2024年10月31日
For Goodアカデミー

小さい飲食店の開業手順!メリットや費用、事例も紹介

小さい飲食店の開業は、費用面や施工数など中大規模の店舗とは異なる点が多く、少額から開始できるほか、小規模ならではのメリットが豊富にあります。

本記事では、小さい飲食店における開業手順に加え、どの程度の資金や手続きが必要なのかを詳しく解説します。

For Good」のクラウドファンディングでは、小さい飲食店の開業を支援するサービスを提供しています。ぜひご覧ください。

 

クラウドファンディングに関するご相談を受け付けています!

 

目次

 

小さい規模の飲食店を開業するメリット

小規模でこじんまりとした飲食店経営には、自分のペースで単独営業できる点や、顧客との密な交流でリピーターを増やしやすいことなど、メリットが豊富にあります。

また、小規模であることから開業資金や費用を抑えやすく、少額で開業準備を進めたい人にはおすすめな経営方法といえるでしょう。

さらに、小規模飲食店では在庫予測が立てやすく、食材や材料のストックを抱えずに済むと考えられます。

そのため、効率的な在庫管理で運転資金を抑えられ、費用削減も期待できるでしょう。

 

小さい規模の飲食店開業にかかる費用相場

小さな飲食店を開業するために必要な資金は、およそ1,000万円前後といわれています。

フランチャイズとして経営したりキッチンカーで開業したりする場合は、さらに少額で済む場合もあります。

一方で、金額は店舗の立地や内装へのこだわりによって異なるため、事前のシミュレーションがおすすめです。

また、飲食店の開業では初期費用として、厨房内設備費や内外装費に加え、物件取得費も発生します。

物件取得費には、前家賃のほか礼金や保証金、仲介手数料が含まれ、一般的に家賃の6か月から10か月程度が平均といわれています。

 

小さい規模の飲食店を開業する手順

小さい飲食店を開業するためには、事前に把握したいことや検討が必要なものなどが多くあり、どのように進めればよいのかが分からない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、小規模飲食店開業の手順を分かりやすくご説明します。

開業方法と事業計画を検討する

開業する手順として、はじめに開業方法を検討します。

独立して開業するのか、もしくはフランチャイズとして経営するのかを決めましょう。

準備の工数は開業方法によって異なり、独立して経営する場合は物件探しや整備などの手間がかかります。

一方でフランチャイズの場合は、開業ノウハウや材料提供などの支援を、本部によって受けられるケースがほとんどです。

また、コンセプト選定や事業計画の考案も大切です。

コンセプト選定では、店舗経営なのか、デリバリーやテイクアウトなのかなどを具体的に検討します。その後、開業予定の立地やターゲット層を調査し、利益を得られるための事業計画を考案します。

さらに、大まかな資金計画も立案するとよいでしょう。

飲食店経営が軌道に乗るまでは、およそ6ヶ月以上かかるといわれています。

そのため、軌道に乗るまでの期間を乗り越えられる程度の資金を用意するほか、融資や補助金などの活用も検討しましょう。

メニューを開発する

コンセプトが決まったら、メニュー開発に取り組みましょう。

メインとなるメニューの開発や試作を実施し、店舗最大の売りとする商品を考案します。

また、特別感を演出して近隣店舗との差別化を図ったり、ターゲット層の利益率が高いメニューを開発したりするとよいでしょう。

どの程度売れたら経営が軌道に乗るかを考え、提供までにかかる時間も含めてメニューを開発します。

メニュー開発には、主に以下の工程を実施します。

・レシピを考案する

・食材を選定する

・原価を計算する

・試食する

・食器を選定する

・盛り付け方を検討する

・メニュー名を決定する

なお、メニュー開発では、味のよさだけでなく原価や仕入れ先選定のほか、料理のビジュアルや量などを盛り込んで検討しましょう。

資金を準備する

小さな飲食店を開業する際は、初期費用と運転資金を準備します。

資金の調達方法はいくつかあり、一般的に自己資金以外でも用意するケースがほとんどです。

以下では、資金調達の方法について詳しくご説明します。

・融資を受ける:開業実績がない場合、政府の金融機関である日本政策金融公庫から融資を受けることが可能です。開業計画書を作成し、必要資金の算出や適切な融資制度を選択します。

参考:日本政策金融公庫「融資制度を探す

・補助金と助成金を活用する:助成金は社会貢献へのサポートとして、国や自治体の予算から交付されます。補助金の場合は、公募で審査に通過した場合のみ利用可能です。自治体独自の補助金もあるため、事前に確認しましょう。

クラウドファンディング:開業の目的や夢などをプロジェクトとして立案し、その想いに共感する不特定多数の支援者から資金を調達する方法です。支援者から得た資金を返済する必要はない一方で、立案者は返礼品を用意する方法が一般的です。

参考:For Good「For Goodとは?

