体験格差解消
病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪 を開催したい!



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2025/5/24 09:00
AYAメンバーからのメッセージ Vol.7 松田倫実さん

松田倫実と申します。NPO法人AYAでは九州エリアを担当し、普段は福岡の大学病院で看護師として働いています。ひとり娘を育てるシングルマザーであり、自閉スペクトラム症の弟をもつ“きょうだい児”として育ちました。
自分の家庭が少し特別であることを理解したのは10歳頃。友達の家と比べて悩んだり、どうして自分だけと思ったり、正直、苦しかった時期もありました。けれど、そんな経験があったからこそ、障がい児やそのご家族が“特別”と感じすぎずにいられるような場所や機会をつくることを夢みるようになりました。
学生時代から看護師を目指し、放課後等デイサービスでのボランティアや、独学で手話を学び、どんな形だったら自分の夢へ近づけるだろうかと模索していました。そんな時、勤務先の医師の紹介でNPO法人AYAを知り、映画上映会のボランティアとして関わることに。先に行われていた地域での開催報告を見た時に「これだ!」と思い胸が熱くなりました。小さい頃の私がぼんやりと夢に見た光景が、具現化されて実現している姿でした。実際にイベントに参加し、たくさんの方と出会い、この活動は絶対にもっと広がるべきだと感じました。
イベント後も「もっと深く関わりたい」と思っていた矢先に代表の中川さんにお誘いいただきAYAの会員になりました。九州内でのイベントの企画運営にも携わるようになり、今では参加されたご家族から「また来たい」「次はこんなことをしてほしい」という声をいただけるようになりました。
小さな頃の私が今の姿を見たら、きっと「こんな未来が待ってるんだ」と、誇らしく思ってくれる気がします。
AYAは、初めての場所や新しい体験に対して感じる高いハードルを下げ、“はじめの一歩”を踏み出すお手伝いができる団体です。他の会員もみなさまざまに熱い思いを抱いていますし、私自身はきょうだい児として感じてきた思いあったからこそ、今こうして、誰かの一歩を支える役割を担えているのだと思います。
今回、AYAとして初めて音楽イベント実施に向けたクラウドファンディングに挑戦します。高い目標に不安もありますが、これまで皆さんの“はじめの一歩”を支えてきた私たちが、今度は自分たち自身の新しい一歩を踏み出す番だと感じています。
音楽には、言葉や障がいの有無を超えて、心を動かし、繋げる力があります。このイベントを通じて、たくさんのご家族に“楽しかったね”と思っていただける時間を届けたい。その思いでクラウドファンディングに挑戦します。
皆さまのご支援が、私たちの一歩を後押しし、さらに多くの笑顔に繋がっていくことを願っています。どうぞ、応援よろしくお願いいたします。
「はじめの一歩」が未来を変える。そんな瞬間を、皆さまと一緒に創っていけたら幸いです。
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