2024年6月27日
For Goodアカデミー

【成功事例4選】NPOが行ったクラウドファンディングの事例をご紹介

近年、誰でも始めやすい資金調達の方法として『クラウドファンディング』が知名度を伸ばし続けています。

そんな中で資金調達法としてクラウドファンディングを検討しているNPOの方も非常に多いのではないでしょうか?

今回はそんなクラウドファンディングを検討しているNPOのため、NPOがクラウドファンディングに挑戦し、成功を収めた事例についてご紹介します。

 

クラウドファンディングに不安があるNPOはぜひ無料相談へ!

 

目次

 

 

そもそもクラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、インターネット上で自分のプロジェクトを公開し、そのプロジェクトに共感して頂いた方から少額ずつ支援を募る資金調達方法を指します。

企業や有名人だけでなく、サラリーマンや学生、主婦など人を選ばず、誰にでも資金調達が可能というところが大きな魅力と言えるでしょう。

また、クラウドファンディングは「購入型」「寄付型」「投資型」の3つに分けられており、用途や目的によって使い分けられています。

 

購入型クラウドファンディングとは?

購入型クラウドファンディングは、支援をしてくれた支援者にリターンとして対価性のあるモノやサービスをお返しする方式のクラウドファンディングになります。最もよく実施されるクラウドファンディングの方式で、リターンはプロジェクトに関係したものを選ぶのが一般的です。

 

💡購入型クラウドファンディングの詳しい説明はこちら!

 

寄付型クラウドファンディングとは?

寄付型クラウドファンディングは、支援金を寄付という形でいただくクラウドファンディングになります。

社会貢献性の高いプロジェクトに用いられる場合が多く、リターンは対価性のない、お礼メールなどになります。

 

寄付型クラウドファンディングの中には、寄付金控除が適応される場合もあります。

寄付金控除型クラウドファンディングには、実施条件がございますので、詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

💡寄付型クラウドファンディングの詳しい説明はこちら!

 

投資型クラウドファンディングとは?

投資型クラウドファンディングは、支援金を資金として投資を行い、利益が出た場合にリターンとして還元される仕組みのクラウドファンディングです。

もっと細かく分けると「株式投資型」「ファンド型」「融資型」の3つに別れており、どこに投資するのか?によって種類が変わってきます。

 

NPOの資金調達はクラウドファンディングがおすすめ!?

NPO活動の認知を拡大できる

クラウドファンディングはプロジェクトが始まるとSNSやチラシ、登壇イベントを通して支援のお願いをしていきます。

その過程で、プロジェクトの概要についても発信していくことになりますので、これまで団体の活動や取り組む社会問題を知らなかった人に対しても、それらを認知させることができます。

特にクラウドファンディングでは、プロジェクトが終了した後もプロジェクトページがずっと残ることで、永久的にNPOが取り組む社会問題や活動が宣伝されることになります。

 

誰でも手軽に挑戦できる

社会問題に取り組んでいるNPOであれば、団体の規模や活動歴に関係なくプロジェクトを始められることもクラウドファンディングの大きなメリットです。融資を受けるという選択肢もありますが、許可が降りにくかったり、資金の借りられる上限があったりと、誰でも簡単に始められるとは言えません。

また、助成金の申請も、提出書類の準備に手間がかかったり、申請に落ちる可能性があったりするでしょう。

しかし、クラウドファンディングの場合には、サイトに自分のプロジェクトを載せて広報するだけなので、誰でも簡単に始めることができます。

 

融資と違い返済のリスクがない

最後のメリットとして挙げられるのが、返済が不要な点です。

他の機関で資金を調達する場合、どうしてもプロジェクトにかかった費用を後で返済しなければならず、プロジェクトによっては返済が滞ってしまう場合も少なくありません。

しかし、クラウドファンディングではリターンの負担はあるものの、支援金の返済リスクはありません。

 

NPOがクラウドファンディングを成功させた事例

次にNPOがプロジェクト成功を収めたクラウドファンディング事例についてご紹介します。

 

①カンボジアで学校を建設するプロジェクト

カンボジアはいまだ教育の質が低く、授業についていけなかった子供たちは学校を中退し、貧困に陥っています。

15年ほど前からカンボジアで活動するNPO法人SALASUSUさんは、そうした教育・経済格差をなくすため、学ぶことをあきらめざるを得なかった生徒が自分のペースで楽しく学び、人生を主体的に歩んでいくために必要な力を身につけられる学校を作ることにしました。

学習のための物品購入や教師の人件費などのため、4,000万円を目標にクラウドファンディングを実施し、見事達成されました!

 

<プロジェクトの詳細>

■プロジェクトタイトル

貧困の連鎖を止める「誰も取り残さない教室」をカンボジアにつくりたい!

■達成金額
4,181,500円

■目標金額
4,000,000円

■支援者数
209人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000135

 

②NPOの立ち上げ・運営資金を集めるプロジェクト

学校の校則に悩まされた経験がある大学生と高校生が立ち上げたプロジェクトです。

NPOを設立し、校則に苦しむ生徒同士が繋がり、一緒に声を上げていけるようなネットワークづくりイベント開催などを進めるため、その資金集めに挑戦されました。

事務用品、スタッフ給与、イベント開催費など、安定したNPO運営を継続していくための費用70万円を目標し、見事達成されました!

