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2025/11/4 13:23
【FIP寛解】珠州から来たビーチちゃん
能登半島。珠洲ビーチホテルの片隅。
震災で人影の消えたその町で、ひっそりと生き抜いてきたビーチちゃん。
雨をしのぎ、冷たい風に吹かれながら、子猫を守りながら必死で生き延びてきました。
そして2度の出産。
小さな体で、子供たちを守ろうと必死に身を削り、全てを捧げてきました。

どれほど心細く、どれほど過酷だったでしょう。
その姿を想うだけで、胸が張り裂けそうになります。

けれど運命は、さらに残酷でした。
保護をしてから、彼女を襲ったのは、「FIPドライタイプ」
何もしなければ、命を落とす恐ろしい病。
以前、能登半島から保護したすずなちゃんに続き、2頭目の発症です。
始まったのは、84日間に及ぶ闘い。
一日ごとに希望と絶望が揺れ動き、体調が崩れるたびに、
もう駄目かもしれないと涙した夜もありました。
けれど、ビーチちゃんは、決して生きることをあきらめませんでした。

預かりメンバーも必死に寄り添いました。
毎日体重を測って、何ををどれぐらい食べたのかチェックして、いろいろなご飯を試しに買ってあげてみたり、日々、注視していました。
体調が悪い時はメンバー全員も凹みます。
どうしたらいいか、何がいいか、悩みながら、お世話していました。
絶対に諦めたくありませんでした。
2名の獣医師は、ビーチちゃんの為に、力を尽くして治療に挑んでくれました。
そして、細かいアドバイスもいただきました。
そのすべての祈りが重なり合い、ビーチちゃんは、ついに、奇跡を掴みました。
「寛解」です。

キャフェリエペットクリニック
小林院長
ハナ動物病院
太田院長
大変お世話になりました。
体調に波があり、幾度も倒れそうになりながら、それでも立ち上がり続けたビーチちゃん。
その姿は、私たちに「命の尊さ」と「諦めない強さ」を教えてくれました。
今、ビーチちゃんは同じ能登半島から保護した仲良しの、ののちゃんと寄り添い、甘えています。
その姿に胸が熱くなります。
もうこれ以上、苦しまなくていい。
これからは愛され、楽しく生きてほしい。
ビーチちゃん。
これからのあなたの未来が、どうか幸せだけで満ちていますように。
*FIPは、猫コロナウイルス(FCoV) が体内で
突然変異を起こすことによって発症する病気です。
FIPは今や特別な病気ではなくなっています。
この病気は、過去には治療が困難でしたが、今では助かる命も増えています。
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