ルワンダでの雇用創出
【ルワンダに“尊厳のある雇用”を創りたい】継続的なフェアトレードビジネスへの挑戦




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2025/8/8 10:00
INSHUTIの存在意義とこれから

INSHUTI というアパレルブランドを立ち上げて、早4年目。なぜ、こんなにも商品開発や発注ルーティーンの定着に時間が掛かっているのか。もっと効率を求めて利益を求めて大きい事業にもしていける余地はあったはず。
でも、そこには私が大切にしているINSHUTIの存在意義があります。
6月上旬から1ヶ月ほど現地に滞在してじっくり発注やテイラーの実家訪問、新たな発注先の訪問、その他確認事項を進めてきたのですが、(今、その現地レポ日記をInstagramにアップの最中。ぜひそちらもご覧ください!)この滞在で改めて識字率の低さ、持っている教育経験の差から生じる認識レベルの違いを実感していました。
いつも、こちらからどういったものを作って欲しいか、新たなアイディアを伝える、試作品のやり直しを伝える、など基本的なコミュニケーションから詳細を伝えて形にしていく、この意思の疎通という作業にとてつもなく時間を費やします。
同じ言葉を使っていて、同じくらいの教育レベルの人同士でコミュニケーションをする際に、例えば事前に資料を送って読んでおいて貰えば8割9割理解できているところを、言葉や教育レベルが違うと、資料のみでは2割3割ほどしか伝わりません。これがアフリカで教育背景の乏しい人とビジネスをするということなのです。これには、相当な労力や投資が必要です。なので、アフリカビジネスで新規となると既に教育レベルの高い人や留学経験、海外在住経験がある人が繋がっていきます。でも雇用が必要な貧困地域では海外でモノを売るということに必要なものの価値についてや求められる質、ビジネスを経営していくということ、1回言われたことを指示通りに体現すること、相手が求めるクオリティーを想像できる経験と非認知能力などがベースとして足りていないのです。そこを丁寧に関わっていくとビジネスとして成り立たせることが難しいため、最貧困地域にビジネスチャンスを創り出すということは、よほどのモチベーションが無ければ難しいことなのです。
能力だけで判断してリクルートし、ビジネスパートナーとして関わる、というスタイルで上手くいくのであればもっとシンプルなのかもしれません。
友だちが大事にしたいことを私も大事にしていきたい。INSHUTIとして最貧困地域の友だちにも寄り添いたいと考えています。このブランドを自立させていくためには、もっと私がリードしていかなければいけないポイントがあります。
この1ヶ月の滞在では、次にどうしていきたいのか。どうしていくべきなのか、これを真剣に考えた時間でもありました。
結構な無理ゲーをやっている、でもやってきたから家を持ち、子どもを大学に通わせることができる、そんな人生に確かに寄り添ってきたINSHUTIとしての責任があります。時々、ルワンダの現実・日本の現実に苦しくなることがあります。それでも自分の心に負けずに折れずに前を向いていこう、と思えるのは、死ぬほど痛くて辛くて、死ぬかもしれない思いをしてきた勇敢な友だちとそこに寄り添う人生の先輩方がいらっしゃるから。先週も落ち込むことがあったけどそんなこと気にしている暇は全くありません。ただ前を向いて今の自分にできることを最大限チャレンジするのみ。さあ、頑張ろう!
そして、リターンをお待たせしてしまっている皆さま、本当に申し訳ありません!
一部リターン品の製作や発送に想定より時間がかかっており、ご迷惑をおかけしております。今も現地と連携しながら、ひとつひとつ丁寧に進めているところです。
どうかもう少しだけお時間をいただけたら嬉しいです。心を込めてお届けします!
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