住みよいまちづくり
広島県尾道発!猫の医療車「おの猫号」医療の力で人と猫の地域共生モデルを実現!
みんなの応援コメント
FOR GOOD
プロジェクト実行者が支援金を全額受け取れるよう、支援者さまからのシステム利用料(220円+決済手数料5%)により運営しています。
2025/12/7 21:13
34匹の猫たちの運命と地域の現実
34匹の猫たちと地域の現実
この報告は、私たちが今まさに向き合っている現場の一つです。
命の現実と、地域の課題を知っていただきたく、記録として残します。
当院に運ばれてきた猫たちについて。
この子たちは、長年にわたりエサだけを与えられ、増え続けてきた34匹の猫のうち、相当数産まれた中、唯一生き残った仔猫たち「3匹」です。

捕獲された当日、3匹とも両目が潰れ、食欲もなく、うずくまって動けない状態でした。
体重はわずか500gほど。生後2ヶ月を超えているにもかかわらず、深刻な栄養不良に陥っていました。
この猫たちにエサを与えていたのは、
89歳の一人暮らしの男性。
生活は困窮し、住居はゴミに埋もれ、
悪臭が漂う現場でした。
周囲には糞害が広がり、地域は分断状態。
民生委員からの相談を受け、
私たちは全頭の捕獲と不妊去勢手術を実施しました。
しかし、仔猫たちは重度の風邪と低体重のため、
すぐに手術ができず、治療を優先することに。
1ヶ月後、その男性は亡くなりました。
現在は市内に住む息子さんが週に数回、
餌やりに通っているとのことです。
このような悲惨な事例は、決して珍しくありません。
猫たちは自らの力では生き延びることができません。
猫の命は、人の運命次第。
もしこの子たちを元の場所に戻していたら、
重篤な風邪と飢えで命を落としていたでしょう。
不妊去勢手術が施されていれば、
こうした事態は防げたはずです。
動物には、人の手助けが必要なのです。
だからこそ、私たちは「保護する世の中」ではなく、
「手術していく世の中」へと変えていきたい。
過剰な保護によって苦しむ人も猫も減らすために。
私たちの医療の力で、
未来に生まれる不幸な命や地域の分断を防ぎ、
その素晴らしい効果を伝える使命があります。
今、この瞬間にも猫たちは無惨な死の運命を受け
人々は、日々の生活に苦しんでいます。
どうか、この活動の意味を知っていただき、
猫の命と人の心を支えるこの取り組みに、
共に力を貸していただけたら幸いです。
おの猫号は尾道から走り出します!
リターンを選ぶ