します。保育園の職場環境について、お悩みや改善したいこと、こうすればいいのでは？というアイデアなど、オープンチャットで意見交換もできればと考えています。

無料ストレスチェックに申し込む
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https://share.hsforms.com/1zDFxON_lRiCzt9O9ETqgJgnvchd

次に取り組みたいのは、コミュニケーション講座です。保育の仕事にはコミュニケーションが非常に重要です。しかし、わたしたちは言葉を話せるのにうまく伝え合えないことが多くありませんか？コミュニケーションがうまく取れれば、ストレスが減りチームワークを高めることができます。第三者が入ることにより、今まで気づいていなかった仲間の新たな一面が見られるかも？ワークシートを使い、その日から実践できる内容です。

無料コミュニケーション講座に申し込む

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https://share.hsforms.com/1TpSXEjRWQCm7iJ55QcW1mwnvchd

保育士不足に不適切保育・・・保育現場の苦しさとは

2022年12月、保育士による園児への暴行事件を発端に、全国で不適切保育の発覚が相次いでいます。子ども家庭庁の調査によると、昨年4月から12月にかけて全国の市区町村が把握した保育所で行われた子どもの人格を尊重しない「不適切な保育」は914件で、このうち「虐待」にあたると確認したのは、90件あったとしています。

　保育者が子どもに暴言や暴力をふるうなんて・・・とショックを受けられた方も多かったでしょう。確かに、暴力や暴言を正当化することはできません。しかし保育現場からは長年にわたって、保育士の配置基準(保育士1人当たりが対応できる子どもの人数の基準）を改正するよう政府に訴え続けてきました。しかし待機児童問題の解消が最優先事項とされていた時期には、一時的に定員を超えた児童数を受け入れられる制度が設けられるなど、現場はますますひっ迫した状況が続いていました。

人手が足りない・・・

山のような書類、保護者に見てもらうための行事や制作物の準備、環境構成、掃除、保護者対応・・・業務をこなすにも保育の手が足りなければ残業や持ち帰りをするしかありません。人手が足りないので新卒の保育士が入職してすぐに保育士の一人としてカウントされ、然るべき教育もないまま保育業務にあたっている保育園も少なくありません。保育士の待遇改善の声に対しては「保育士は誰にでもできる仕事」などと論じられることもありました。不適切保育は決してその当事者だけの責任にはできないと考えています。

もう一つの悩み・・・チームワークとコミュニケーション

保育の仕事の難しさは業務の多さだけではありません。多くの保育者が悩むのは、人との関係性とコミュニケーションです。保育士は子どもの知識がある専門職とはいっても、子どもの個性は多様です。「どんな子どもにも常にベストな関わりができます！」という保育士はいないでしょう。A保育者から見た子どもとB保育者から見た子どもは、同じ子どもであっても同じ姿ではないこともあります。常に保育者として子どもへの責任があるからこそ、子どもへの対応に悩むことも多いのです。

　”子どもを真ん中に”という言葉は、保育者のそんな思いの現れです。親だけが頑張るより、担任ひとりが頑張るより、その子どもと関わるたくさんの大人たちがつながり合って子どもを理解すること、それぞれの関わりを通してその子の居場所となることが成長を支えていくのだと。しかし現実的には大人同士のコミュニケーションの時間は充分に取れないことがほとんどです。保育にはその人自身の価値観が影響するので、個人同士では保育観のずれが生じてしまいます。組織の理念を軸とした共通理解がなければ、自分の保育が正しいか不安になったり、他の保育者の保育が間違っているのでは？とモヤモヤしたりして、対立や批判につながることもあります。保育者間が信頼し合えず連携がうまくいかないことで保育にも影響するため、深刻なストレスになる可能性が高いです。

（２０２２年　日本総研調べ）

キーワードは安心感

保育者が、家庭から保育園に子どもを迎え入れるにあたり、最も大切にしているポイントは安心感です。子どもにとって安心できる場所がどれほど大切か、保育者なら誰でも知っています。安心しているからこそ自己表現ができ、挑戦ができ、遊びに集中でき、成長できます。逆に不安が強い子どもは、意欲が低かったり落ち着かなくイライラしたりしてしまいます。それは大人にも同じことが言えるのではないでしょうか。

「大人だから」「仕事だから」確かに、保育者として責任を持って職務に当たることは大切です。しかし、ストレスを抱えて心の余裕がない状態では、集中力や注意力を欠き仕事のパフォーマンスは上がりません。自分や周囲の人を責めてしまうこともあるでしょう。保育者が心の状態を把握し、メンタルケアによって不安やストレスを軽くすることができれば、子ども達や周囲に向ける目も違ってきます。自分の保育に自信を持ち、より知識やスキルを高めたいとモチベーションも上がるはずです。

http://hoicreatelabo.com/

プロジェクト内訳

目標金額　　

ファーストゴール　１００万円

ストレスチェックの無償提供　 　 １００施設／６ヶ月
（通信費、資料作成費、産業医委託費、人件費＝８５万）

メンタルヘルス講座の無償提供　 　 ２０施設／６ヶ月
（交通費、資料作成費、人件費＝ ２５万）

広告費８万×３回
リターンの制作・発送費用　１１万円

計　１４５万　うち自己資金５２万

残り９３万円　+　いっしょプラン　サポート料　７万円＝１００万円

保育の可能性を開くために

　わたし自身はカリスマでもなんでもない普通の保育士です。大きな失敗をしたこともあるし、不適切とも言える関わりをしたこともあります。ただ保育士としてのスキルは未熟でも、保育の仕事には絶大な価値と可能性を常に感じてきました。保育の仕事はとてもクリエイティブで楽しくてもっともっと可能性があり、エネルギーを注ぐ価値がある、と心から信じています。職業は個人のアイデンティティの一部です。自ら選んだ仕事や職場を好きでいられない、大切に思えないことは、自身も傷つき悲しい思いをすることにならないでしょうか。

わたしはこのプロジェクトを通してそれぞれの施設の課題、保育者個人の課題を把握し、保育園の職場環境に本当に必要なサポートは何かということについて、改めて向き合いたいと考えています。地道な活動になるかもしれませんが、応援・サポートをよろしくお願い致します！

プロジェクト実行者　プロフィール
吉田里衣
保育士
メンタル心理カウンセラー
メンタルヘルスマネジメント検定Ⅱ種Ⅲ種

特技：段ボールなどでおもちゃを作ること、ネコバスのものまね
好きな遊び：すもう、虫探し、実験、絵本を読むこと
苦手なこと：ピアノ（弾きながら歌えない）、時間管理
短所：忘れっぽい、飽きっぽい、理屈っぽい
長所：反省できるところ、向上心
夢：総合的な子育て支援ができる施設を作ること