
クラウドファンディングは個人でもできる?やり方や成功例、コツなど徹底解説
今日では、多くの方がクラウドファンディングに挑戦しています。
しかし、中にはクラウドファンディングを個人で始めるのは難しいと考えている方は多いのではないでしょうか?
NPO法人や有名人しか成功できないのでは?と感じる方は少なくないと思いますが、実際に個人で成功されている方も多くいらしゃいます。
ということで今回はクラウドファンディングを個人で成功させた事例や成功のコツなどを徹底的に解説していきます!

5分程度で読める記事になっていますので、個人でクラウドファンディングを行って、成功できるのかと不安に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディング(クラファン)とは群衆(Crowd) と資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、プロジェクトの実行者がインターネット上で不特定多数の人に資金提供を呼びかけ、サービスや商品の趣旨・個人の想いに賛同した支援者から資金を集める方法です。
「社会をより良くしたい」「世の中の社会問題をこう解決したい」「こんなモノやサービスを届けたい」といったアイデアや想いを持つ方であれば、
個人・法人関係なく誰でも「実行者」としてプロジェクトを掲載でき、それに共感し「応援したい」と思った人は誰でも「支援者」として支援することが可能です。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングは「寄付型」「購入型」「投資型」の3つに分かれています。
それぞれの違いを以下でご紹介していきますので必ず3つの違いをおさえておきましょう。
■寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングは支援者に寄付という形で資金を募ります。
また、実行者は対価性のあるリターンを提供する必要がないことも大きな魅力で、近況報告のメールやお礼などが主なリターン内容になってきます。
寄付型クラウドファンディングは、社会性が高いプロジェクトに使われる場合が多く、認定NPO法人、公益財団法人、自治体や学校法人など使用することが多いです。
■購入型クラウドファンディング
購入型クラウドファンディングは支援してくれた方に対して対価性のあるモノやサービスをリターンとしてお返しする方式になります。
最も一般的なクラウドファンディングの方式で、ネットショッピングの感覚で様々なリターンの中から支援金額を選ぶことができます。
通常はプロジェクトに関係するモノをリターンとして設定することが多いです。
■投資型クラウドファンディング
投資型クラウドファンディングは、募った資金で投資を行い、投資による利益をリターンとして受け取れる方式になります。
このクラウドファンディングはさらに「株式型」「ファンド型」「融資型」の3つに分かれており、どの分野に投資するかによって種類が変わってきます。
個人でクラウドファンディングを成功させた事例をご紹介!
クラウドファンディングを個人で成功させた事例についてご紹介していきます。
個人で飲食店を立ち上げた事例
■【いのちをととのえる】築100年の小屋を野草カフェ場(Bar)に!
紫波町在住の佐々木さんが個人で挑戦したプロジェクトです。
今回のプロジェクトでは、そんな野草を使った特別なカフェをオープンさせるために支援を募りました。
雑草と聞くと厄介なイメージもありますが、暮らしのそばにある草たちは、食べたり、飲んだり、美容に使ったり、実は暮らしに役立つものが多いと佐々木さんは語ります。
クラウドファンディング期間にはSNSを使ったライブ配信を10回以上行い、結果的に目標金額を大きく上回る350万円以上の支援を集めることができました。
<プロジェクトデータ>
■達成金額
¥3,548,000円
■支援者数
413人
■プロジェクトURL
https://for-good.net/trn_project/37375
個人で国際協力を成功させた事例
■【極寒の冬間近】地下鉄に住む150人のウクライナ避難民をサポートしたい!
ウクライナの地下鉄に取り残された避難民を支援するために、土子さんが立ち上げたプロジェクトです。
誰からも支援されず、一日一食の生活を余儀なくされてしまった避難民の方々を見て、私個人でも何かできることはないか?と考えた土子さんは、クラウドファンディングで食料や生活品の支援を募ることを思いつきました。
このプロジェクトは結果的に大きな反響を呼び、約600万円の支援が集まっています。
リターンでは、
「あなたのおかげで育ち盛りの子ども6人に、1日3食の食事を10日間届けられます。」
「あなたのおかげで避難民150人全員に、1日3食の食事を約1ヶ月届けられます。」
など、支援者がどのような力になるのか?を具体的に記載しており、「思わず支援したい!」と思わせる工夫がされていることもポイントです。
<プロジェクトデータ>
■達成金額
¥5,970,000円
■支援者数
562人
■プロジェクトURL
https://for-good.net/trn_project/26522
個人で書籍制作を行った事例
■つい無理をしてしまうママへ届け! 自分に寄り添い、毎日を心地よくするワークブック!
日本で多い「産後うつ」のママのために、自分を見つめ直すワークブックを作りました。
こちらのプロジェクトでは、資金を募ると同時にワークブックの企画・制作チームメンバーも募集を行い、支援者さんとも密接な関係を築けたプロジェクトとなっています。
また、10人以上の方々から応援コメントをいただいている点もプロジェクト成功のポイントと言えるでしょう!
<プロジェクトの詳細>
■達成金額
1,581,605円
■支援者数
168人
■プロジェクトURL
https://for-good.net/trn_project/40274
学生が個人で挑戦した事例
■おっちー全国制覇の旅 ゴミ拾い×課題発見×音楽作成!!
