猫の殺処分ゼロ
緊急大改装!ちびびの森 保護猫シェルターをより命と向き合う場所にアップグレード
みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/10/6 21:45
600万達成!残り25日! 真っ白な猫、美香さんと恭子さんのお話
600万円を達成しました!!
着実にご支援が増えていることを心から嬉しく思います。
でも、まだまだゴールには1600万円必要です。10月31日まで、なんとか、達成できるよう応援、拡散よろしくお願いいたします。
本日は、真っ白な猫、恭子さんのお話をさせてください。

恭子さんは、美香さんというお母さん猫と一緒にネコリパにやってきました。
2匹とも真っ白。
二匹は、2023年9月頃、岐阜市の保健所に、外飼いをしていた高齢者が身内のトラブルにて所有権放棄のため持ち込まれてしまいました。

真っ白な猫は、お外での暮らしは非常に厳しいと言われています。
私達が、保健所からレスキューする所有権放棄の猫たちは、残念ながらほとんどが、高齢者が持ち込み、あるいは、高齢者が飼っていたが亡くなったり施設にはいったりして持ち込まれるのがほとんどです。。。
殺処分されるという可能性について、高齢者の方々はまだまだ考えが及ばないのでしょうか?
本当に悔しくて仕方がありません。
外飼いされていた2匹は、もちろん人馴れも抜群。かわいがってはいたのだと思います。保護当時、美香さんは15歳くらい、恭子さんも11歳だと言われていました。そんな長い間、外飼いとはいえど、かわいがってきた子たちを、どんな事情があっても保健所に持ち込む選択肢しかなかったことが悲しくて仕方ありません。

身内のトラブルということなので、かわいがっていた方の意思ではなく、他の家族が持ち込んだのかもしれません。もし、自分がその立場だったら、、と思うだけで胸が締め付けられます。
様々な事情があるかもしれません。でも、命を見捨てる選択をした人は、その罪の重さをいつか代償を払う日がくるといいな、、と思います。
私たちが、猫の保護活動をしているときに、たくさんの猫神様からの恩恵を受けることがあるように、きっときっと、猫たちの命を粗末に扱う人には、どこかしらでバチがあたっているに違いない!!!そんな風にして、わたしたちは、保健所に持ち込まれる子たちをレスキュするたびに湧き出てくる憤りを消化させています。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、美香さんと、恭子さんは、かの有名なご姉妹からお名前を頂戴しました。
真っ白な美しい2匹の魅惑の猫。親子ではありますが、年齢を重ねても、姉妹のように仲良しの姿をみて、命名させていただきました。
ケージも2匹一緒で過ごすほうが落ち着くようで、いつでも2匹一緒で仲良くネコリパライフをはじめました。

マイペースな美香さん。
ちょっと控えめな恭子さん。ちょっと人間のほうの姉妹とは真逆なキャラですが、通常、◯◯ちゃんとか、〇〇と呼び捨てかちゃんづけで呼ぶことが多いスタッフやボラさんも、この二匹のことだけは、必ず、美香さん、恭子さん とさん付けで呼ぶことが日課となっていました。
もちろん、健康管理や、日々のカルテ報告の際も、美香さん、恭子さんとさん付けです。
2匹は、白猫特有なのか、皮膚が弱く、真菌になりやすい傾向がありました。
ちょっと免疫がおちると、すぐにハゲができて、調べると真菌。。。
フリーの日々を楽しむのもつかの間、また真菌ができて、ケージで隔離生活。そんな風にケージ生活が多くなってしまったのです。
通常であれば別室で真菌の子たちは管理をしたい。
でも、現状のちびびの森では、真菌部屋を用意することが不可能。
そうすると、真菌の子がなおった!!となったら、また別のこが真菌に、、という負のスパイラルに陥りやすくなってしまうのです。
美香さんは、高齢ながら、恭子さんよりも皮膚がつよく真菌地獄からは脱出できることができました。
また、扁平上皮癌の疑いがあり、耳を一部切除して生検に、出したりしましたが、結果は陰性!!!本当に胸を撫で下ろしました。

