2026年7月6日
For Goodアカデミー

LGBTQクラウドファンディング|成功事例7選と始め方  

「誰もが自分らしく生きられる社会を、少しでも後押ししたい」ーそんな想いに応える具体的な方法のひとつが、LGBTQをテーマにしたクラウドファンディングです。

寄付や支援は、当事者やコミュニティの活動を直接後押しできる、誰にでも始めやすい一歩になります。

この記事では、実際に多くの支援が集まった成功事例とともに、プロジェクトの始め方をあなたに合った方法でわかりやすく紹介します。

この記事でわかること

LGBTQクラウドファンディング事例

立ち上げ方からFor Goodの強みまで

よくある疑問にもまとめて回答

LGBTQをテーマにしたクラウドファンディングと一口に言っても、性の多様性を社会に発信するパレードから、難民支援、子ども向けの絵本制作、当事者自身の幸せを形にするグサービスなど、その形はさまざまです。

ここでは、For Goodで実際に成立した7つのプロジェクトを取り上げ、それぞれがどんな課題に向き合い、どのように支援を集めたのかを紹介します。

寄付や支援を検討している方はもちろん、自分自身も何かを発信したいと考えている方にとっても、具体的なヒントが見つかるはずです。

監修者

津田雄大(つーだい)

クラウドファンディングキュレーター
関西学院大学卒業。2017年からクラウドファンディングの支援を個人で開始。多数のプロジェクトにおける立ち上げ支援実績あり。現在では記事制作を軸にしたWebマーケティング支援も実施。
ForGoodは達成率80%超・掲載手数料0円で、プロジェクト開始から終了まで専任スタッフが伴走してくれるため、初めての方でも安心して挑戦できます。まずは無料相談から始めてみるのがおすすめですよ!

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LGBTQクラウドファンディングの成功事例7選

性の多様性を広める東京トランスマーチ。

トランスジェンダーの可視化と権利の回復を目的に、当事者と支援者が新宿で行進とフェスを行うイベントです。

5周年を記念し、パレードに加えてステージやブース出展を伴うフェスを開催することで、当事者同士やアライとの交流の場を広げる挑戦をしています。

前回のプロジェクトに引き続き、クラウドファンディングは目標金額を大きく上回って達成し、多くの支援者からの応援コメントとともに開催が実現しました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 東京トランスマーチは5周年。今年はフェスもやります!! 2ndゴール挑戦!!!

■達成金額 ¥2,041,480

■支援者数 272人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002361

ケニアのLGBT難民に医療と住居を。

ケニアでLGBT難民のシェルターを運営する団体に対し、医療費と住居建設費を届けるための資金調達です。

母国での迫害を逃れた後も避難先で襲撃や差別に直面する人々に対し、治療費の支援や定員超過を解消するための小屋の建設を行うことを目指しています。

クラウドファンディングは目標金額を上回って達成し、運営者自身も活動を継続しながら現地への送金や報告会を重ねています。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 ケニアに住むLGBT難民に医療と住居を届けたい!

■達成金額 ¥1,652,000

■支援者数 244人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1000721

性の多様性の記念日「LGBTQ DAYS」を記したアートカレンダー。

LGBTQに関する30以上の記念日を解説とともに掲載したアートカレンダーを制作し、当事者が安心できる「アライの目印」を社会に広げる取り組みです。

プロの写真家による作品とガイドブックをセットで届けることで、家庭や職場、学校などにダイバーシティへの意識を根付かせることを目指しています。

クラウドファンディングは目標金額を大きく上回って達成し、追加のネクストゴールとして全国の学校への無料寄贈にも挑戦しました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 性の多様性の記念日「LGBTQ DAYS」を記したアートなカレンダーを作りたい!

■達成金額 ¥884,296

■支援者数 203人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003201

みんな違ってみんな良いLGBTQ+イベント。

親子で「違い」を楽しく体験できるイベントを行政と協働で開催し、絵本の読み聞かせやワークショップを通じて子どもたちに多様性への理解を届ける取り組みです。

デリケートなテーマになりがちなLGBTQ+を遊びや学びの中で自然に伝えることで、子どもたちが自分らしさに自信を持せる地域づくりを目指しています。

クラウドファンディングは目標金額を達成し、市内小学校へのチラシ配布などを通じて地域に広く活動が届けられました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 加古川発、親子で楽しむあそび場 ~LGBTQ ちがいって、おもしろい~

