2026年05月20日 23:59:59まで
農業クラブを作りたい
部活動が地域移行!「農業クラブ」を立ち上げ、全国に広げたい。From静岡・掛川
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2026/5/18 12:00
オーガニックが地域で循環する仕組みをつくろう
農業クラブの目的は、「農業・食・環境の未来の担い手を育てること」です。
では、どうしたら担い手は育っていくのでしょうか。
現実には、新規就農で有機農業を始めても、3年以内に約半数が離農すると言われています。
その理由は、技術や知識の習得が難しいこと、そして育てたものが「売れない」ことにあります。
農業クラブで「育てること」を教えることで、農業の大切さや楽しさを伝えることはできます。しかし、実際に農業を生業とするためには、実践的な経験の積み重ねと、作ったものがきちんと売れていく仕組みが不可欠です。そこがなければ、農業の可能性を実感することはできません。
そこで、自ら計画して農業を実践する機会づくりと、育てた農産物をきちんと販売できる場づくりに取り組みました。
有機農産物・地域循環作戦(その1) 掛川市農協に有機農業研究会をつくろう
有機農業者は、それぞれが個別に取り組んでいることが多く、仲間が少ないのが現状です。なぜなのでしょうか(笑)。
その分析はさておき、自由に取り組める一方で、新しい情報を得る機会が少ないこと、また販売の場において慣行栽培の農産物との差別化が難しく、価格競争に巻き込まれてしまうという課題があります。
そこで、掛川市農協に有機農業の部会設立をお願いしたところ、「研究会」という形での発足が決まりました。
掛川市農協には「さすが市」というファーマーズマーケットがあります。
この中に有機農産物コーナーを設け、専用のPOPを作成し、「掛川市有機農業研究会」というラベルを付けて販売していく構想です。
今週21日には、農協営農部、「さすが市」の店長、掛川市農林課、そして当園による第2回目の会議が予定されています。
順調に進めば、有機生産者へ参加を呼びかけ、ラベルの作成を行い、「さすが市」への出荷をスタートしていきたいと考えています。

有機農産物・地域循環作戦(その2) 道の駅掛川に市民農園を支援してもらおう
道の駅掛川は、全国の道の駅の中でもトップクラスの来場者数を誇ります。
温暖な気候と多くの生産者に支えられ、年間を通じて多様な地場産農産物が並ぶことが人気の理由です。
一方で、生産者の高齢化や、新規就農者の単一品目・大量生産化により、「道の駅らしい多様性」が徐々に失われつつあるという課題もあるそうです。
以前、オーガニックビレッジ推進協議会の雑談の中で、道の駅の店長が
「道の駅らしさを維持するためには、市民農園のような取り組みが必要かもしれない」
と話されていたことを思い出し、当園が運営する市民農園への支援をお願いしました。
しあわせ野菜畑では、市民農園を併設しており、現在約50組の方が有機野菜づくりを楽しんでいます。
中には多く収穫された野菜を、すでに道の駅や農協のファーマーズマーケット「さすが市」に出荷している方もいます。
農園としては、あと30組程度の受け入れが可能です。
そこで、農業クラブで野菜づくりを学び、市民農園で自ら計画して有機野菜を育て、それを道の駅や「さすが市」で販売する――そんな循環の仕組みをつくりたいと考えました。そのために、市民農園への支援をお願いしています。
実は、道の駅掛川の部長は高校の同級生です。同級生を通じて店長さんにつないでもらい、先日、支援をお願いできました。
現在は、具体的な支援内容について詰めいます。

「道の駅掛川」部長 同級生の山崎さんと記念写真
有機農産物・地域循環作戦(その3) 企業とつながり、使ってもらう仕組みをつくる
農産物は「売る」だけでなく、「使ってもらう」ことで価値が生まれます。
そこで、市内企業や飲食店に対して、有機農産物の活用を提案していきます。
社員食堂や寮、飲食店で継続的に使ってもらうことで、安定した需要を生み出すことができます。
また、「地域の企業が地域の農業を支える」という関係ができることで、単なる取引ではなく、共に地域をつくる仲間としてのつながりも生まれます。
農業クラブや市民農園で育てた野菜が、企業や飲食店で使われ、地域の人に食べてもらう――。
そんな“顔の見える流通”を広げていきたいと考えています。
有機農産物・地域循環作戦(その4) 体験と食育で「食べる人」を増やす
どれだけ良い農産物を作っても、食べる人が増えなければ広がりません。
そこで、収穫体験会や農場見学会、食育講演会を通じて、有機農業に触れる機会を増やしていきます。
実際に土に触れ、自分で収穫し、食べる体験は、何よりも強く記憶に残ります。
また、子どもたちだけでなく、保護者世代にも参加してもらうことで、家庭の中で「食」の意識が変わっていくことも期待しています。
農業クラブ → 市民農園 → 体験会
という流れの中で、「作る人」だけでなく「食べる人」も増やしていきます。
有機農産物・地域循環作戦(その5) 学校給食・こども食堂への展開
地域で育てた有機農産物を、学校給食やこども食堂で活用してもらう取り組みも進めていきます。
子どもたちが、自分たちの住む地域で育った野菜を食べること。
それは単なる食事ではなく、「地域とつながる体験」になります。
さらに、農業クラブで活動している子どもたちが関わることで、
「自分たちが育てた野菜を、誰かが食べてくれている」
という実感を持つことができます。
これは、農業のやりがいや誇りにつながる、大切な経験です。
有機農産物・地域循環作戦(その6) 全体構想(目指す姿)
農業クラブが目指している、「未来の農業・食・環境の担い手つくり」を実現するためには、野菜の育て方を教えて、農業の大切さ楽しさを伝えるだけでは不十分、農業の可能性を感じることが必要です。
そのために必要なのは、①人が育つ → ②作る → ③売れる → ④地域で使われる → ⑤また人が増えるという“循環のストーリー”を見せることだと思います。
これまで取り組んできたことをつなげ、次のような循環を目指しています。
- 農業クラブで「農業の楽しさ」を知る
- 市民農園で「自分で育てる」経験を積む
- 農協や道の駅で「販売する」経験をする
- 企業や飲食店、給食で「使われる」
- 体験会や口コミで「食べる人」が増える
- その結果、「関わる人」がさらに増える
この循環が回り始めると、「農業は大変だけど、やりがいがある」「きちんと続けていける」そう感じられる人が増えていきます。
それこそが、農業・食・環境の未来の担い手を育てることにつながると考えています。
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