豊かなまちづくり
誰もが主体的に過ごせる街へ。商店街の空き家改修で市民が集う拠点をつくろう。
みんなの応援コメント
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2025/12/20 08:00
カリマチメンバーズ応援メッセージ 佐藤さん
こんにちは。名城大学の佐藤です。
刈谷でカリマチ会議というものを2022年から初めて、4年が経とうとしています。縁もゆかりもない愛知県にやってきたのが2018年。気がついたら多くの仲間に恵まれており、刈谷という素敵な街にも出会うことができました。これまでに刈谷でもいろんな挑戦をしてきたのですが、なぜ生まれても住んでもいない街で、いろいろな取り組みをしてきたのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。少々気恥ずかしいですが、生まれ育った環境から始めて、その理由を紹介させていただきます。
私は千葉県白井市という人口6万人程度の小さな街に生まれました。千葉ニュータウンと呼ばれるエリアで、東京へは1時間程度で行ける典型的なベッドタウンです。山形出身の両親は東京への大学進学後に就職しており、父は昭和を駆け抜けたいわゆる企業戦士で母は専業主婦。実家をでた姉も兄も東京で働いています。庭では犬が遊ぶ、絵に描いたような核家族だったように思います。当然、若い頃は遊びにいくと言ったら東京でしたし、自身も東京の大学に進学し、就職するものだと思っていました。
しかし蓋を開けてみると、大学は千葉で大学院は茨城で過ごし、筑波大学で少し働いてから名古屋に職を移すことになります。現在は長野県塩尻市に居を構えて小さな法人も経営しています。これまでの歩みに明確な意思はなく、運と縁と恩が重なったから、としか説明はできません。
振り返ると、「東京」への憧れがなかった、ということも影響があるのかもしれません。千葉県千葉市と茨城県つくば市という、首都圏にありながら東京中心部とは少し距離のある場所で過ごした学生時代、趣味のバイクでよく向かった先は車が多い東京ではなく、東京とは反対側の房総半島や筑波山でした。すぐ近くにある気持ちの良い環境の方に何となくの魅力を感じていたのかもしれません。大学院進学後は、東日本大震災を契機に宮城県石巻市との出会いがあり、漁師を増やす石巻市の事業や地域の宿泊施設などをつくる機会に恵まれます。石巻に入り浸った他方、主たる研究テーマである集落研究で全国津々浦々も旅してきました。そういう営みの中で、その土地土地で力強く生きる文化に強く惹かれていきました。
だから私は、郊外や地方の魅力や、その地の人々の暮らしが、大好きなんです。
愛知県刈谷市との関わりを始めた当時、名古屋の周辺で過ごしやすいという街の姿に、私が育った環境と少しばかりの親和性を感じていました。同時に、名古屋の周りの市町村が、もっともっと個性豊かに輝き目的地となり、その街の人が自分の街を誇る、そんな未来を作りたいと思うようにもなりました。
だから私は、市民らの皆さんと語り合う「カリマチ会議」を開始しました。皆さんとお話をする中で生まれてきたのが、街の中で目的地となる場所「カリマチラボ」や「カリマチ広場」です。


今回のスペースAquaも、決して市役所や大学が主導するプロジェクトではありません。この4年間、本当にたくさんの方と刈谷市で語り合ってきました。毎月の会議はもちろん、それ以外に個別でお話を聞く機会もたくさんありましたし、さまざまな取り組みにきていただいた皆さんとお話をしたり楽しそうにしてくれる姿を見る中で考えたことはたくさんあります。こんな場所があったらいいな、とか、こんな人が集ったら嬉しいな、とか、そういう色んな人の思いが積み重なってできたのが今回のスペースAquaリニューアルプロジェクトです。
お店でもないし、イベントスペースでもないし、コワーキングスペースでもない。なんだかよくわからない場所を、我々は作ろうとしているんです。誰が使って良いし、でもみんなで使う。街にそんな場所はなかなかありません。だからこそ、僕は面白いと思っています。
たまに、スペースAquaでマスターとしてコーヒー淹れながら仕事しようかな、と企んでいます。接客はあんまりしない頑固親父に見えるかもしれませんが、話しかけられたら仕事そっちのけでお話ししちゃうかもしれません。
私が好きな言葉に、「人生はあいうえお」。という、石巻の仲間に教わった言葉があります。
愛を持って地域に接していると運が巡ってきて、縁と恩を感じて頑張ると、地域への愛が育つ。そうすると次の運に出会って、ぐるぐるぐるぐる回っていく。
住んでも働いてもいませんが、この4年で刈谷が好きになったので、これからも通うんだろうなあ、と思っています。
ここスペースAquaが、そんな関わりを生む場所になっていくよう、まずはクラウドファンディングで応援していただけると、大変嬉しいです。
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