一年に一度、出会えるかどうか。
田植え前のほんの短い時期、水を張った田んぼが大きな水鏡になり、夕暮れの空と筑波山を映します。
八郷に暮らしていると、季節によって変わっていく風景の中に、思わず立ち止まりたくなる瞬間があります。
石岡市八郷で暮らす作家・タナカカエデさんの作品《鉄塔とタンボチャンス》は、そんな特別な瞬間を描いた一枚です。
今回は、この作品を使って、みんなで少しずつ八郷の風景をひらいていく、新しいリターンをつくりました。
一人ひとりの応援で、風景がひらいていく
作品を15×15=225の小さな区画に分け、最初はすべて隠しておきます。
1口3,000円のご支援をいただくたびに、そのうちの1区画がひらき、少しずつ絵が姿を現す仕組みです。
最初に現れるのは、夕暮れの空の一片かもしれないし、筑波山の一部かもしれない。水鏡に映る光かもしれません。
誰かがひらいた一片の隣に、また誰かの応援が重なっていく。
225区画すべてがひらいたとき、初めて一枚の風景の全貌が現れます。
そして、ご希望の方は、自分がひらいた区画に、お名前やニックネーム、団体名、URL、そして40文字程度のひとことメッセージを残すことができます。
もちろん匿名でも参加できますし、区画も「空のあたり」「山のあたり」「水面のあたり」など、まだひらいていない場所からできるだけご希望に沿って選べるようにします。
遠くに暮らしていて、なかなか八郷に来る機会がない方にも、こんな形でこの地域とつながっていただけたら嬉しいです。
この風景をひらく人、支える人
今回、もう一つ考えたことがあります。
このクラウドファンディングでは、すでに「ただただ応援」というリターンを通じて、ご支援くださった方々がいます。
この風景をひらく前から、八九番を応援してくださっていた皆さんの存在も、作品の中に残せないだろうか。
そこで、225区画の作品の下に、この風景を支えてくださっている人たちの名前や思いを残せる場所をつくることにしました。
「ただただ応援」でご支援くださった方のうち、希望される方には、40文字程度のひとことメッセージを残していただけます。
こちらは、メッセージそのものが作品の下に並び、その言葉をクリックすると、お名前やURLを見ることができる仕組みを考えています。
すでにご支援くださった方には個別にご案内し、これから「ただただ応援」でご支援くださる方にも、希望に応じて参加していただけるようにしたいと思っています。
風景をひらく人と、その風景を支える人。
225区画がすべてひらいたとき、そこには一枚の風景だけでなく、その風景をひらき、支えた人たちの思いも残っている。
そんな作品になったら嬉しいです。
八郷に根を下ろし、描き続ける楓ちゃん
今回の作品を描いてくださったタナカカエデさん、私たちは楓ちゃんと呼んでいます。楓ちゃんは、地域おこし協力隊として仲間たちと共に八郷に移り住んできた若者です。
協力隊の任期が終わった後も、この地域に根を下ろし、地域のための活動を続けながら、創作活動を重ねています。
彼女の作品には、身のまわりの草花や、日々の暮らし、旅先で出会った風景などが描かれています。
公式サイトには「絵と、その日の記録。」という言葉があります。日々の中で目に留まったものを、絵と言葉で残している様子が伝わってきます。
今回の《鉄塔とタンボチャンス》も、八郷で暮らし、この土地の季節の移ろいを感じている楓ちゃんが描いた作品です。
ぜひ、ほかの作品も覗いてみてください。
- 公式サイト:https://tanakakaede.com/
- Instagram:https://www.instagram.com/tanakakaede1011/
今回のリターンが、楓ちゃんのこれからの創作活動にも関心を持っていただくきっかけになったら嬉しいです。
風景をひらくことが、八九番をひらく力にもなる
私たちが今回、八九番につくろうとしているのは、誰かが用意したものを受け取るだけの場所ではなく、いろいろな人が、それぞれにできることを持ち寄り、一緒に育てていく場所です。
このリターンも、そんな八九番のつくり方と、少し似ているように思います。
一人の力では、225区画の風景はひらきません。でも、一人ひとりの小さな応援が積み重なっていくことで、少しずつ全体が見えてくる。
そして、この風景をひらく一つひとつの応援が、八九番という新しい場所をひらいていく力にもなります。
1口3,000円、225口限定。複数口のご支援も歓迎です。
すでに八九番を応援してくださった方も、今回初めてこの活動を知った方も。
ぜひ一緒に、この風景が少しずつひらいていく過程を楽しんでいただけたら嬉しいです。
現在の開かれた風景の様子はこちらから。
https://x.gd/ObjcF

八郷の水鏡の写真を一枚載せておきます。風がないことが条件!そして、そんな日は、春先にはあんまりないんです。