■達成金額 ¥658,000

■支援者数 115人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1002377

LGBTQ×多様性をテーマにした絵本。

FTM当事者と絵本作家が共同で制作する、LGBTQと多様性をテーマにした子ども向け絵本のプロジェクトです。

ありのままの自分でいいというメッセージを物語の形で届けることで、子どもたちが自分自身や周囲の違いを自然に受け入れられるきっかけづくりを目指しています。

クラウドファンディングは目標金額を達成し、出版後にはFor Goodアワード2025の人権・マイノリティ部門を受賞しました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 【LGBTQ×多様性×絵本】子ども達がそのままの自分で良いと思える物語を届けたい

■達成金額 ¥1,033,000

■支援者数 97人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001865

LGBTQ×アートを融合した絵本。

保育士でありトランスジェンダー当事者でもあるアーティストが、性別と色を結びつけない世界観をテーマにした絵本制作と、シドニーでの国際的な展示・ワークショップを行うプロジェクトです。

保育現場で目にした「色に性別を結びつける」言葉が子どもの自由な表現を奪う現実に向き合い、誰もが自分らしさを表現できる場をアートの力で創ろうとしています。

クラウドファンディングは目標金額には届かなかったもののAll-in方式で実施され、シドニーでの公式アーティストとしての挑戦が実現しました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 【LGBTQ×アート×絵本】 誰もが自分の声を肯定できる展示と絵本を届けたい!

■達成金額 ¥501,270

■支援者数 78人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1003070

幸せを可視化できるLGBTQ+ウェディングフォトサービス。

LGBTQ+当事者が直面するカミングアウトと結婚式という二つの壁に対し、当事者自身がサービスを立ち上げて支援するプロジェクトです。

カミングアウト支援の動画制作とLGBTQ+特化のウェディングサポートを通じて、当事者が周囲から祝福される「幸せ」を可視化し、それを社会に発信することで価値観のアップデートを目指しています。

クラウドファンディングは目標金額を達成し、その後法人化やサービスの構築につながりました。

〈プロジェクトの詳細〉

■PJタイトル名 LGBTQ+ウェディングサービスで幸せを可視化し、カミングアウトしやすい社会へ!

■達成金額 ¥529,500

■支援者数 53人

➡ 詳細を見る https://for-good.net/project/1001338

これらの事例に共通していたのは、目標金額の根拠を明確に示し、支援者の不安に寄り添ったリターンや発信を行っていたことです。

次の章では、実際にLGBTQ関連のプロジェクトで資金調達をする際に押さえておきたい、目標金額の決め方とプライバシーへの配慮について詳しく見ていきます

当事者・団体が資金調達するときのポイント

LGBTQ関連のプロジェクトは、目標金額の決め方やプライバシーへの配慮を誤ると、想いが届きにくくなったり関係者を危険にさらしたりすることもあります。

これから始めたい方に向けて、押さえておきたい2つのポイントを紹介します。

目標金額の決め方とリターン設計

目標金額は、プロジェクトの実行に最低限必要な金額から逆算するのが基本です。

紹介した事例も、会場費や医療費・住居費などの内訳から金額を積み上げていました。

・必要な費用(会場費、印刷費、渡航費など)を項目ごとに洗い出す

・ファーストゴール・ネクストゴールのように段階的な目標を設定する

リターンは、支援のハードルや動機の違いを意識して設計します。

・少額から支援できる「お気持ちプラン」を用意する

・グッズなど形に残るリターンとシンプルなリターンを両方揃える

・法人向けのロゴ掲載やスポンサー枠でCSR文脈の支援も取り込む

プライバシーに配慮した発信のコツ

実行者本人だけでなく、関係者や支援者のプライバシーをどう守るかが成功の前提条件になります。

カミングアウトしていない家族など、身元を明かせない人が関わることも珍しくありません。

・顔出し・実名公表の可否を本人の意思に委ねる(匿名・ニックネーム可など)

・名前掲載は「希望しない場合は匿名で」と案内しておく

・海外の活動家支援などでは、同意のない個人特定情報を公開しない

次の章では、LGBTQクラウドファンディングでFor Goodが選ばれる理由を見ていきます。

LGBTQクラウドファンディングでFor Goodを選ぶ理由

LGBTQなどの社会課題のための資金活動では、集まった支援をどれだけ手元に残せるかが、プロジェクトを続けるうえで見過ごせないポイントになります。

For Goodには、当事者や支援者の想いを最大限に活かすための仕組みが整っています。

ここでは、For Goodが選ばれる理由を具体的に見ていきましょう。

掲載手数料0円で、支援金を全額受け取れる

For Goodでは、プロジェクト実行者は掲載手数料を1円も負担せず、支援者が支払うシステム利用料200円(税別)+決済手数料5%によって運営されている仕組みです。

