この度の、ウクライナの子どもたちに「空襲のない夏休み」を。日本で心に平和の記憶を。プロジェクトに、クラウドファンディングにてご支援くださいました皆様、本当にありがとうございました。2ndゴールにはわずか届かずではありましたが、皆様のあたたかいご支援のおかげで、無事、つとめることができました。ここに、改めて心からの御礼とともに、以下、最終ご報告をさせていただきます。
はじめに
2026年8月24日ウクライナの35回目の独立記念日にあたり、代表の浮世がゼレンスキー大統領も参加する祈りの朝食会(ウクライナ大統領府からのご招待)と、オレナ・ゼレンスカ大統領夫人主催の世界メンタルヘルスサミット(オレナ・ゼレンスカ大統領夫人のイニシアティブによる全国民的メンタルヘルスプログラム「ティ・ヤック(HOW ARE U?)」からのご招待)へのご招待をいただいたこともあり、8月16日、子どもたちとともにウクライナに渡りました。
今回は、本クラウドファンディング、そして子どもたちの空襲のない夏休みのためにホストファミリーを引き受けてくださった皆様に多大なご支援をいただきました。皆様にかわり、今回、日本に来た子どもたちが通うキーウ東洋言語第一ギムナジウム(1936年設立・ユネスコ連携校)で子どもたちの元気な姿を見届けたい、と、9月4日までウクライナ滞在を延ばし、子どもたちに会ってきました。

1.ウクライナの新学期
ウクライナでは9月から新学年を迎えます。日本で4月入学があるように、9月から新しい入学生たちが学校に通い、入学式をはじめとする多くの人生の記念となる月となります。
ところが9月に入り、ウクライナ、キーウではロシアの無差別攻撃が激しさを増してきました。朝夜に関わらず空襲警報のアラートが鳴り、子どもたちは1日の大部分をシェルターで過ごすこともあります。
入学式などのイベントはドローンの標的にされる恐れがあるため全て中止。
子どもたちは入学早々大半をシェルターで過ごしています。
2.友好のタペストリー
学校では今回の皆様のご厚意に感謝をし、日本とウクライナをつなぐ感謝の意味で壁に友好のタペストリーを掲示くださっていました。

3.シェルターの子どもたち
到着した朝9:30に、すぐに空襲警報がなり地下のシェルターに生徒全員がおりました。そこで、教室ではなくシェルターで生徒たちと会うことになりました。

シェルターでの様子をご報告します。
狭いシェルターはどの教室も箱詰め状態で、保護者は廊下に座っていました。

しばらくすると蒸し暑くてとても辛い状態でしたが、子どもたちは空襲中にもかかわらず、皆、前向きに迎えてくれました。ふさぎ込んでいる子や泣いている子は、1人もいません。4年半も続くウクライナの戦争で、子どもたちが懸命に前を向いていこうとしている姿に感動いたしました。

また、日本から来てくれてありがとうと、初めて見る日本人に好奇心が溢れてくる子も多く、少しでも役に立てたことを喜びに感じました。


4.子どもたちとの再会
今回のプロジェクトに参加した子どもたちがいるシェルターの教室には、ホストファミリーの皆様と過ごした写真などがスライドでずっと流れ続けていて、今回来ていない子どもたちにも共有されていました。また敬意と感謝の証として、わざわざ浴衣を着て登校してくれた子もいました。
3人がこのクラスに参加して、改めてホストファミリーの皆様への感謝の言葉をいただきました。



5.最後に
その後空襲警報は解除され生徒たちは教室に向かいましたが、その数時間後にまた警報がなり、その時は迎撃することができず、キーウの中央に着弾しました。大きな爆発音と地面まで揺れるような感覚に、数キロ離れたところにいた私たちも思わず悲鳴を上げるくらいでした。
キーウ全体が連日の、無差別攻撃により火事になり、多くの命が犠牲になっています。
1日も早く戦争が終わることが大切ですが、ウクライナの大人たちはまた、子どもたちをロシアの支配から守るために戦っているという言葉を現地ではよく聞きます。
その中で子どもたちの将来に希望が生まれました。
大人になったらいつか日本に行きたい!と思う生徒が増えていると聞きました。これからもウクライナの子どもたちは、日々、無差別爆撃に晒されながら過ごすことになるのだとは思いますが、皆様が提供してくださった一つの大きな希望は、参加できた子どもたちだけでなく、クラスの子たち、そして学校全部に広がり、将来の希望につながっていたことをここでご報告させていただきます。
皆様の代理として、学校訪問をさせていただきましたが、校長先生はじめ学校の皆様から、くれぐれもお礼をお伝えくださいと言付かっておりますのでご報告させていただきます。
今回は時間のない中、またビザや国内移動の不安定な中、皆様のあたたかいお気持ちがなくては、本当に実現できないことでした。にもかかわらず、クラウドファンディングでご支援いただき、たくさんのアクティビティや日本の伝統的な体験をさせてくださったことは、彼らにとってはもちろん、学校のすべての子どもたちの共有体験となり、日本への関心と素晴らしい体験になったと思います。
彼らが学校に提出したレポートには、日本に来て一番印象的で素晴らしかったことは?というところに、
「日本で出会った人」
と書かれていました。皆様との出会いと、ともに過ごした時間は、かけがえのないものになって将来の希望につながっていると感じています。あたたかいお気持ちでご支援、ご対応くださり、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。