【他人ごとと思えなかった国のお話】

海外生活はほぼ全てがイレギュラー
5月19日から南米入りして、かれこれ2ヶ月ほどが経過した。
長く滞在したペルーでは4箇所ほどアポ取りをしたけれどどれもタイミングが合わず
容量の良い人だったらもっと段取り良くできているのかなと少し落ち込んだりもして、
焦って本来の意味を見失うのは良くないと思い、インスピレーションを溜めつつ
旅そのものを楽しむ期間にしていた。
そんな中でご縁あってイベント開催までできたのがコロンビア
そんなコロンビアでは日本のカルチャーが人気なだけでなく、
環境面からも少し特別なつながりを感じることになる。
コロンビアでは家族構成に変化があることがよくあること
きっかけはそんなコロンビア駐在の長い方の投稿を見つけたこと
なんとか機関に繋いでもらえないかなとDMを送ってみた。
その方は気前よく相談に乗ってくれて、
驚くくらいトントンと話が進んで今回の会場で行わせてもらえることになった。
ボゴダの街はアーティスティック

コロンビアに着いて、何もわからないので街を散策してみるところから始めた。
有名な観光地を抜けたちょっと先に地元の作家さんの集まる
資材屋さんの並ぶ通り、いわば”素材ストリート”を目指した。
個人のアトリエやリボン屋さん、木材にビーズ、フラワーアレンジメントまで
あらゆる”つくる”可能性を秘めた物たちが並んでいた。
その光景を見て、なんとなくだけどコロンビアという国が好きだなと思った。
あえて、資材に頼らない創作をしてみよう
これだけ宝の山がゴロゴロしているのに何かビビッとくるものがなかった。
これらを使えばクオリティの担保されたものをみんなで作ることはできる。
それでも、もうすでに皆が”つくるための素材”と認識しているものから一回離れたい。
これだけアートの血を感じる場所であればその方がきっと面白い
そんな逆張りにも似た感情でもう一度彼らの日常に溶け込んでみることにした。
日常に転がる可能性のたまご

コロンビアではほぼ常に珈琲を飲む。
私も珈琲の時間に物語を考える癖ができるくらいには楽しんでいた。
彼らの日常の最も近いところに珈琲がある。
その日もいつものようにカフェに寄って休んでいた。
店員さんが白い紙を持っている。
コーヒーフィルターだった。
白いのは初めて見たな、なんて考えているうちに
花を咲かせてみたら面白いんじゃないかという考えに至った。
この小さなキャンバスに皆で花を咲かせてみよう!
日本が大好きなコロンビア人

南米ではアニメからの影響で日本が好きな人が多い。
今回訪れた春の日向でも、数日前にナルトのコスプレをしてMVを撮ったという。
折角なら日本文化を知ってもらえる機会にもしたいと代表から聞いていたので
この時期に日本で咲いている、皆見たことがある朝顔をテーマにした。
海外の人と朝顔のことを話す機会ってどれくらいあるだろうか。
「宿題で持って帰って枯らしちゃったよ」と言うと
「え、宿題で持って帰るの!?」という反応があった。
もしかしたら彼らにとって、この先もずっと知らない文化の一つだったかもしれない。
そう思うと今日この時間があってよかったなと思った。
知ったから何か変わるわけではない。
大きな問題が解決するわけではない。
それでも知ることのなかったかもしれないことを共有できるっていいな
最高に人間しているなと感じたのだった。
【あとがき】
今回は活動報告レポート、と言うよりもエッセイに近いですかね
コロンビアのメデジンにある日本文化センターで20名の方に参加していただきました。
実はコロンビアではもう1箇所で同イベント行っているので、
その記事でレポート風に報告できたらなと思います。
私は2025年のプレゼンで工作×世界一周の夢を話した時に
海外の身近な素材で生まれるものについて話しており、その国らしさに
どこか重きを置いていましたが、今回やってみて日本の文化を知るための交流の方が
もしかしたら需要が高いのかもしれないと気づきました。
諦めや妥協ではなく、その国、その場所に合わせて柔軟に
夢も形を変えていくものなのかもしれないです。
なんにせよ楽しかった!