アークシップ在籍6年、会員No.142の糸見啓介です。
普段は3Dプリンターなどのデジタル工作機器を扱う会社で働いていて、ホッチポッチでは音楽ステージのチーフを担当しています。
突然ですが、今回この記事を書くにあたって、アンケートでこんな質問をされました。
「なぜあなたは今もアークシップに在籍しているのですか?」
この質問に答えるとしたら、僕はこう答えます。
「長谷川代表を超えるため。」
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大学3年生の頃、僕はずっと音楽の話を思いきりできる相手を探していました。
僕はソウルやファンクなどの音楽が好きなのですが、先輩や同級生とは音楽の趣味が合わず「この人とは本当に趣味が合う!」と心から思える人になかなか出会えずにいたからです。
そんなとき、偶然横浜赤レンガ倉庫で開催された「GREENROOM FESTIVAL」に行きました。
そこで過ごした時間がとにかく心に響いて「僕も何かしらの形でこんな音楽に関わりたい」という気持ちがあふれてきました。
そのときふと、音楽イベントを企画運営するアークシップという団体に部活の先輩が関わっていたのを思い出したのです。
そのフェスが終了した直後、赤レンガの会場からその場で先輩に電話し「僕もアークシップでインターンがしたいです!」と直訴しました。
それが僕とアークシップの始まりです。
そしていざアークシップに加入してメンバーと話をしてみると、自分の好きな音楽について心から「わかる!」と思えるような話ができました。
あまり覚えていないのですが、そのとき僕は泣いていたそうです。
人生で初めて、自分の好きなソウルやファンクといった音楽について好きなだけ語りあえる仲間が見つかった。
それが、きっとよほど嬉しかったんだと思います。
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「自分は特別じゃない」と知った。
アークシップに入るまで、僕には「なんとなくセンスはいい方だから何かやればうまくいくだろう」という根拠のない自信がありました。
だから、やりたいことや叶えたい夢があっても「いつか本気でやればできるだろう」と、何事も先延ばしにしてしまうクセがあったのです。
音楽をしたいという夢。
そして、この先の人生をものづくりで進んでいきたいという想い。
いつかやりたい。
そう口では言っていても、いざ行動したり本気で考えたりすることができないから、実際に何も進んでいない現実。
そんな自分の中の理想と現実とのギャップに悩んでいた時期がありました。
「啓介の悩み方は、昔の俺によく似ているな。」
長谷川代表はそう言って、動けずにいる僕に夢ややりたいことを相談する機会を何度もつくってくれました。
「啓介のその思いは、心から思ってることなのか?」
「啓介は、本当にそれがやりたいのか?」
僕よりずっと大人の長谷川代表が、20代の僕と正面から向き合い、まっすぐに問いかけてくれる。
ずっと向き合うのを避けていた自分の心の奥にある慢心。
そして「僕は本気でこれがやりたい!」という熱い想い。
長谷川代表と話し合う中で、僕はその両方と向き合うことができました。
自分は特別でも天才でもない。
やるべきことに、愚直に、一つずつ向き合っていく。
何度も何度も話し合う中で、僕はそういうことを学んでいったのだと思います。
そして、そんな大事なことを教えてくれた長谷川代表の恩に応えたい。
だから僕は、長谷川代表を超えたいのです。
もちろん、代表に勝ちたいという意味ではありません。
自分の本音から逃げずに向き合うこと、やりたいことを口先だけで終わらせずに行動に移すこと。そして、誰かから受け取ったものを次の誰かにつないでいくこと。
代表と向き合う中で僕はそんな姿勢を学んできました。
いつか僕が、誰かにとってのそんな存在になれたなら。
代表から受け取ったものを次の世代へ渡せたなら。
そのとき初めて少しは代表に近づけたと言えるのかもしれません。
もちろん、まだまだ僕は長谷川代表を超えられそうにありません。
でもこれからも代表の考えや姿勢を吸収して、代表に追いつき、そしていつか超えるために今も僕はアークシップにいます。
情けない姿を見てもなお「次のアークシップは啓介だ」と信頼してくれる、長谷川代表の想いに応えるために。
この先どれくらいアークシップを続けていけるのか、
アークシップを担うに足る男に果たしてなれるのか。
それははっきりとは分からない。
でも「長谷川代表を超えたい」というのは、ただ漠然と自分の心の中にある目標なのです。
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「社会は人と人とのつながりでできている」ということを、20代半ばの今になってようやく分かってきた気がします。
いろいろな人から技術や経験、知識などを受け継ぎ、いろいろな人の仕事を介して社会が成り立っている。世の中が進んでいるのは、どこかの超能力者が知らないところで動かしているからではない。我々と同じ人間がこの世界をつくっている。
先輩が繋いできたアークシップの経験、代表やメンバーから教わった姿勢、生き方。
そして最高の仲間たち。
これを次へ縦につないでいきたい。
そしてホッチポッチを通して横にも広げていきたい。
これは内輪の意見なのかもしれません。
それでもその「内なる輪」を大きく広げていきたいのです。
だから、ぜひホッチポッチを見に来てください。
もしかしたら全員を楽しませることはできないかもしれません。
それでも僕らの力で多くの人をつなげて、小さな輪から社会をつくっていきたい。
責任を持って、ホッチポッチでそれを表現します。
またホッチポッチの魅力は、予定にない出会いが待っていることがあります。
音楽ジャンルを問わないホッチポッチでは、普段聴かない音楽にもふと足が止まります。
隣で同じように聴き入っている人が、かつての僕のように「わかる!」と言い合える相手になるかもしれません。
そして出会えるのは音楽だけではありません。
ホッチポッチのスタッフは、決まりきったマニュアル通りに動いているわけではありません。
来てくれたあなたを「お客さん」としてだけでなく、「一人の仲間」としてお迎えします。
かつての僕が赤レンガで心を動かされ、アークシップで仲間に出会えたように、ホッチポッチもそんなきっかけになれる場所だと思っています。
これまでホッチポッチを応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
皆さんが支えてくださるからこそ、僕たちはこの場所を次につないでいくことができます。
いただいた応援を音楽や人との出会いが生まれる一日に変えられるよう、僕たちも責任を持って準備していきます。
そして、人と人との偶然の出会いから「社会の輪を作れるイベント」であるホッチポッチをどうか寄付という形で応援してくれたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
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【おまけ】一問一答ホッチポッチリレー!!
前任者のリレーNo.13森平幹男さんからの質問
「アークシップってどんな出会いがあるの?」
↓
「ニッチなジャンルを演奏している演者さん」 と出会うたびに、毎回驚かされています。
いろいろなライブ会場でスタッフとして働いてきましたが 「どうやって生きてきたらこのジャンルの音楽に行き着くんだ…!?」と驚かされる演者さんがたくさんいます。 自分がこれまで出会うことがなかった少しニッチなジャンルに熱中している皆さん、素敵です!
次回は猪俣さんです。
猪俣さんは、アークシップ随一の音響機材オタク!
もしかしたらひたすら機材を紹介する記事になるかもしれません。
では最後に、猪俣さんへ質問です。
「もし恋人にするなら、どの機材ですか?」
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