ガザの子供たちを守るために！教育と心理ケアを行う現地プロジェクトを支援

残暑お見舞い申し上げます。

マワシの学校にて夏休み中に行われたサマーキャンプの様子と最新の活動報告をお届けします。

サマーキャンプ

「喜びと遊び」と名付けられたサマーキャンプが8月に入り２週間実施され、先日8月19日に終了しました。５歳から１２歳の500人の子供たちが参加しました。サマーキャンプではアートセラピー、ロールプレイ、音楽とダンス、遊び、食事提供、情緒面のサポートが行われました。工作やフェイスペイント、ゲームや絵を描いた缶にミントやバジルを植えたり、手作りのお菓子が配られた様子の写真が届きました。人道地域でありながら攻撃が続く中でも、ワタン学校では子供達がのびのび過ごせる時間をつくるよう努めました。

土曜日からは参加できなかった25人のために新しいサマーキャンプが実施されるとのことです。また、強制退去によって授業が遅れていた500人の生徒に対して8月の間に補修を行っています。9月からは新学期が始まります。

開始から現在までの活動

マワシ地区で実施されている「Education 4 Gaza」の取り組みは2024年5月の開始時は対象の子供達50人から始まりましたが、子供を参加させたいという希望が募り、徐々に広がっていきました。

2024年11月には対象人数200人に対しテントが４つありました。そこへフランスからの初めての資金援助が届きました。そのおかげで1200平方メートルの敷地を確保でき、またホワイトボード、椅子、絨毯の設置もでき、テント教室の環境が改善されました。

現在は5歳から15歳までの子供達1500人が対象となっています。毎日３パートに分かれ、それぞれアラビア語、算数、科学、英語の４教科の授業を行っています。全体を２グループに分け、子供達はそれぞれ週に３日学校に通っています。35人の教師と事務員が運営を行っています。

環境整備について

新しいテント１０張り、飲み水タンク、太陽光発電、校庭の大きなタープの設置、衛生環境の整備

物資面のサポート

学用品の提供、食事提供及び、ワタン青少年センターが運営する共同厨房を通じた家族向けの食事も提供、孤児や困窮家庭の子供達への衣類の提供

心理面のサポート・学業

生徒たちのメンタルヘルスのケアのために、心理社会支援チームが配置。また、 指導員のもと、毎週レクリエーション活動やグループ遊びが行われています。基礎的な天文学の授業も提供することができ、子どもたちの好奇心と参加意欲を引き出すことができました。

フランスと日本のプロジェクトパートナーの支援のおかげで、支援対象の子供達を開始当時（2024年5月）の50人から1500人へと拡大することができました。「Education 4 Gaza」の取り組みは、危機状況下において教育の必要性に緊急に応えることができている、地域主導の画期的な取り組みです。この取り組みは、たとえ非常に困難な状況であっても、地域社会の努力が子どもたちの人生に実際的な変化をもたらすことを示しています。

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サマーキャンプの子供達の笑顔、くったくのない姿を見ると、「Education 4 Gaza」の実施意義、また支援キャンペーンを続ける意義を改めて強く感じます。同時に無垢な彼らを含むガザ住民の方達が常に命の危険にさらされ極限の生活を強いられている状況に対し憤りを抱きます。それでも、ニュースなどでは報道されにくいですが、非常に困難な状況の中でも、人々はそれぞれに工夫し、子供や家族を思いやり、周りの人たちと協力しながら生活をしています。そのことを知ることで、決して自分の生活と隔絶した場ではないこと、共通点を感じたり共感の気持ちが自然と湧いてくるように思います。「Education 4 Gaza」の支援キャンペーンを行うことによって、このような形でガザの方達の姿をお伝えできる場になっていれば幸いです。

フランスの支援サイトはこちらです。もしもフランス語圏のお知り合いがいましたら、ぜひお伝えいただけたらと思います

https://www.helloasso.com/associations/les-quartiers-s-en-melent/collectes/education4gaza

「Education 4 Gaza」支援キャンペーン第2弾はこちらから↓↓↓

https://for-good.net/project/1002353

Xでの告知↓↓↓

https://x.com/Gaza_strophe/status/1948896631128293666

支援キャンペーンは10月23日まで続きます。引き続きどうぞよろしくお願い致します。