沖縄国際大学3年次の國場さんが立ち上げたプロジェクトで、全国各地を周りながらゴミ拾いと音楽作成を行う挑戦をしています。
今回のクラウドファンディングでは、全国をまわるための旅行費用や音楽活動の費用を集めました。
プロジェクトページでは自分の思いや過去の活動などがしっかり書かれており、誰にでも伝わりやすいページに工夫されています。
大学生が個人で挑戦したプロジェクトではありますが、目標金額を超える約60万円の支援が集まったプロジェクトです。
<プロジェクト概要>
■達成金額
598,000円
■目標金額
550,000円
■支援者数
112人
■プロジェクトURL
https://for-good.net/trn_project/47837
個人でクラウドファンディングを成功させるコツ
まずはクラウドファンディングを個人で成功させるコツについて事例を交えながら解説していきます。
今回は4つの視点に分けてご紹介していきますので気になる方はぜひご覧ください。
①イメージを持たせる動画・画像の作成
プロジェクトページの中で、プロジェクト内容を想像できる画像や動画が入っているかは、思いを伝える上でとても重要です。
画像や動画があることで、ページを最後まで読んでくれる人が増え、結果支援やSNS等での拡散にも繋がりやすくなります。
クラウドファンディングのページに来てくれた方によりわかりやすい情報を伝えるため、必ず1スクロール内に画像が一枚入っているようにするのがおすすめです。
②共感を集めるページ作成
プロジェクト成功後をイメージしてもらい、作りたい社会に共感してもらうことが、クラウドファンディングのページ作成では重要です。
個人でのプロジェクトの場合、クラウドファンディングをやる理由のほとんどは、個人的な動機からです。
社会を変える大きなプロジェクトでなくても、あなたの活動動機や個人の活動に対して共感が集まり、多くの方から支援が集まる事例は数多くあります。
共感を集めるプロジェクト作りのコツは、ページの中でしっかり「思い」と「ストーリー」を伝えられるかです。
特に、プロジェクト文で「プロジェクトをやろうと思った理由」や「自己紹介」「プロジェクトで実現したいこと」を自分の言葉で語ることが非常に重要です。
見ている人がその情景を思い浮かべられるよう、自分の経験など具体的なエピソードを交えて書くことを意識しましょう。
💡ページ作成のコツをより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
③認知を広げる継続的な情報発信
クラウドファンディング実施前から、支援してくれそうな方に声がけをしておくと、プロジェクトのが達成する確率は大きく上がります。
プロジェクト開始前にLINEのオープンチャットやFaceBookグループなどに、支援してくれそうな個人を集めておきましょう。
また、ライブ配信やSNSを使い、拡散・支援を募ることも重要です。
クラウドファンディングは、掲載していれば勝手に支援が集まってくるわけではないため、プロジェクト掲載前から終了まで定期的に広報活動を行う必要があります。
個人の場合、拡散を手伝ってくれそうな方を探しておくのもおすすめです!
💡広報活動のコツを詳しく解説しています!
④サポートが充実したサイト選び
個人ですべてを行う場合は、サポートが充実したクラウドファンディングサイトを選ぶのがおすすめです。
特にライティングや広報活動の経験がなく、初めてクラウドファンディングに挑戦する方は、
プロジェクトに詳しいキュレーターが付いてくれるのかを確認しておきましょう。
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クラウドファンディングを個人で行う際の税金や確定申告は?
個人でクラウドファンディングを行う際、税金や確定申告はどのような扱いになるのでしょうか?
クラウドファンディングの税金は、種類や支援者によっても変化しますので個人で始める際は必ずおさえておきましょう。
「購入型」の税金と確定申告の有無
購入型クラウドファンディングは、商品やサービスを販売した際と同じ扱いになります。
つまり、お店と同様に商品やサービスを売った際の売上となるため、所得税や住民税、消費税の対象です。
個人で始めた場合、自分の所得として課税の対象となるため、確定申告をする必要があります。
「寄付型」の税金と確定申告の有無
寄付型クラウドファンディングでは、寄付という形で資金を募るため贈与税や所得税、住民税などの対象になってきます。
また、支援者が個人なのか?法人なのか?という点でも税金が変わってきますので注意が必要です。
個人からの支援の場合、年間で110万円を超える寄付を受け取ると贈与税の課税対象となり、納税が必要になります。
一方で法人から支援を受け取った場合は、特別控除額の50万円を超える場合にのみ所得税や住民税の課税対象です。
「投資型」の税金と確定申告の有無
投資型クラウドファンディングでは、資本金や借入金と同等の扱いとなります。
そのため集めた資金に利益が出た場合は、個人・法人関係なく税金がかかることに注意しましょう。
💡もっと詳しく税金について知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
クラウドファンディングを個人で始める際の流れ|やり方
クラウドファンディングの始める流れは個人・法人で違いはありません。
主に以下の4ステップでプロジェクトを進めていきます。
- 1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
- 2.クラウドファンディングのページを作成する
- 3.プロジェクトを広報する
- 4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンをお届けする
💡もっと詳しいプロジェクトの流れを知りた方はぜひ以下の記事もご覧ください。
個人でクラウドファンディングを成功させる|まとめ
今回は、クラウドファンディングを個人で行う際のポイントについて紹介しました。
クラウドファンディングは、個人・法人関係なく誰でも挑戦できることが魅力の1つです。
<個人でクラウドファンディングを成功させるコツ>
① イメージしやすい動画・画像を使う
②共感を集めるページ作成
③情報発信を継続的に行う
④サポートが充実したサイトを選ぶ
<個人でクラウドファンディングに挑戦する流れ>
1.プロジェクトの内容、目標金額、リターンを決める
2.クラウドファンディングのページを作成する
3.プロジェクトを広報する
4.集まった資金でプロジェクトを実行&支援者にリターンをお届けする
ぜひ個人でクラウドファンディングに挑戦しようと考えている方は今回の記事を参考に挑戦してみてください。
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