天草の先人の歩み
天草最古の焼物「楠浦焼」を広めるイベントを実施して、現地調査につなげたい




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すまいるポケット
2024年5月13日
楠浦町大好きな、「すまいるポケット」の和田です(^o^) 毎年、マルシェにも出店させていただき、ありがとうございます♥ 楠浦焼きで、町を盛り上げていきたいですね\(^o^)/
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
プロジェクトのポイント
1.歴史的に貴重な遺跡が地域の方々にも知られずに放置されています
2.日本で産出される陶石の8割を占めるのが天草陶石です。
3.「楠浦焼まつり」というイベントで認知度を高めます。
プロジェクトの詳細
はじめに
〈自己紹介〉
「楠浦焼って知ってる?」
小中学校の同級生から初めて「楠浦焼」という言葉を聞いたときが始まりでした。
「楠浦焼を広めたいと活動している方がいるんだよね」
地域のために活動している飽田さんと出会い、楠浦焼についていろいろなことを教わりました。
初めは、やきものに興味があるわけでもなく、難しい言葉ばかりだったので「ふ〜ん」という感じでした。
でも、詳しく教わったり、実際に窯の跡の遺跡まで連れていってもらったりするうちに、知らなかった町の歴史に感動してしまいました。
そこで、この「楠浦焼」の歴史を貴重な遺産とするために活動を開始しました。
2年前から、地域の有志が集まり「楠浦やきもの展実行委員会」を立ち上げ、「楠浦やきもの展」というイベントを実施しました。
そして、昨年の2023年は「楠浦焼まつり」と改称し、より幅広い年齢層や地域へアプローチしました。
プロジェクトの概要
熊本県天草市は、焼物の原料となる陶石が取れるため、陶石の島として有名です。 この陶石の島で、一番古い窯の跡が見つかっているのが「楠浦」という地域です。
天草の焼物の歴史が「楠浦町」で始まり、遠くは中国や東南アジアまで輸出されていたそうです。
しかし、そのような陶石の島でありながら、貴重な天草最古の窯跡の調査が主に費用面の課題により実施できていません。 この窯の歴史的な価値を定めるためにも学術的な調査を実施し、人口が減少する地域を活性化したいと思っています。
私たちの目的は、後世に生きる子どもたちに先人の歩みを伝え遺すことです。
そのために、
1.毎年「楠浦焼まつり」を実施し、楠浦焼の歴史やロマンを広める
2.学術的な調査を実施するための資金を集めること
の2つの目標に取り組んでいます。
解決したい社会課題
楠浦町は、熊本県天草市の中心地からやや南に位置する人口約2000人の町です。古くは古墳時代から江戸時代の遺跡を有し、ご先祖様や豊かな自然環境と深いつながりを感じられる温かい地域です。
そのような町に「楠浦焼」という、天草の焼物の源流があります。
楠浦焼の遺跡として、ひっそりとした山の中に焼物の窯の跡が見つかっています。
この窯跡を訪れると、当時の焼物の破片が土の中や落ち葉の間から見つかります。
失敗作として捨てていたのか、納得の出来ではなかったのか、定かではありませんが、歴史のつながりを感じる貴重な模様を描いているものもあるそうです。
当時では珍しい技術を使っていた痕跡もあります。
道もなく、川の上流であるこの地域でどのようにして始まったのか?
どうしてこの地域を選んで、生産を始めたのか?
