東京から、車で約2時間ほど走らせ、峠をいくつか越えた山間にある山梨県・小菅村。
多摩川の上流に位置し、やまめが生息する綺麗な清流と、
豊かなの森林に囲まれた人口620人ほどの小さな村です。
Kahoが、ゴルケ村に辿り着いたルーツとなる場です。

出会いは、2018年夏、19歳。
「紛争下にいるこどもたちの力になれる人になりたい」
そう強く願い、大学へ進学し、入学してすぐ先輩に相談をすると、
NPO法人が運営する、里山での国際交流プログラムを紹介してくれたのが、小菅との出会いでした。
中東の二地域と、日本から各4名づつ学生が集い、二週間の共同生活を過ごしながら、「里山」という環境で、持続可能性について学びを深めるプログラムです。
普段知り得ない者たちが、
自然という境界線のゆるやかな環境で、
同じ釜の飯を食べ、
自然と共にある暮らし体験を分かち合い、
村の人々との交流で、受け取る温かさにこころが通う。
そして、
「自然」という誰もが共通して、享受する豊かさについて向き合う時間を通して、
自然と人の生きた関係性は、人と人を繋ぐ力がある。
と、気づきを得た原体験験でした。
今回は、その原点に立ち返る時間となりました。

プログラムでは、小菅村で代々土地に根付いてきた暮らしを体験をします。
その一つが「そばの種植え」。
山間に位置することから、傾斜地でも育つ作物が昔から栽培されてきました。
毎年、プログラム内でそばを植えて、
秋に収穫をして、採れたそばの実は、次年度の参加者が植えます。
このプロジェクトは、そばの実で毎年繋がっているのです。
コロナや情勢の影響により、形を変えながらも、社会人になった当時の学生スタッフが、小菅村を訪れ、今も毎年そば植えに小菅村へ訪れています。
2007年からプロジェクトの受け入れをしてくださり、
歴代の学生スタッフにとって、小菅村は、もう一つの帰る場所。
今年も、歴代の学生スタッフが小菅村に集い、そばを植えました。

小菅村に来るたびに、いつもおおらかに、温かく迎え入れてくれて、
そばのお世話をしてくださっている村のご夫婦がいらっしゃいます。
会いにいくと、当時から変わらない笑顔で迎え入れてくださるその姿に、
わたしは「帰ってきた」と感じます。

毎年、
なぜ、変わらない笑顔で受け入れてくださるのか
ご夫婦にとって、何が生きがいとなっているのか、
そこに、今後のゴルケ村でのプロジェクトのヒントがあると思いました。
ご夫婦は、こう答えてくれました。
「毎年夏になると来ることが当たり前」
「今年は、誰が来るのかな、とたのしみなの」
「都市部から来るみんなから、いろいろ考えさせられるの」
はじめて伺った、ご夫婦の思いにはっとさせられました。
外から訪れるわたしたちにとっても、
小菅村に訪れるたびに、学びと気づきがあります。
年を重ねても、変わらずお元気なお二人の姿から、
わたしもがんばろう、と力をいただいたり、
自然と共にある暮らしから、「豊かさ」の原点に立ち返ることができたり、
前より、今年の夏は暑いな、と気象の変化を感じたり。
いつも受け取ってばかりでしたが、
自然体の自分たちの姿が、ご夫婦にとって喜びと生きがいになっていたことを知り、
都市と地方のどちらが良い、という話ではなく、
ありのままの、それぞれの地域性から学びあえることがあるんだ。
外から来る者と、そこに生きる人々が暮らしを分かちあう時間に意味があるんだ。
と気付かされました。

NPO法人の理事であり、出会った2018年からお世話になっている村橋真理さんにお話を伺いました。
これから、ネパールのゴルケ村という地に人をお連れし、
人と人をお繋ぎする取り組みを始めるわたしたちへ向けていただいたアドバイスは、
「いろんな方との出会いを大切にすること」
「何をしたいのか、なぜはじめたのか、原点に立ち返ること」
というお言葉でした。
20年近く、架け橋となって、
世界中の若者と、里山の人々とを繋いできた真理さんのお言葉は、
わたしたちの活動の指針となるでしょう。
わたしたちは、ゴルケ村をはじめに、
異なる地域の人々と繋がり、
その土地の風土、
その土地だからこそ息づく文化
その土地に息づく人々の暮らしが、
ありのままに、そしてさらに豊かさを再創造していく、
地域の特異性という彩りが響きあう地球を見据えています。
小菅村での出会いと経験の原点に立ち返りながら、
また新たな出会いにわくわくして、さまざまなことに挑戦していきたいと思います。
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クラウドファンディング、残り三週間を切りました。
未熟のままに、スタートを切ったクラファンは、
背伸びをする日々ですが、毎日学びを多く受け取っています。
わたしたちだけでは、間に合わない大切な価値を繋いでいくラストチャンスを、
みなさんのお力添えをいただきながら、共にもう一世代先へ、
繋いでいきたいです!
どうぞよろしくお願いいたします。
Kavi & Kaho