体験格差解消
病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪 を開催したい!




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2025/5/26 09:00
AYAメンバーからのメッセージ Vol.9 東園織絵さん

NPO法人AYAの九州を担当しています東園織絵と申します。
普段は鹿児島で小児外科のドクタークラークとして勤務しており、日々病気や障害を持つお子さんとそのご家族と関わらせていただいております。
小児外科では、気管切開や胃瘻など、日常生活を送るために必要なサポートを目的とした処置が、手術というかたちで日々行われています。
しかし、気管切開や胃瘻造設に至るまでのご家族の悩みや苦しみは、計り知れないものがあります。
一つの壁を乗り越えても、成長とともにまた新たな壁にぶつかる――。
それでも、悩みながら懸命に前へ進もうとするご家族の姿を目の前にして、私は「声をかけること」しかできないことに、もどかしさを感じていました。私は医師でも看護師でもなく、クラークという立場で関わっています。直接治療に関わることはできません。しかし、ご家族や子どもたちの様子、そして日々の中でこぼれる細やかな声に触れているからこそ、もっと違うかたちで寄り添う方法があるのではないか、そう思うようになりました。そして、そんなふうに悩んでいた時に、私はAYAに出会いました。
迷うことなく、AYAにメッセージを送り、「鹿児島で、子どもたちのために映画上映会を開催したい」と伝えました。
そして昨年、鹿児島でインクルーシブ映画上映会を実現することができたのです。
キラキラした表情で映画館へ向かう子どもたち、少し緊張しながらも、その時間を楽しむご家族の表情。今でも忘れられません。
「何かしたい」と日々思っていた私にとって、「思うだけではなく、行動しなければ何も始まらない」と実感させられた、大きな経験となりました。
そして今、新たなチャレンジが始まります。
病気や障害のある子どもたちが、安心して音楽を楽しめるオーケストラ公演の実現に向けて、クラウドファンディングがスタートしました。
私自身も子どものころ、母と二人でシンフォニックバンドの演奏会によく足を運んでいました。会場を包み込む楽器の音色、リズムに合わせて手拍子を打ちながら、一体となって音楽をつくり上げていくあの感覚。そして、「次はどんな曲が演奏されるんだろう」と胸を弾ませるワクワク感。子どもながらに、音楽のやさしさや力強さを全身で感じていたのを覚えています。音楽には、言葉では言い表せないような力があります。やさしく寄り添い、時には前を向く勇気をくれる、そんな不思議なパワーが音楽にはあると信じています。
子どもたちとご家族に、その力を届けたい。音楽を通して、笑顔と安心に満ちた時間を届けたい。
その想いをカタチにするには、皆様のお力添えが必要です。
どうかこの思いにご賛同いただき、ご支援をお願いいたします。
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