従来のクラウドファンディングでは、集まった金額の9~17%程度が手数料として差し引かれていたことを踏まえると、これは大きな違いです。

支援金が満額活動に充てられるため、東京トランスマーチやケニアの難民支援のように、限られた予算で最大限の成果を出したいプロジェクトと相性が良い仕組みといえます。

目標未達成でも資金を受け取れるAll-in方式

LGBTQ関連のプロジェクトは支援者層が読みづらいこともあり、この仕組みは挑戦しやすさにつながります。

目標金額に届かなくても、イベント開催や絵本制作など計画していた活動をそのまま実行できるため、「未達成なら一切受け取れない」という不安を抱えずに挑戦できます。

また、ファーストゴール達成後にネクストゴールへ目標を伸ばしていく段階的な展開もしやすく、LGBTQ関連のように支援者層が読みづらいプロジェクトとも相性の良い仕組みといえます。

ソーシャルグッドに特化したプラットフォームだからこそ集まる共感

For Goodは、ソーシャルビジネスに従事してきた各分野のプロたちが、社会問題解決の視点を活かしたアドバイスで全力サポートする、ソーシャルグッドに特化したクラウドファンディングです。

実際に利用した団体からは「活動に共感してくれるあたたかい人が多かった」という声が寄せられています。

こうした土壌があるからこそ、人権・マイノリティというテーマへの理解がある支援者層にリーチしやすい環境だといえます。

クラウドファンディング初心者でも安心の伴走サポート(いっしょプラン)

紹介した7事例の実行者の多くは、当事者個人や立ち上げたばかりの団体でした。

For Goodの利用者は7割がクラウドファンディング初心者とされており、初めての挑戦でも進めやすい体制が整っています。

For Goodでは「いっしょプラン」という伴走サポートを通じて、企画段階から実行者に寄り添う支援を行っており、専門知識がなくても安心して準備を進められます。

業界平均を上回る達成率80%という実績

For Good目標金額達成率80%と、業界でも高水準を記録しています。

業界平均は30~40%(出典:消費者庁が2020年公表した「クラウドファンディング(購入型)の動向整理」、いっしょプラン2022年8月~2022年11月の合計)とされており、その差は明らかです。

初心者であっても伴走サポートと共感を集めやすい土壌の両方が揃っていることが、この高い達成率を支えているといえそうです。

参考:For Good 掲載手数料0円の仕組みFor Goodとは

LGBTQクラウドファンディングでよくある質問(FAQ)

Q. LGBTQをテーマにしたクラウドファンディングは個人情報やプライバシーが守られますか?

支援者・実行者ともに、名前の公開可否は本人の意思に委ねられているケースがほとんどです。

今回の事例でも「匿名希望可」の案内や、ニックネームでの活動が広く見られました。

心配な場合は、プロジェクトページの注意事項であらかじめ確認しておくと安心です。

Q. LGBTQ当事者ではなくても、LGBTQ関連のクラウドファンディングを支援・応援できますか?

もちろん支援できます。

今回の事例の応援コメントにも、当事者だけでなくアライ(理解者)からのメッセージが多く寄せられていました。

金銭的な支援のほか、SNSでのシェアや「いいね」による応援も可能です。

まとめ – LGBTQクラウドファンディングが広げる、ともに生きる社会

紹介した7つの事例はテーマも規模もさまざまでしたが、共通していたのは「誰かに知ってほしい」「孤独な誰かに届けたい」という想いでした。

クラウドファンディングは、その想いに支援者が応援コメントやシェアで応える場であり、当事者の「一人じゃない」という実感と、社会の側の気づきの両方を生み出します。

LGBTQ関連のテーマは人権活動や国際協力、教育、絵本制作など多岐にわたり、目標金額は必要な費用から逆算し、All-in方式を選べば未達成でも計画を実行できます。

またプライバシーへの配慮は、実行者・支援者双方が安心して参加するための前提条件です。

支援は金銭面に限らず、シェアや「いいね」も立派な応援になります。

何か行動を起こしたいと感じたら、まずは似たような事例を探し、応援したいプロジェクトを見つけたら、ぜひそのページを開いてみてください。

その小さな一歩が、ともに生きる社会につながっていきます。

 

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