2026年2月27日
For Good STORY

ミャンマーの人々の命を守るために防空壕建設。国際協力クラファン、最後まで諦めなかった45日間

「ミャンマーで起きている現実を、多くの人に知ってもらいたい。」

一般社団法人日本ビルマ救援センター(BRCJ)は1988年の団体設立以降、政治的弾圧や迫害などの理由により、ミャンマー国内外で避難生活を送る人々を対象に、衣食住をはじめとする生活支援や医療支援、子どもたちの教育支援などを行ってきました。

しかし、軍事クーデター以降状況は悪化し、当初はCDM(市民的不服従運動)に参加した人々への給与支援を開始しました。その後も、避難生活を余儀なくされる人々に対し「生き延びるための支援」が必要な状況になったことから、現在はカヤ―州やカレン州を中心に食糧支援などを行っています。

そのような状況のなかで、「空爆から命を守るための防空壕をつくりたい」という現地の声が高まり、クラウドファンディングを通じた支援の呼びかけへとつながりました。

このプロジェクトは、現地の声や支援者からの反応を丁寧に伝えながら、最終的には目標1,500万円を大きく超える1,796,000円の支援を集めて終了しました。

今回は、防空壕建設プロジェクトを通じて見えてきた現地の状況や支援のリアル、そしてクラウドファンディングに込めた想いについてお話を伺いました。

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1002454

クラウドファンディングを始めたきっかけ

まず、団体のこれまでの活動について教えてください。

私たちは、ミャンマーで起きたクーデター以前から、現地の人たちとつながりを持ち、支援活動を続けてきました。
当初は、給与のサポートなど、比較的安定した生活を支える支援が中心でした。

しかし、クーデター以降、状況は一変し、「生き延びるための支援」が必要な状況になったことから、現在は、カヤ州やカレン州を中心に、食料や毛布の配布、地震などの災害支援を行っています。

 防空壕の建設という支援は、どのようにして始まったのでしょうか。

現地のコミュニティやパートナーから、「空爆が増えていて、防空壕がどうしても必要だ」という声が届いたのがきっかけです。

防空壕の建設自体は、クラウドファンディング以前から少しずつ進めていましたが、空爆の激化に伴い、複数の支援先からの要請が相次ぎました。

防空壕建設をクラウドファンディングで行うと決めた理由

クラウドファンディングを選んだ理由を教えてください。

一番の理由は、防空壕のニーズが強まる中で、「これは、今までのやり方だけでは追いつかない」と感じたことで新しい資金調達の方法として、クラウドファンディングを検討し始めました。

また、現地の状況を、より多くの人に知ってもらいたかったというのも大きな理です。

資金を集めることはもちろんですが、それ以上に「今もミャンマーでは命の危機が続いている」という現実を伝えたいと思いました。

始めるにあたって、不安はありましたか。

クーデターが起きてから時間が経過していることもあり、ミャンマーというテーマは、関心が下がっていると感じていましたし、「本当に支援が集まるのだろうか」と何度も考えました。

それでも、現地から届く切実な声を前に、「やる」という決意をしました。

支援者とのコミュニケーションと現地からの反応

クラウドファンディング期間中は、どのような発信を行っていましたか。

LINEのオープンチャットやSNS、活動報告を使って、現地の状況や活動報告を発信していました。

途中、支援が少し落ち着いたタイミングでチラシ配布を行ったのは効果があったと感じています。週末の募金活動や様々なイベントに参加する中で直接お会いした方に配布を行っていました。

現地からは、どのような反応がありましたか。

現地の方から動画やメッセージが届きました。

「これで安心して眠れる」
「音が聞こえたら、すぐに逃げられる」

そうした言葉を聞いたとき、改めてこの支援の意味を実感しました。

支援者から届いた、忘れられない言葉

印象に残っている支援者の声はありますか。

「ミャンマーのことは、ずっと気になっていたけれど、どう支援すればいいかわからなかった」という言葉は、とても心に残っています。

今回のプロジェクトが、「初めて支援するきっかけ」になった方が多かったように感じています。
それは、私たちにとって大きな励みでした。

普段から応援してくださっている方にも、現地の人々の「今」の声や想いを知っていただき、普段の物資支援など以外にも色々と必要なことがあるということも理解してもらえたかなと思ってます。

