13歳の二人が教えてくれたこと。
クラウドファンディング5日目。
今日は、宮里大八国際交流基金が最初に送り出した、13歳の二人のことを書きたいと思います。
2017年。
基金として初めての海外派遣でした。
派遣したのは二人。
一人は、ひとり親家庭で育った中学生。
もう一人は、私の長男・モンドでした。
ただし、モンドは派遣生ではありません。
初めて中学生を海外へ送り出すにあたり、同年代の仲間として支え、見守るサポート役として同行してもらいました。
私自身、この挑戦には大きな不安がありました。
本当に13歳だけで海外へ送り出して大丈夫なのだろうか。
現地で困った時はどうするのか。
ホームステイ先で生活できるだろうか。
保護者の皆さんも同じ気持ちだったと思います。
だからこそ、まず自分の家族も一緒に送り出そうと決めました。
それが、この基金の第一歩でした。
二人が向かった先は、インドネシア・バリ島。
そこでは、日本では経験できない毎日が待っていました。
現地企業「バリ倶楽部」でのインターンシップ。
ホームステイ先での生活。
バリ舞踊やガムランの体験。
現地の子どもたちとの交流。
サーフィンや自然体験。
言葉も文化も宗教も違う世界。
最初は緊張していた二人も、日を追うごとに笑顔が増えていきました。
言葉が通じなくても、一緒に遊び、一緒に笑い、一緒に食事をする。
子どもたちに国境はありませんでした。
文化の違いは、壁ではなく、新しい発見になっていました。
ホームステイ先の家族は、本当の家族のように二人を迎え入れてくれました。
現地の子どもたちとは、別れの日に抱き合って涙を流しました。
その姿を見ながら、私は改めて感じました。
「海外体験」とは、観光ではない。
人と人が出会い、心がつながることなのだと。
世界を変えたわけではありません。
たった13歳の二人が、少しだけ世界を知っただけかもしれません。
でも、その経験は、二人の中に確かに残りました。
「世界には、こんな生き方がある。」
「自分にもできるかもしれない。」
そんな小さな自信が生まれたように感じました。
この最初の挑戦があったからこそ、基金はその後も活動を続けることができました。
2017年から現在まで、13名の中高生が世界へ羽ばたいています。
一人ひとりが、それぞれの場所で新しい世界と出会い、自分自身の可能性を広げています。
私は約60か国を訪れてきました。
その経験から確信していることがあります。
人生を変えるのは、お金ではありません。
学歴でもありません。
「出会い」と「体験」です。
13歳という多感な時期だからこそ、その一歩には大きな意味があります。
だから私は、この活動を続けています。
今回のクラウドファンディングでは、新たに2名の中高生をインドネシア・バリ島へ派遣することを目指しています。
もしかすると、その二人の中から、未来の研究者が生まれるかもしれません。
世界で活躍する起業家が生まれるかもしれません。
地域を支えるリーダーが育つかもしれません。
しかし、私は肩書きを育てたいのではありません。
「自分にもできる。」
そう信じられる子どもを、一人でも増やしたいのです。
その小さな一歩を、これからも地域の皆さまと一緒に支えていけたら嬉しく思います。
もしこの活動に共感いただけましたら、ご支援はもちろん、この投稿をシェアしていただけるだけでも、大きな応援になります。
どうぞよろしくお願いいたします。