地域から学校や教育を変えようとする動きは、いま全国で生まれています。
ところが、先進事例として注目されるほど「あの市だからできた」「あの人がいたからできた」と片づけられたり、仕組みの形だけが真似されたりすることも少なくありません。
地域の教育づくりに本当に必要なのは、成功事例の手順をなぞることではないはずです。
その地域で何が課題だったのか。
どんな願いから始まったのか。
誰がどう関わり、どんな試行錯誤を経て形になったのか。
そこまで知ったうえで、自分たちの地域ならどんな一歩を踏み出せるかを考えること。それが、それぞれの地域が自律的に教育をつくっていく出発点になるのではないでしょうか。
10月27日(火)、一般社団法人かたりすと主催のオンラインイベントで、福岡県田川市と奈良県三宅町の実践者が登壇します。
「事例紹介」ではなく、実践の背景を聞く
今回のイベントは、取り組みの成果を並べる場ではありません。焦点を当てるのは、次の3つです。
- 実践が生まれた背景
- 地域の人たちとの関係のつくり方
- 取り組みを続けていくための工夫
二つの地域の話を手がかりに、地域ごとの違いを大切にしながら、それぞれの地域がワクワクしながら教育づくりに取り組むには何が必要か。参加者のみなさんと一緒に考えます。
登壇者
青柳考哉(株式会社BOOK 代表)
東京で広告・映像制作の企画営業を経験したのち、2017年に地元・田川市へUターン。廃校を活用した芸術企業支援施設「いいかねPalette」の立ち上げに関わり、リストラと再入社を経て2022年に代表取締役に就任しました。地域情報誌『CHIKUSKI*』の事業承継なども手がけましたが、2026年に事業から撤退。現在は5人の仲間と、BOOKといいかねPaletteの再建に挑んでいます。
▼コテンラジオ番外編 #103 / #104
https://www.youtube.com/watch?v=pD19t7V2Jhg
https://www.youtube.com/watch?v=7Dv5vJdRtLU
北敢(一般社団法人Local Education 代表理事)
三井不動産、インテリジェンス(現パーソルキャリア)を経て、2018年からTeach For Japanのフェローとして福岡県内の小学校に3年間勤務。その後、福岡県立西田川高校の教員となり、地域のキャリア教育コーディネーターも務めます。学校と地域をつなぐためにLocal Educationを設立。現在は西田川高校の非常勤講師を続けながら、「すべての人が自己決定できる社会」を目指して活動しています。
大泉志保(三宅町教育委員会 教育長)
大阪府の公立中学校で37年間、教員・校長として勤務。2023年4月に三宅町教育長に就任しました。行政職は未経験ながら、子どもたちの声を反映した教育大綱の策定や、小学校の建て替えと教育改革を一体で進める「未来の学校プロジェクト」を立ち上げ、住民との対話を軸にした町づくりを進めています。2026年4月から2期目。
▼未来の学校プロジェクト
https://app.notion.com/p/mirainogakkopj/3507535bfe00802d9d88e604d661d863
モデレーター:たかのまさこ(一般社団法人かたりすと 代表理事)
グラフィックデザイナーを経て、Teach For Japan、e-Educationで広報・ファンドレイジングを担当。かたりすとでは、公教育の情報をインフォグラフィックやPodcastでわかりやすく発信し、立場や専門を越えて知見が生きる教育のあり方を目指しています。
開催概要
- 日時:2026年10月27日(火)20:30〜22:00
- 形式:オンライン(申込締切後、当日中にURLを連絡)
- 主催:一般社団法人かたりすと(https://catalyst-for-edu.org/ / note:https://note.com/catalyst_for_edu)
- 申込:https://peatix.com/event/5230601
- こんな方に:教育関係者、自治体職員、地域づくりに関わる方、保護者、民間企業・団体の方、教育に関心のあるすべての方
- アーカイブ:音声のみPodcastで公開予定。個別の案内はないため、かたりすとのPodcastやSNSをフォローしてご確認ください。
人口規模も地域性も違う田川と三宅。だからこそ、自分の地域に引き寄せて考えられるヒントがあるはずです。
平日の夜、ぜひ気軽にご参加ください。