ケニアの小規模農家
アボカド加工品で、ケニアの農村コミュニティに還元されるしくみを作りたい!
みんなの応援コメント
トウジ
2024年6月4日
よりよい世界のために、応援してます!
Rena
2024年6月4日
LINEやSNSを通じて、伊治ちゃんのケニアでの大変なご活躍ぶりを拝見させていただいてました!帰国してからも次のステップのために一生懸命前に進み続ける伊治ちゃんの活動に、微力ですが支援出...
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よくあるご質問や、クラファンの意図を改めて書きましたので、ぜひお読みください。
2024/5/6 16:06
本クラウドファンディングをお願いする中で、貴重なアドバイスやご意見、質問を頂くことがあります。この際に改めて、皆様にクラウドファンディングについてより詳しくご説明したいと思い、この記事を書きました。ぜひお読みください。
「なぜクラウドファンディングでないといけないのか」
「私の立ち位置」
「アルファジリとしてもこれまで尽力してきた資金調達の方法はなにか」
「アルファジリはどのように資金提供やノウハウ提供をするのか」
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まず、「なぜクラウドファンディングでないといけないのか」について。
ビジネスを始めようとしているのに、なぜクラウドファンディングなのか?というお声をもらうことがあります。
一言でまとめると、私がクラファンをしようと決意したのは、アフリカの環境の厳しさを乗り越え、しっかりと社会インパクトを出したいからです!
ケニアを始め、この大陸では、公共施設・道路・電気・水道などのインフラや、政治の安定性など、人々が活動をするのに必須な要素がすべて不安定です。当然、洪水が起きたり、干ばつになったり、政治情勢が悪化したりすると、突然様々な価格が乱高下します。突然政府に収めるライセンス料が2倍以上に高騰したり、農家さんが不作で価格が150%に高騰したりと、予測不能な事態が頻発します。
そんな中、銀行借り入れを受けようと思っても、そもそもアルファジリはケニア現地法人なので、日本からではなくケニアからしか借り入れできず、その金利は20%前後と、ソーシャルビジネスには全く合わない融資メニューしか存在しません。(注:日本に市場を広げる予定のため、日本法人も設立予定)
この事業は社内事業であっても「私が実行する」ものとして、まずはクラウドファンディングから始めて私自身を「応援」していただくほうが、適切だと思いましたし、私自身もっと頑張れると思っています!
また、サステイナブルな事業を行うために、個人事業ではなく、組織をつくり、現地の方々に任せていけるような仕組みや、多少の外部要因でビジネスが影響を受けても、耐えられるようなスケール感を目指したいと思っています。そのために、やはり始めの初期投資は重要となります。先輩方には、大規模投資を行わず、できる限り小さくスタートさせることが大事だという話は何度もされました。しかし、当然小さくスタートさせても、搾油を手作業で行うわけにもいきません。輸出などを目指しているのですから、いくらスモールスタートでも、ある程度の初期投資が必要になるので、やはり初めの実証と事業を確立していくフェーズであっても、外部からのある程度の資金調達は必須だという結論にも至りました。
あくまでこの事業はアルファジリ内の独立した事業であることに変わりはありませんが、これまで8年の実績のあるアルファジリの社内事業であるからこそ、例え初期投資額がやや大きめであったとしても、これまでのノウハウやネットワークを利用し、事業化できる可能性が高いと考えています。つまり、資金を無駄にせず、挑戦していけるということです。
このアボカド新規事業の特徴は、「農村コミュニティからアボカドを買い取り、農家に還元していく仕組みを構築すること」です。わざわざ首都ナイロビから遠く離れている農村コミュニティからアボカドを買い取る…これはビジネスとしては非効率だ、もっと効率的にアボカドを買い取れる方法がある、そう感じる方もいるかもしれません。しかし、逆に言えば、これこそが譲れないことでもあります。目的は、小規模農家の収入向上。そのためには効率が悪くても、彼らから買い取ることに意味があると思っています。それは私たちが定期的にアボカドを買い取ることにより、彼らが定期的に現金収入を得て、経済活動に加わることになるからです。
経済的な効率だけを優先せず、例えば教育費などの対価を払えない貧しい人・コミュニティに対して、買い取り事業に加えて、教育やサポートのような忍耐を必要とするサービスを織り交ぜていきます。そういう意味で、持続性のある事業にできたとしても、(その利益を再投資して事業を大きくすることは理想の状態として当然目指しますが)そこに至るまでには確実に普通のビジネスより時間がかかるのです。最速で事業を成功させるが、貧しい人たちを置き去りにしない。とても難しいことですが、ぜひチャレンジさせてください!
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次に「私の立ち位置」について。
アルファジリの新規事業のプロジェクトマネージャーという立ち位置になります。(単独の起業家ではなく、社内起業家という立ち位置です)アルファジリはこれまでCEOの薬師川さんが8年かけて経営してきた会社です。そこに参画することにより、薬師川さんからノウハウを学び、ネットワークを使わせえてもらうことで、より短期間でインパクトを出していけると考えています。
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次に「アルファジリとしてもこれまで尽力してきた資金調達の方法はなにか」について。
起業してからの8年間、初期は薬師川さんも同様、初期費用はクラウドファンディングを募っていました。その資金が元手となり、今の事業を展開しています。
薬師川さんも同様、初めて起業した際は、行員時代に貯蓄した資金に加えて、クラウドファンディングをして初期費用を募りました。起業から1年半後、ボーダレスグループ(株式会社ボーダレス・ジャパン)からの出資や融資を受け、事業をスケールさせ、またそのグループ会社が蓄積したノウハウを利用させていただき、事業をピボットさせ、成功に近づけてきました。
ボーダレスグループの起業家も増え、どんどんと力をつけていったことから、今はボーダレス・ジャパンは出資や融資という形では協働せず、起業家同士が切磋琢磨したり、ネットワークを広げ、応援をしあう場となっています。
そのような経緯の上で、3年前からは、アルファジリ独自の資金調達や事業成長の施策を行うようになりました。現在は、アフリカの課題や農業の課題解決に関する助成金などに応募し、助成金の獲得に注力しています。また、アフリカに進出したい企業様などの進出の手助けと、アルファジリの目指す社会づくりが一致するような事業を通して、お金の関係を超えた事業連携も行っています。
「ビジネスかNPOか」「営利なのか、非営利なのか」といった定義にこだわらず、あたらしい社会づくりへの挑戦をする起業家の方々に共感していますし、私もそれを実践していく実行者でありたいと思っています。
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最後に「アルファジリはどのように資金提供やノウハウ提供をするのか」について。
この新規事業の初期費用はクラウドファンディングで皆さまからのご支援を使わせていただきます。アルファジリでは、この新規事業は独立した事業であるというイメージです。
ですがノウハウやネットワークの提供は今後も共有していきます。私は経営自体が初めての経験ですので、このクラウドファンディングを始め、事業計画の立て方、買い取り・販売価格のシュミレーションのしかた等、幅広く薬師川さんにバックアップしてもらいながら学んでいる最中です。
早く自立した社内起業家になれるよう尽力していきます。
内容は以上です。
ぜひ疑問点などをクリアにしてもらい、この事業に共感し、皆さまからご支援いただけたら大変嬉しく思います。ご支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
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