自然領域の次世代支援
「次世代ネイチャープレナー200名を日本全国で育む」”自然を守る”が経済の原動力




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2025/9/12 10:00
フェロー受け入れ先候補紹介!〜岡山県西粟倉 ビオ田んぼプロジェクト〜

ご支援・応援ありがとうございます!
この活動報告では、「次世代ネイチャープレナー・フェローシップ制度(事業・研究探求助成)」のフェロー受け入れ先候補地である岡山県西粟倉のビオ田んぼプロジェクトについてご紹介いたします。
「ビオ田んぼプロジェクト」は、エーゼログループの太刀川晴之さんたちが2023年から取り組んでいる活動で、田んぼの一部に水をためるビオトープ(水辺の生きものが暮らせる池や水路)を作り、生きものも安定して生息できる米作りを行っています。ビオトープができると魚や水生昆虫の逃げ場ができて、様々な生きものが増えます。そうした田んぼを地域住民や観光客に開放し、自然との接点や機会を作っているそうです。
この取り組みによって、メダカやドジョウが大幅に増え、絶滅危惧種のタガメも田んぼで繁殖をするように!環境が改善することで生きものが増え、小学校の環境教育の場として活用されたり、大人も子どもも生きものと遊んだり、新たな地域の価値創出や関係人口の増加に結びつきつつあるそうです。
さらなるネイチャーポジティブの実現と中山間地域での持続可能な農業モデル確立に向けて、これからは収益化と地域への拡大が課題。その課題解決に向けて今年度からは豊かな田んぼを楽しむ関係人口コミュニティとして「ビオ田んぼクラブ」を開始し、田んぼの価値を増やし、地域に還元しながら生まれた価値をみんなで分かち合う取組を始めています。まずは関係人口の増加と地域における実践者を育成し、いずれは同様の課題を抱える中山間地域や全国の類似の取組をネットワーク化することまでスケールアップを目指されています。
また、エーゼログループで取り組んでいる他のプロジェクトとの相乗効果にも期待。
ウナギをはじめ、様々な生きものが生息できる豊かな環境を守りながら、持続可能なかたちで自然の恵みを享受できる未来の実現を目指している「うなぎ食べ継ぐプロジェクト」。
堰や構造物によって分断された河川や水路において、水生動物が自由に移動できなくなることで引き起こされる生物の減少という課題に対し、持ち運び可能な魚道の開発とその有効性を検証する「ポータブル魚道プロジェクト」。
自然を豊かにする手法の研究と地域実装を目指すこれらのプロジェクトと中山間地域の自然環境を豊かにする持続可能な農業モデルの構築に取り組むビオ田んぼプロジェクトを相互に連携させつつ取組を加速させています。
人も生き物も大好きな太刀川さん。心地よく暮らしていくために地域や自然に何ができるか……を問うて取り組んでいらっしゃいます。豊かな暮らしと環境保全が一直線になる「未来の里山」の実現へ向けた活動に今後も期待です。
【ビオ田んぼクラブについて】
【うなぎ食べ継ぐプロジェクトについて】
株式会社エーゼログループ 生態系デザインチーム 太刀川 晴之さん
事業活動が進むほど自然環境の保全や地域資源の維持が進む仕組みづくりを目指し、主に生物多様性保全に配慮した米づくりや未利用資源を活用した堆肥づくり、山林活用等を担当していらっしゃいます。
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クラウドファンディングでいただいたご支援でスタートさせようとしている「次世代ネイチャープレナー・フェローシップ制度」はこうした自然再生の先進的な取り組みをおこなっている先輩ネイチャープレナーの元へ、将来起業や研究者を志す学生・若者を対象に1ヶ月派遣します。このような活動の応援に向けて、クラウドファンディングへの引き続きのご支援よろしくお願いいたします!
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