2025年06月30日 23:59:59まで
体験格差解消
病気や障がいのある子も楽しめるインクルーシブ音楽祭 in 大阪 を開催したい！
NPO法人AYA
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料（220円＋決済手数料5%）により運営しています。
2025/6/10 09:00
AYAメンバーからのメッセージ Vol.15 笠原 あゆみさん
こんにちは。助産師として約15年、病院や産後ケア施設で働いている笠原あゆみと申します。現在は産前産後ケア・ベビーシッター事業 CUDDLEの代表も務めております。
今まで妊婦さんや産後のご家族に接するなかで、胎児期や出生後にお子さんの障がいが分かり、不安や戸惑いを抱えたまま退院される方を見てきたこともあります。 どうサポートすれば今後この家族が幸せに生きていけるのか、医療者として対応に迷う経験も多々ありました。
そんな中、このAYAの活動に参加し、映画イベントに初めてボランティアとして参加した際に、参加者のご家族みんなが心から楽しんでいる姿に触れました。
周囲の目を気にしたり、居心地の悪さを感じたりすることなく、映画を見ることを心から楽しんでいて、そして参加者の皆さんがお互いに配慮し合っている、そんな優しい空気感がとても印象的でした。 また、お出かけという非日常にはしゃぐお子さんを見守る親御さん達が自然と笑顔になっていた様子を見て、こういったイベントを開催する意義というものを再確認したのを覚えています。
きっとどの家族にも最初は戸惑いや不安、葛藤があったはずですが、時間をかけて少しずつ受け入れながらそれぞれの家族のペースで前に進んでこられたのだろうと想像し、子どもを持った親御さんの強さというものに改めて触れて胸が熱くなりました。
イベント自体がその家族の何かを大きく変えるわけではないかもしれませんが、家族みんなで「楽しかった」と思える出来事が家族の絆を強くするのではないかと思い、私はこのAYAでの活動を続けています。
今回、AYAはオーケストラのクラウドファンディングに挑戦することになりました。 音楽は誰もが同じ空間を共有でき、楽しむために言葉や身体的なハンデ等が必要ない、まさにインクルーシブなツールだと思っています。しかし、障がいのあるお子さんやご家族にとって音楽や芸術にふれる機会はまだまだ限られているのが現状です。
今回のオーケストラ公演を通して “参加できることが特別” なのではなく “誰もが参加できて当然” である社会をつくるための大きな一歩になると信じています。
この思いに共感していただけたら、ぜひご支援をお願いいたします。
リターンを選ぶ
