ルワンダでの雇用創出
【ルワンダに“尊厳のある雇用”を創りたい】継続的なフェアトレードビジネスへの挑戦




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2025/8/25 10:50
教育格差を実感。それでも共に、一歩ずつ。

1ヶ月の滞在期間を持てたこと、ホームステイをしてじっくりコミュニケーションがとれたこと、これは住んでいた頃は逆にできなかったことなので本当に充実した時間を過ごすことができたと感謝しております。
長時間Komeraで滞在して商品制作や技術訓練の様子を隣で見ていて、新たに分かったこともありました。せっかく一緒に過ごす時間が長いから、これまで貯めてきたアイディアや新たに作りたいものを色々急ぎ足で目一杯伝えたい、と私も意気込んでいました。
前から進めていたけど伝えきれずに途中になっていたアイディア、試作途中のものもたくさんあります。一つ一つ確認して取り組みます。
ある日、オーダー商品のためのアルファベットの型を一つずつ見ていたら確かにちょっとデザインが入っていて読みにくいものだったとは言えアルファベットを読むということに躓いて時間がかかってしまうのです。
私はそこでハッとしました。普段から作り慣れている商品発注書の書類も、データーで作って印刷して確認していくのですが、一つ一つ読み上げてオーダーの中身を確認していかないと認識のずれが出てきてしまうことはしょっちゅうあります。でも、これは単に”不注意”が原因ではないのです。
UNESCOによると、15歳以上の識字率は1991年で58%、2022年で79%となっています。
Graceは英語で聞いて話すということはできるのですが、文書を書いて読んで理解するということが得意ではありません。やはりこれは識字率の低さ、受けてくることができた教育の内容が大いに関係しているのではないかと思います。本を読む、文書を読んで理解するという経験が圧倒的に乏しいのです。ここに、発注を聞いて理解し、商品として形にするということが難しい理由があります。
※写真のアルファベットは型から作成したものではありません。
教育格差、教育機会が欠けていた経験は仕事をする上で大きなハンデになります。これが途上国の人とビジネスをすることに時間と投資が必要な理由だということを背景ごと理解し、その上で関わる覚悟と資金の準備がなければ難しいことを実感します。
おそらく私のように、個人でも現地在住者がどうにか海外にビジネスチャンスを広げられないかと考えることがあると思います。フェアトレードビジネスにチャレンジしていらっしゃる多くの方が教育の大切さに気付いて、後からNPOで学校を設立されたり教育に取り組まれている流れに私も深く共感します。
今のINSHUTIにその力はまだまだありません。今できることはKomeraでの技術移転のみ。やはり課題を理解し共有しながら、その課題に対して最大限できることを一歩ずつ進めていくのみです。
昨日も、突然日本時間の23時ごろ現地から連絡が入り今週発送予定のポーチ(結構大量)のロゴの位置を指定と違ってつけてしまったとのこと。泣いて電話が掛かってきました。
確かに間違いは間違いなのですが、見た目だけの問題なので今回はその責任感の強さと今後への反省を全員で共有したことでそのまま発送してもらうことにしました。
ロゴを付けて販売することができているのも、INSHUTIの成長があってです。目の前に課題があるから小さな積み重ねでもできたことに喜びを感じながら明日も頑張れるのです。これが大事なことだから、間違いはみんなで訂正してもっと上手なテイラーを目指してまたがんばります。
仕事として、指示を指示の通りに完成させることは求められること。それを失敗したときにもこうして話し合いながら前に進める環境に感謝しながら私も次回の発注の仕方を工夫していきたいと反省した夜でした。
さて、ここまで長文にお付き合いいただいた皆さまありがとうございました!
お疲れのところ最後にもう一つだけ、、、お知らせをさせてください!
このページやInstagramなどを通じて渡航中のあれこれをお伝えしておりますが、これをぜひ生の声で直接お届けしたく「帰国報告会」を企画しました。
※大阪でも実施予定。また詳細が決まり次第SNSでお知らせいたします
そして東京近郊にお住いの方には、もう一つスペシャルなイベントが↓
こちらはINSHUTI初の試みで、プロによる総合プロデュースで実施するイベント。
赤坂某所にて、空間ごと、五感でルワンダを感じていただける新しい企画です。
ここでしか出会えない製品、オーダーもお受け致します♪
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