物件を決める

小さい飲食店の開業は、物件を借りるケースだけでなく、自宅の一角をリフォームして営業したり、移動販売やキッチンカーで経営したりする手段があります。

前述したコンセプトや開業方法に合わせて、経営手段を検討しましょう。

物件を借りる場合は、エリアや立地のほか、店舗内の広さや賃料の条件をあらかじめ決めておくとスムーズに進みます。

契約後の設備搬入や施工には時間がかかるため、できるだけ早い段階で物件探しをスタートしましょう。

また、物件を選ぶ際は施工業者に同行してもらうことがおすすめです。

希望通りの内装工事が可能かどうかをその場で判断してもらえるほか、座席数の確保ができるのかなども迅速に把握できるため、施工業者にはなるべく同行してもらいましょう。

店舗の設計と施工をする

店舗の設計では、コンセプトに沿った施工を行いましょう。

その際、どの程度の資金を使うかをあらかじめ明確にし、予算内で抑えることが重要です。

また、物件のなかには、以前飲食店として営業していた店舗の設備がある程度残されている、居抜き物件もあります。

居抜き物件は、暖房設備や内装が残っている場合が多いため、費用を大幅に抑えて開業できる点がメリットです。

ただし、厨房の広さや内装などがコンセプトと異なる場合は、店舗作りにこだわりにくくなるため、慎重に選びましょう。

設備や備品を揃える

飲食店の開業には、主に以下が必要と考えられます。

・調理設備

・調理器具

・テーブルや椅子

・カトラリー類

・看板、のぼり旗 など

これらをすべて新品で購入すると、費用がかさみ資金面への大きな負担になることもあるでしょう。

費用を抑えたい場合は、中古ショップやリサイクル品の活用がおすすめです。

必要な資格を取得する

飲食店の開業には、以下の資格が必要です。

 

 

開業時の届出や手続きを済ませる

飲食店の開業には、必要となる許可や手続きが多くあります。

一般的に必要とされるものを、以下にまとめました。

・個人事業の開廃業等届出書:飲食店を個人事業主として開業した場合、管轄税務署へ届出が必要です。

・飲食店営業許可証:飲食店を開業する際に必ず必要な許可証であり、一般的な料理店やカフェなどがこれにあたります。店舗所在地の管轄保健所へ申請します。

・火を使用する設備等の設置届:厨房のある飲食店は必ず管轄消防署へ届け出ます。

・深夜酒類提供飲食店営業開始届:24時以降にアルコール類を提供する場合に、管轄の警察署へ届出が必要です。ただし、住民地域での営業は不可であるためエリア選定には注意しましょう。

・各種保険:労災保険、雇用保険、社会保険への手続きを行う。

 

【当社事例】クラウドファンディングで飲食店を開業した事例

ここからは、For Goodのクラウドファンディングを活用して飲食店を開業した、2つのプロジェクトをご紹介します。

多くの人へ自身の熱い気持ちを発信し、魅力的なプロジェクト内容を伝えることが、クラウドファンディング成功のポイントといえるでしょう。

フィリピンで地鶏からあげのレストランを開業

〈プロジェクトの詳細〉

■貧困農家の収入向上を実現する地鶏からあげのレストラン!~2号店開業へ~

■達成金額

¥1,792,000

■目標金額

¥1,700,000

■支援者数

152人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000354

このクラウドファンディングは、フィリピンで開業した地鶏からあげレストランの2号店開店を目指し発案されました。

発案者は、貧困問題が課題となっているフィリピン農家の人々が副収入を得られるよう、このプロジェクトを立ち上げました。

主なプロジェクト内容

・フィリピン農家へ負担をかけないビジネスモデルの考案

・レストランのメイン料理となる地鶏の養鶏技術サポートを実施

・現地の人が成果型報酬を得られる仕組みの提供

この結果、フィリピン農家を想う発案者の熱い気持ちや、地鶏ビジネス拡大を目指す姿勢に多くの人が賛同し、目標金額を超える成功を納めています。

大豆ミートが食べられるカフェを開業

〈プロジェクトの詳細〉

■横浜吉野町に大豆ミートと美味しいお野菜のあるみんなの集うカフェを造りたい!

■達成金額

¥253,000

■目標金額

¥1,000,000

■支援者数

30人

■プロジェクトURL

https://for-good.net/project/1000861

このクラウドファンディングの発案者は、大豆ミートをベースとし、野菜を豊富に使ったメニューをキッチンカーで提供しています。

一方で発案者は、キッチンカーのみならず、野菜の店頭販売や多くの人がチャレンジする場の提供を目指し、このプロジェクトを立ち上げました。

主なプロジェクト内容

・大豆ミートの魅力を広め、美味しさを知ってもらう

・子育て家庭への食育支援や農家へのサポート

・挑戦したい人への後押し

リターン内容には、マルシェやワークショップへの参加に加え、支援企業のロゴをキッチンカーに掲載するなど、会社向けへの返礼品も用意しています。

 

まとめ

小さい飲食店の開業は、顧客との関わりを密に持てるためリピーターにつなげやすいことや、自分のこだわりやコンセプトを明確に表現できる点が魅力です。

一方で、小さい飲食店の開業には店舗の施工費や設備費などが発生し、自己資金のみではなかなか実現できないケースが多いでしょう。

For Goodのクラウドファンディングを上手に活用すれば、小さい飲食店の開業にかかる資金を無理なく調達できます。

さらに、クラウドファンディングは開業前から認知度を高められるため、マーケティングにも効果的です。

For Goodのクラウドファンディングを活用して、あなたの理想の飲食店開業を目指しませんか。

 

あなたの熱い気持ちを世界に発信し、夢である飲食店開業を目指しませんか。

無料相談も受け付けておりますので、「まだクラウドファンディングは考えていないが、一度話を聞いてみたい」という方でもぜひご相談ください。

 

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