地域の子育て応援
子育てをもっと楽しく!つくばこそだてパーク2025を開催したい!
みんなの応援コメント
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プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/10/22 16:30
つくばこそだてパーク2025開催のご報告
つくばこそだてパーク2025開催のご報告
このたびは「つくばこそだてパーク」へ温かいご支援・応援をいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、無事に開催することができました。
当日のお天気は少し気まぐれで、途中で雨がぱらついたり、風が強く吹いたりもしましたが、それでも会場いっぱいに、こどもたちの笑い声が響いていました。


全長30mのお絵描きコーナー



自然でごっこ遊びコーナー


こどものおみせやさん


街のおみせやさん・参加団体さん


絵本ミニライブ

親子のまなざしが変わる瞬間
イベント後、参加者の方から、こんなメッセージをいただきました。
「下の子が生まれてから、こんなにお姉ちゃんと遊べたのははじめてでした。
新聞紙で遊びすぎて、木の実遊びコーナーまで到達しませんでした。
帰りには『新聞紙ってこんなに楽しかったっけ?』『ねぇ、うちも新聞取ってよ!』という会話にまでなっていました。
最近は宿題と習い事に終われる毎日で、終わったらテレビがお楽しみな娘なので。
久々にデジタルデトックスしつつ、じっくり遊べた日だったと思います!」

また、こんな声もありました。
「今日はありがとうございました。小6の息子が、新聞紙で作った力作の帽子を誇らしげに持ち帰る姿に、
大きくなっても根っこの部分は変わらないんだなと思いました。
普段はスマホゲームに夢中で背中を丸めている息子が、
無言で新聞紙にまみれて夢中になっている姿を見て、
“ありのままでいていいんだ”と思える優しい空間だったのだと思います。」
この二人のメッセージに、僕たちがこのイベントをはじめた理由がすべて詰まっているように感じます。
会場のあちこちで、親子のまなざしがほんの少し変わっていく――
そんな瞬間があったように思います。

ラジオ風座談会 ――世代をこえて語り合う時間
今回初の試みとなった「ラジオ風座談会」では、4つのテーマに分かれて、
地域で子どもや家族に関わる皆さんが、それぞれの立場から語り合いました。

どのテーマの座談会も心に残るお話でしたが、ここではテーマ4「こどもと大人と地域」から少しご報告をさせてください。
参加してくださった「松代おやじ会」のKさんの言葉がとても印象的でした。
私たちはてっきり、現役のお父さんたちの集まりだと思っていたのですが、実はお子さんがすでに成人されている方も多いそうです。
ではなぜ今も活動を続けているのですか? とお聞きしたら、一言。
「自分たちが楽しい思いをさせてもらってきたから、下の世代に返したいんです。」
そのまっすぐな言葉に、会場のみなさん静かに感動しているようでした。
また、自主保育やプレーパークを運営しているRさんはこう話してくれました。
「街全体が遊び場になるのが理想で、そのためには、こどもを見守る大人の目がもっと優しくなることが必要だと思う。でも今、“地域”といえば、学習塾や習い事だけになってしまっている。それをどうひらいていくのか。」
さらに、ライブをしてくれたヤミイのメンバーでもある19歳のSさんは、こんな視点を語ってくれました。
「自分がこどもの頃は、こども会が活発で、地域のつながりがあった。
でも今はその関係が薄れていてさみしい。
さらに、大学の友達づくりもSNSで先に出会うから、“出会い”の本来の機会が閉じてしまっているような気がする。」
と。
そして最後に、大地保育の理念で幼児教室を主宰している70代のYさんからは、こんな言葉がありました。
「昔は冠婚葬祭からなにから、なんでも地域でやっていて、それがつながりの入り口でした。そんなきっかけが地域にあったから、私の活動も、ご近所さんに助けられながら育ってきたんですよ。」
世代も立場も異なる人たちの言葉が交わる中で見えてきたのは、
「こどもを真ん中にして大人たちがつながる」ことの力強さでした。
この時間を通して、私たちの目の前にある“こどもと地域の今、そしてこれから”が、少しずつ形を持って浮かび上がってきたように思います。

出会いと再会の場
つくばこそだてパークのコンセプトは、
・初めましての親子さんには“遊びや人との出会い”を
・見知った仲間には“再会と交流”を
なのですが、今年はそのどちらも、去年よりも深く実現できたように感じます。
参加者の方も、参加団体の方も、それぞれに「つながり」を持ち帰ってくれたように思います。
このイベントが、街の中に小さな波紋のように広がり、
遊びと学びと育ちが混ざりあう場と大人たちが増えていったら嬉しいです。
ありがとう、から「また遊びましょう」へ
2回目の開催を終えて強く感じたのは、
このイベントは「主催者が参加団体や来場者に感謝を伝える関係」よいうよりも、
街で子育てを共に楽しみ、育てあう仲間たちの集まりだなぁということです。
だから今年は、「ありがとう」ではなく、この言葉で締めくくりたいと思います。
「みなさん、来年もまた遊びましょう!」

ご支援・ご協力への感謝
今回の開催にあたり、クラウドファンディングや会場での寄付にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
ご支援いただいたお金は、今回の運営経費として、
また余剰分は次回開催の準備費として大切に使わせていただきます。
この街の子育て環境の充実は、めぐりめぐって、
皆さまの地域、そして日本中のこどもたちへと循環していくと信じています。
つくばこそだてパーク実行委員会
代表 やおいひでひと
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