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ジャンボタニシの食害から日本の田んぼを守りたい!
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まいどなニュースに掲載されました!
2024/12/17 03:01
まいどなニュースにてジャンボタニシの実食に関する記事が掲載されました。
ジャンボタニシを食べてみた!その味と現実を語る
SNSで「ジャンボタニシを食べてみよう」という投稿を目にしたことはないだろうか?その黒光りするボディのインパクトや、奇妙なピンク色の卵の毒々しさに惹かれ、つい話題にしてしまう人も多い。しかし、「実際に食べる」となると話は別。今回はジャンボタニシを実際に調理し、味わった記録をまとめてみた。
調理してみた結果
ジャンボタニシを調理する際、まず直面するのは「どうやって臭みを取るか」という問題だ。今回は、以下の手順で挑戦してみた。
- 泥抜きをせずに茹でる
- 20分間茹でた後、茹で汁を捨ててさらに20分茹でる。この時点で、肝を取り除き可食部のみを残す。
- 臭み消しのための工夫
- 可食部を塩水で炒め、水分を完全に飛ばしてから、ガーリックバターやニンニク醤油で味付け。ここでようやく「食べられる状態」になる。
また、一ヶ月間泥抜きを行い、殻ごと茹でてからガーリックバターを乗せパン粉をまぶして焼くという方法も試したが、泥臭さが抜け切らず、「排水溝のような臭い」が漂う結果に。肝を除くことが重要であることを痛感した。
気になる味と食感
肝心の味はどうかというと、一言で言えば「まぁ、食べられないことはない」。食感はカタツムリに似ているが、味そのものに特筆すべき魅力はない。特に手間やコストを考えると、わざわざジャンボタニシを食材として選ぶ理由は乏しい。
食材としての現実
今回使用したジャンボタニシは、響灘ビオトープ産の大きなものだったが、水田で一般的に採れるものは非常に小さい。加工の手間や費用を考えると、現実的にビジネスに向いているとは言えない。
さらに、感染リスクや泥臭さを考えると、結論として「ツブガイを買って食べた方がはるかに幸せ」である。
食べて応援?その前に現実を知ろう
SNSでは「養殖したら儲かりそう」「食べて応援!」といった軽いコメントをよく目にする。しかし、ジャンボタニシの養殖は過去に試みられ、その結果、放流されるに至った経緯がある。口で言うほど簡単ではないのだ。
「ぜひ一度、自分で調理して食べてみてほしい」。これが、ジャンボタニシに対する現実的な答えだ。見た目のインパクトや話題性に惑わされる前に、実際の課題を知ることが重要である。
ジャンボタニシを食材として考えることは、ある意味で自然と人間との関係を考え直すきっかけになるかもしれない。ただ、その味と現実は想像以上に厳しいものだった。次に話題になった際は、今回の経験をぜひ参考にしてほしい。
下記リンク
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa31bc73d8a3c501ffc1a9ed33366278ab824a48
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