大変だったこと、正直に言うと…

振り返ってみて、一番大変だったことは何でしょうか。

何が正解かわからないまま、走り続けなければならなかったことです。
発信したい気持ちはあっても、「何を、どのように伝えればいいのか」で悩むことが多くありました。

中間期間で支援が停滞してしまったタイミングは焦りましたが、普段の活動の様子を動画で発信するなど、できることを一つずつ重ねていきました。

SNSでの投稿をきっかけに、再び支援が伸び始め、「様子を見ていた」という方や、大口の支援者の方が動いてくださったことで、最終的に目標を達成することができました。

For Goodの担当者さんとの定期的なミーティングでも、ペースメイキングができてすごく有り難かったです。

 

For Goodで挑戦してよかった理由

For Goodを利用してみて、いかがでしたか。

やはり手数料の部分で、支援していただいたお金が、きちんと現地に届く仕組みがあることに、私たちとしても支援者さんとしても大きな安心感があるのではないかと思います。

ソーシャルグッドに特化したプラットフォームということで、他の方も何か社会のために役立ちたいと考えて取り組まれている中で、私たちのプロジェクトも入れていただいたのはすごく嬉しかったです。

また、For Goodさんは作成フォーマットがかなり作り込まれているので、初めて作成する時も作成しやすく、他の方のプロジェクトも参考にしやすいのも良かったです!

いっしょプランのミーティングで印象に残っていることはありますか。

他の方にFor Goodさんを勧める時にも、必ずいっしょプランが良いよと伝えています!

やっぱり1から初めてやる人はどうしていいかわからないと思うのですが、そこに寄り添ってとても親切に丁寧に教えていただけるのがすごく安心感に繋がりました。

定期的なミーティングでは、「次に何をすべきか」が明確になり、とても助けられました。プレスリリースやメディアアプローチについても、具体的なアドバイスをいただけたのは心強かったです。

いっしょプランとは?

さいごに

今後の活動や、これから挑戦する人へのメッセージをお願いします。

防空壕をつくって終わり、ではありません。
現地には、まだまだ多くの課題があります。

クーデターから5年が経過し、報道なども少なくなって関心が下がっている今だからこそ、別の形、別の場所でも、伝え続けていきたいと考えています。
今回クラウドファンディングを通して、色々な方に活動を知っていただいたのは私たちにとってすごく大きかったです。

これからクラウドファンディングに挑戦する方には、「一人で抱え込まないでほしい」と伝えたいです。
伴走してくれる人がいる環境で挑戦することで、最後まで走り切れるのだと思います。

ー日本ビルマ救援センターの皆様、ありがとうございました!

プロジェクトはこちら:https://for-good.net/project/1002454

編集後記
今回は、空爆から命を守るための防空壕をつくりたいという想いでクラウドファンディングを立ち上げてくださった一般社団法人日本ビルマ救援センターの皆さんからお話を伺いました。
日頃から支援してくださっている方々はもちろん、「ミャンマーのことは、ずっと気になっていたけれど、どう支援すればいいかわからなかった」というような方々にとって、今回のプロジェクトが「初めてミャンマーを支援するきっかけ」になったという過程は、伴走者としてもすごく感動的でした。
改めまして、今回For Goodとしてご一緒することができたことを非常に嬉しく思います。
これからの活動も、心より応援しています!

関連記事

「誰かのために」「何かのために」
その想いをカタチにしませんか

プロジェクトを立ち上げるあなたをサポートします。
まずはあなたの想いを聞かせてください。

資料のダウンロードはこちら