はじめまして、高橋真矢(たかはし まや)と申します。
トランスジェンダー女性としての経験を活かし、講演家・執筆家として「多様性を広める活動」に取り組んでいます。
このプロジェクトでは、私のこれまでの経験や想いをまとめた電子書籍『本当の多様性って何だろう?』を制作し、多様性に関心を寄せる方々に届けることを目指しています。
さらに、この書籍は単なる啓発書にとどまらず、教育機関や企業、団体様に提供し、研修や教育の現場で多様性を深く学ぶためのリソースとして活用していただける内容となっています。
多様性を実現するには、一人ひとりの意識が変わることが重要です。
このプロジェクトをきっかけに、多くの人々が「真の多様性」について考え、学ぶ機会を持てる社会を目指します。
私はトランスジェンダー女性として日々の生活を送っていますが、その中で強く感じていることがあります。
それは、「多様性」という言葉が使われる一方で、そこにあるはずの思いやりや理解が、まだ社会全体に十分には浸透していないという現実です。
「多様性」という言葉は、もしかすると皆さんにとっても耳に馴染みのあるものかもしれません。しかし、それが何を意味するのか、具体的にどのように社会や私たちの生活に関係しているのかを、深く考えたことはありますか?
実際に、多様性が強調される一方で、現実の社会では多くの偏見や誤解が根強く残っています。
特にトランスジェンダーに対する理解は十分ではなく、報道やSNS上では一部の行動や事例が誇張されることで、全体のイメージが歪められてしまうこともあります。
その結果、私たちが職場や公共の場で差別や偏見に直面することがまだまだ日常的に起きています。
1.偏見と誤解の拡大
私がこれまで経験してきた中で最も辛いのは、誤解や偏見が広がり、私たちトランスジェンダー全体のイメージが一括りにされることです。
たとえば、報道やSNSでは、トランスジェンダーが登場するニュースが取り上げられる際に、一部の行動や出来事が過剰にクローズアップされることがあります。すると、それを見た人々が「トランスジェンダーの人はみんなそうなんだ」と誤解してしまうことがあるのです。
実際に、私が外出するときにも視線を感じたり、時には心ない言葉をかけられたりすることがあります。
こうした経験をするたびに、「なぜ私たちの一部分だけが強調され、全体が誤解されるのだろう」と感じます。そしてそれが、私たちの生活や未来にどれほど大きな影響を及ぼしているのかを痛感します。
2.多様性への無理解
多様性という言葉には、あらゆる個性や生き方を尊重し合うという大きな意味が込められています。しかし、現実にはその本質が正しく理解されているとは言い難い状況です。
たとえば、「多様性を受け入れる」という言葉を聞いたとき、多くの人は「他人をそのまま受け入れることだ」と解釈するかもしれません。
でも、実際には「受け入れる」以上の行動が必要なのです。相手を尊重するためには、まずその背景にある物語や葛藤を知り、理解しようとする姿勢が不可欠です。
しかし、私たちトランスジェンダーが抱える課題や、日常生活で直面している困難について、知る機会が少ない人も多いのが現状です。
そのため、「どう接したらいいかわからない」「何をすればいいのかわからない」と戸惑う声を聞くこともあります。この無理解が、私たちの孤立感や生きづらさを助長しているのです。
3.教育の欠如
私が特に深刻だと感じているのは、教育の場で多様性について十分に教えられていないことです。子どもたちは純粋で、良くも悪くも環境から受ける影響を強く受けます。
その環境が偏見に満ちていると、子どもたちは無意識のうちにその偏見を吸収してしまいます。
たとえば、学校ではいじめが発生することがあります。私自身、幼少期にいじめを経験しました。
男子たちからの心ない言葉や暴力、そしてそれにどう対応していいかわからなかった先生たちの無力感を感じました。
この経験から、子どもたちに正しい情報と教育が届けば、未来の社会がもっと優しい場所になると信じています。
多様性教育が学校や地域で普及すれば、次世代の子どもたちが偏見を持たずに成長する環境をつくることができます。
それが、私たち全員にとってより良い未来を築く第一歩になるはずです。
このプロジェクトでは、電子書籍『本当の多様性って何だろう?』を制作します。また、この書籍を教育機関や企業、団体様に提供し、次のような形で多様性教育に役立てていただきたいと考えています。
教育機関での活用:学校や大学で、多様性を学ぶ授業やワークショップの教材として活用できます。若い世代が正しい情報を得ることで、次世代の社会がより良いものになることを目指します。
企業での研修ツール:ダイバーシティ(多様性)推進を目指す企業にとって、従業員への研修やワークショップで活用することで、職場での偏見を減らし、働きやすい環境作りに貢献します。
地域や団体での利用:地域コミュニティや非営利団体での啓発活動の一環として、多様性について考えるきっかけとなるような素材を提供します。
この書籍は、多様性について考える第一歩としての役割を果たすことを目指しています。
私が多様性というテーマに取り組むようになった背景には、いくつもの困難な経験があります。
幼少期から自分自身の性自認に悩み、社会の期待や規範と向き合いながら成長してきました。
特に思い出深いのは、幼稚園から中学2年生まで続いた男子からのいじめです。当時、私を助けてくれたのは女子たちでした。この経験を通じて、女性に対する感謝と尊敬の念を抱くようになりました。
しかし、高校時代に性暴力の被害を受けたことで、男性恐怖症になり、自分が男性であることにも嫌悪感を抱くようになりました。
このような経験を経て、私は自分の性自認を明確にし、トランスジェンダーとして生きる決意を固めました。
社会に出てからも、公共の場での視線や心ない言葉、就職活動における微妙な対応など、多くの壁に直面してきました。
それでも、講演活動やSNSを通じて多くの人々とつながり、支え合うことで、自分の経験を他者と共有し、多様性についての対話を広げることができました。
この書籍が、多くの人々にとって多様性を考えるきっかけとなり、地域や社会全体での対話を深める場が広がることを願っています。
このプロジェクトを通じて、教育現場や企業、地域社会に「多様性」への理解を広げることで、誰もが自分らしく生きられる社会を実現したいと考えています。
教育機関や企業での学びの場を増やすことで、偏見や誤解が解消され、未来の世代が安心して共に生きられる社会を築くことを目指します。
プロジェクトを応援してくださる皆さんに、以下のリターンをご用意しました
- 1,000円: 感謝のメール
- 2,000円: 感謝のメール+電子書籍の提供
- 6,000円: 出版記念限定オンライン講演参加権+電子書籍の提供
- 10,000円: ペーパーバック+書籍内にお名前記載
- 20,000円: 著者とのお食事会+ペーパーバック+書籍内にお名前記載
- 40,000円: ペーパーバック+帯デザイン部分にお名前または社名記載
2025年2月中旬 クラウドファンディング開始
3月31日 クラウドファンディング終了
6月中旬 電子書籍完成・リターン発送
最新の活動レポート
2025.03.01
【クラウドファンディング終了のご報告と感謝のメッセージ】
【クラウドファンディング終了のご報告と感謝のメッセージ】皆さま、温かいご支援と応援、本当にありがとうございました!この度、目標金額 300,000円 に対し、 165,500円 のご支援をいただき、 45名 の方々にご...
みんなの応援コメント
リアン
2025年2月28日
しーまや、夢を叶えて、凄いね😊 応援してます📣 たくさんの人に,届きます様に😊
さーぴょん
2025年2月28日
応援しています!
木村よしき
2025年2月28日
ファイトです