わからないことがたくさんあります。
このような先人の歩みを少しでも追跡して、地域のご先祖様と今を生きる私たちをつなぎたいと思っています。
この課題に向き合う背景
先述した飽田さんは、楠浦焼の遺跡を始め、楠浦町の歴史を子どもたちに伝えるために活動されています。
地域の小学校で授業をされたり、歴史のものがたりを紙芝居にして作ったり、毎朝登校中の子どもたちの道路横断のお世話をされたりしています。
そんな飽田さんが、楠浦焼の遺跡の調査や保存、管理について、行政にも要望を出されていますが、その返事は前向きではありません。
市の返事としては、なかなかそこまで資金を回せないというものです。
だから、「地域の素晴らしさを子どもたちに遺したい」という飽田さんの想いに共感し、共に夢を実現したいと思いました。
「市ができないのなら、自分たちでやってみよう!」
楠浦やきもの展実行委員会が始まった背景です。
このプロジェクトで実現したいこと
「楠浦焼」の価値を明らかにして、子どもたちに地域の歴史を感じてもらうことです。
「楠浦焼」は、当時の方々の暮らしや思いを感じ、歴史を身近に感じられるモノの一つです。
広く有名で大きな歴史の一大事ではなく、地域の自分のご先祖様の歩みという温度感のある歴史を学ぶことで、自分とご先祖様という縦のつながりに気づきます。
このつながりが「生きる力」を育みます。
実際に、陶芸体験で土を触り、作品をつくるので、技術は違えど、同じ営みを繰り返していることが体感できます。
「歴史を大切にし、未来を生きる子どもたちに温かい地域」を実現し、飽田さんが活動してきた想いを広めていきます。
そのために、2024年は「第3回楠浦焼まつり」を実施します。
・貴重な「楠浦焼」の展示
・陶芸(てびねり・ろくろ)体験
・地域の方々の出し物
・マルシェ
多くの方が楽しめるイベントを計画しています。
リターンについて
陶芸体験やマルシェで使える商品券を準備します。
陶芸体験でつくった作品は、後日絵入れをして、世界で一つのオリジナル品となります。
応援メッセージいただきました!!
飽田義博(あきたよしひろ)さん
楠浦焼は謎に満ちた歴史を持っています。
誰が窯を開いたのか?
どのように伝わったのか?
どうして、楠浦で始まったのか?
楠浦に生きた先人と歴史にロマンを感じています。
地域の子どもたちが楠浦を誇りに思ってくれればと思います。
【天草レキバナ】 青木賢治(あおきけんじ)さん
天草は陶磁器の島として20軒以上の窯元がその技と美を競っている。
そしてその歴史の第一歩は楠浦窯から始まった。
誰が始めたのか、その技術はどこから来たのか、原料はどこから、どのような組織か。
謎だらけではあるがそれを解き明かしていく大いなる楽しみが楠浦窯には眠っている。
〈青木さんと天草レキバナ会のようす〉
スケジュール
4月16日 実行委員会初回ミーティング
5月 イベントの告知開始
5月28日 クラウドファンディング終了
6月30日 第3回楠浦焼まつり開催
7月 イベント報告書発行
支援金の使い道
資金の使い道
遺跡調査資金積立:5万円
イベント開催費用:1万円
リターン準備費用:4万円
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<ネクストゴールについて>
目標達成後は、ネクストゴールとして20万円を目指します。
遺跡調査資金積立を多くできればと幸いです。
さいごに
ープロジェクトを通して目指している社会
ご先祖様とつながり、豊かな自然と温かな人間関係を感じられる優しい町の実現
です。
楠浦焼は、かけがえのない歴史の物語の一つです。
どんなに優秀なAIでも、この「歴史」をつくることは不可能です。
身近で体温を感じる物語を後世に遺しておくことが、豊かで明るい未来をつくるために必要なことだと信じて、このプロジェクトにご賛同いただけると嬉しいです。
人生の大先輩で、ずっと活動してきた飽田さんの想いをつないでいきたいと思います。
PROFILE

楠浦やきもの展実行委員会 代表 立尾信之介
楠浦町を大切に想い、楠浦焼の魅力を伝えたいというメンバーで「楠浦やきもの展実行委員会」という会を設立しました。
メンバーの半数は、平成9年に楠浦小学校を卒業した僕の同級生たちです。
残りの方々は、楠浦町の頼もしい大先輩方。
このメンバーで、2022年に楠浦焼を広めるイベント「楠浦やきもの展」を初開催し、たくさんの方が「楠浦焼」という言葉を認識してくださいました。
続く2023年には「楠浦焼まつり」とイベント名を変え、幅広い年齢層や地域にアプローチしたイベントにすることができました。
それぞれたくさんの方にお越しいただき、「楠浦焼」が新たな楠浦町のシンボルとして広がっています。
今年もそのようなイベントを継続すること、そして、学術的な調査が十分に行われていない「楠浦焼」の遺跡の調査を行う準備資金としてクラウドファンディングを行うことを決めました。
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