 

<プロジェクトの詳細>

■プロジェクトタイトル

校則問題を解決する若者主体のNPOを立ち上げたい!

■達成金額
756,500円

■目標金額
700,000円

■支援者数
143人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000035

 

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③イベント開催費を集めるプロジェクト

”平和×◯◯”を探求する機会を創出し、グローバルな平和文化の構築を目指しているNPO法人Peace Culture Villageさんのプロジェクトです。

若者を対象にした「ピースリーダー」育成のオンラインスクールを開講しており、受講生の学びを世界へ発信する舞台「平和文化祭PCF(Peace Culture Festival)」開催のため、クラウドファンディングに挑戦されました!

会場費、交通費、広報費に充てる80万円を集めることに成功し、イベントを大成功に終わらせました!

 

<プロジェクトの詳細>

■プロジェクトタイトル

世界へ平和を発信する舞台〜PCF2024〜を開催したい!

■達成金額
826,000円

■目標金額
800,000円

■支援者数
63人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000081

 

④NPO職員による、事例集作成・展示会開催のプロジェクト

NPO法人テラ・ルネッサンスでデザインを12年間担当されている方が立ち上げられたプロジェクトです!

これまでのご自身の実績を事例集・展示会として共有することは、他のNPO・NGOにとって有益になるはず、そしてテラ・ルネッサンスのさらなる認知度向上、ブランディングにも貢献できるはず、と考え、今回のプロジェクトをスタートさせました。

結果、192名もの方が支援してくださり、見事目標金額を上回る約160万円を集めることに成功しました!

 

<プロジェクトの詳細>

■プロジェクトタイトル

「平和×デザイン」国際NGO12年の実績を事例集にまとめ、展示会を開催したい!

■達成金額
1,627,000円

■目標金額
1,400,000円

■支援者数
192人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000459

 

 

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NPOがクラウドファンディングを始める流れ

実際にクラウドファンディングを始める際の流れについても詳しく解説していきます。クラウドファンディングは大きく分けて4つステップに分けられますので、気になる方はぜひご覧ください。

 

1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める

まずは、自分が考えているプロジェクトの内容をより具体的に考えていくことから始めましょう。

一体どのくらいの掲載期間にするのか?どのくらいの資金を調達すれば良いのか?リターンはどんなモノやサービスが良いのか?を考える必要があります。

 

リターンの例としては、お礼のメッセージ、商品や団体のグッズ、イベント参加券などがあります!

今回はそれぞれの関連記事もご紹介させていただきますので、気になる方はぜひご覧ください。

 

💡リターンの設定にお悩みの方へ

💡目標金額の設定にお悩みの方へ

 

2.クラウドファンディングのページを作成する

次にプロジェクトページの文章やリターンの文章を考えましょう!

自分の団体がなぜ資金調達を行おうと思ったのか?ということをストーリー形式で書いていくのがポイントです。

 

💡クラウドファンディングのページ作成について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください!!

 

3.プロジェクトを広報する

プロジェクトページが完成し、実際にプロジェクトが公開されたらSNSや個人連絡、イベントなどを通してプロジェクトをPRしていきましょう。

NPOの場合、SNSや個人連絡はもちろん、対面やオンラインでイベントを開催する、他の団体とコラボするなどの幅広い広報活動を検討してみるのがおすすめです。

 

<「グット隊」とは?>

For Goodの想いに賛同した方々が、「グッド隊」というLINEのオープンチャットにボランティア として集まってくださっています(現在400名ほど)。

「SNS拡散部」と「企画相談部」に分かれて、実行者さんのプロジェクトを応援します。

プロジェクトを立ち上げた際に、そのオープンチャットに流すと、グット隊の方が支援してくださったり、各自のSNSで広報してくださったりします!

 

💡クラウドファンディングの基本的な広報については以下の関連記事をご覧ください!

 

4.プロジェクト実行&リターンの届け

実際に支援金が手元に届いたら、プロジェクトを実行して、リターンを送っていきます。

この際、プロジェクト実行の様子を細かく近況報告していくことも重要です!透明性のあるプロジェクトを心がけることで、支援してくれた方の資金の使い道への不安が解消され、満足度の高いプロジェクトになります!

 

NPOが挑戦したクラウドファンディング成功事例|まとめ

今回はNPOが挑戦して成功させたクラウドファンディングについてご紹介してきました。

起業や町おこし、国際協力、イベントなどでクラウドファンディングを使いたい!と思うNPOは非常に多いと思います。

上記でお伝えしたようにNPOの資金調達はクラウドファンディングがおすすめです!

ぜひ今回の成功事例をもとにクラウドファンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

 

💡クラウドファンディングサイト『For Good』では、NPOからのクラウドファンディングの相談も無料で受け付けていますので、クラウドファンディングが気になっている方や成功までの流れを知りたい方はぜひ申し込みをしてみてください!

 

クラウドファンディングに不安があるNPOはぜひ無料相談へ!

 

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