虐待、親にもケアを
虐待に至ってしまった親のための「MY TREEペアレンツ・プログラム」を広めたい
みんなの応援コメント
くり
2024年7月31日
応援しています!
こはる
2024年7月31日
応援しています!
FOR GOOD
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【応援メッセージ】よしおか ゆうみ(東京ガレージ代表、思春期相談員・カップル家族カウンセラー)
2024/6/28 10:00
東京ガレージ代表で、思春期の若者やカップル・家族の相談カウンセラー、よしおかゆうみさんより応援メッセージをいただきました!
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私がこのプログラムを知ったのは、数年前。森田 ゆりさんのご著書『MY TREE プログラム』に出会ったのがきっかけです。
「ああ、これは単なる虐待防止ではなく、温かな人間性回復を導く根源的なプログラムだ」
と感銘を受け、救われる気持ちになったのを覚えています。
私は⻑年にわたり、乳幼児親子、10 代、カップルや夫婦、家族関係に関わる仕事に携わり、異なる専門分野の仲間と繋がりながら、自分らしい生き方を探求できるコミュニティづくりの活動に取り組んでいます。
そんな中で、虐待を受けてきた子どもや虐待をやめられない親からの相談は、少なくありません。
家族や夫婦間で葛藤が生じたときに、自分だけでは抱えきれないストレスが行き場を失い、子どもに向かいやすくなります。
怒りは「助けて」「もう限界」という自分の心が訴える SOS 緊急のサインでもあります。
そして、「怒り」のマグマがなくならないうちは、虐待は止んでくれない。
一度治まってもまた暴れ出すマグマを抱えているのは、どんなに怖く苦しい道のりでしょう。
「自分のコントロール機能が働かない」
「昨日は大丈夫だったのに今日また戻ってしまう」
「自分はダメな親」
誰かに打ち明けた時、誰かが異変に気づいた時こそが親子「再生」のチャンスです。
周囲の人が手を離さず気にかけているだけでも支えになります。
MY TREE プログラムや身近な専門家に繋げて、親自身の心に寄り添い感情の出発点を見つめると同時に、夫婦や家族間のストーリーを共に理解しながらできることを一つずつ実践し、地域とのつながりづくりなど親子を取り巻く環境を整えていくことも必要です。
さて、現代の親なら誰もが虐待に及ぶリスクをもっているし、子どもを感情でコントロールしてしまう隠れ虐待などは、子どもを育てる親なら誰でも心当たりがあるのではないでしょうか。
「一人の子どもを育てるには100人の村人が必要」という言葉があります。
子どもたちが健やかに育つために必要な環境は、安心安全な居場所。
そして、現代失われつつあると言われて久しい「さんま」: 時間・空間・仲間。
同じように、親が子どもを愛し慈しむ心の余白 (エネルギー)を守るためには、弱音を吐き出せる安心安全が守られた時間・空間・仲間が必要」だと思うのです。
『MY TREE プログラム』には、ステップを踏んでゆっくりと自分と向き合える安心安全な時間と空間が守られ、ネガティブな自分も丸ごと受け止め回復まで伴走してくれる人、同じ目的をもつ仲間がいます。
このプログラムが広く認知されることで、「社会の宝」でもある子どもを産み育む親を放っておかない、知らんぷりしない人々が増えてほしいと切に願います。
『MY TREE』プログラムや理念が当たり前のように広がっていくことを
そしていつの日か虐待が起きにくい構造に社会システム自体が変化していくことを切に願い、心から応援します!
よしおか ゆうみ
思春期相談員・カップル家族カウンセラー / 保育・家庭教育学級講師
東京ガレージ代表
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