ただ、高齢のため、腎臓、肝臓などの数値がかなり悪い。それでも、美香さんは食欲旺盛。いつもマイペースで、毛布の上でごろんと寝たり、お腹がすいたら、ごはんをくださいと鳴いてごはんを要求したりして、老猫として、のんびり、ゆったり過ごしてくれていました。

最期の日々も、ゆっくりゆっくり枯れるように、穏やかに日々を過ごし、スタッフも悲しいのだけど、美香さんの生き様があまりにも美しく、強く、気高いものだから、尊敬の気持ちまで抱くようになっていました。
もう、今日か明日かな、、というときに、まだ真菌でケージですごしていた恭子さんのケージに美香さんをお連れしました。

すると、美香さんも安心したように恭子さんによりかかり、恭子さんは、美香さんをずーっとずーっと優しくグルーミングしてくれていました。
まるで、お母さん、ありがとうね。。と言っているかのように。

猫たちの絆って、人間がおもっているより、あっさりしていることが多いです。
親、兄弟もしばらく離れるとすぐに忘れちゃうし、あっという間に他人になっちゃうことが多いんです。
でも、この二匹は、特別な絆で結ばれているんだなあ、、って、感じました。

美香さんは、恭子さんと、スタッフ、ボランティアに見守れながら、大往生で虹の橋へと旅立ちました。
最期まで元気で、苦しむことなく、そして眠るように、枯れるように猫生を閉じたのです。
美香さんがゆったり過ごしているときも、子猫たちは大暴れで、美香さんもよく踏みつけられていました。
ガリガリになった体が吹き飛ばされる度に、スタッフやボランティアさんが、ぎゃーーーーっ大丈夫??美香さん!!??とお声をかけるのですが、当の美香さんは、
「なにか?」

と何事もなかったかのようにまた眠りにつく、、という姿をよく見かけました。
美香さんのような色々と達観された猫様には、そこまで子猫アタックは気にならないかもしれませんが、やはり私達スタッフ、ボランティアさんには心臓に悪いんです。
なので、子猫&ヤング猫部屋と老猫部屋分けてあげたいと心から思ってます。
そして、恭子さんのような、真菌にかかりやすい子のためにも、入院個室は絶対に必要なんです。
ケージ隔離といえども、ケージを毎日徹底的に消毒をするのは至難の業です。1本1本のワイヤーを拭き取る作業は、たくさんのケージがあるシェルターでは不可能ですが、その1本1本のワイヤーにおそらく、この真菌はついているんです。
真菌を根絶させる!!
そのために、個室の部屋の壁はすべてキッチンパネル。ワイヤーはありません。ドアもアクリル。そうすることで、徹底的に消毒ができます。壁一面に消毒液をシャワーして吹き上げることができるのです。
大改装中で、個室がだいぶできてきました!

更には、1部屋、1部屋に換気扇と給気口があり、常に新鮮な空気を各部屋に届けることができます。

1部屋、1部屋に窓があり、気持ちのよい季節は毎日窓をあけてあげたいと思っています。日光もあたります。
さらに、結構1部屋が昔の電話ボックスよりも広めに作っているので、上下運動もできちゃいます。

こうすることで、真菌になりやすい子も、ケージ隔離が長くなってもストレスなく過ごせます。
恭子さんは、美香さんがいなくなってからというもの、やはりさみしいのか、免疫力がおちているのか、真菌にかかっている期間がめちゃくちゃ長いのです。
はやく、はやくなおしてあげたい!早く治すにもこの個室の環境が必須なのです。
どうか、皆様、恭子さんのためにも、この改装は絶対に必要不可欠。
保護された猫たちは、保護されて終わりではありません。

その後に、ずーっと続くシェルターでの生活で、ストレスなく幸せにすごす権利があると思っています。
どうか、このクラファンが成功するように引き続き応援をお願い致します!!!
残り1600万円が必要です。どうかどうか、応援・拡散お願い致します。

リターンを選ぶ